アジサイ 箱根登山電車編 Ⅲ

箱根登山電車の歴史は古く 箱根湯本-強羅の全線が開通したのが1919年(大正8年)とのことですから まもなく90年になります
軌道の最大傾斜は80パーミル(100m走る際の高低差8m)で ケーブルや歯車を使わず車輪だけで登る鉄道としては日本一です
車両も特殊で ブレーキは発電ブレーキ、空気ブレーキ、手動ブレーキと圧着ブレーキと4種類のブレーキを備えています
また線路の急カーブ多く 車輪と線路が擦れて摩耗するため カーブでは線路に水を散布しながら走ります
普通の鉄道ですと 線路にグリスを塗るのですが 箱根の場合グリスを塗るとスリップしてしまうため 代わりに水を撒くのだそうです
このため 車両には大きな水タンクも備えられています

何かと面白い鉄道ですが やはり年々乗客数は減ってきているようです
梅雨のこの時期 夏休みを前にして お客さんが減る時期でもありますので アジサイ電車といったような企画をして 集客に努めているわけです
いつまでも こういった貴重な鉄道が残ることを 切に望む次第です











〔α700/Tamron AF 18-250mm F3.5-6.3〕
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