平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

紅白歌合戦、欅坂の平手友梨奈らが倒れる~秋元康と欅坂運営はメンバーの悲鳴を受けとめて!

2018年01月01日 | アイドル
 紅白歌合戦で、欅坂46の平手友梨奈、鈴本美愉、志田愛佳が倒れた。

 以前、このブログでも
<平手友梨奈は憑依型で曲の世界に入り込む>
<アーティストも役者も作品の世界に入り込むが、平手友梨奈は入り込んだまま戻って来れない危うさがある>
 と書いたことがあるが、今回のこともそれなのだろうか?

 雑誌「ROCKIN’ON JAPAN」で、てち(平手友梨奈)は『不協和音』は「命を削る曲」と前置きし、
「“不協和音”は気持ちが入ったり、その世界に行かないとできないです。だから、できる時とできない時がだいたいわかるので、『今日はできないな』と思ったらできないし、やれるとしても自信はないです」
 と語っている。

 10代の女の子とは思えない発言だ。
 いろいろ考えさせられる芸能論でもある。

 実際、紅白での『不協和音』の「僕は嫌だ!」の叫びは凄かった。
 感性の摩滅し切った僕でも、思わず身構え、心がザワザワした。
 まさに心から振り絞った魂の叫び。

 おそらく平手友梨奈は常人とは違う才能の持ち主なのだろう。
 大げさに言えば、憑依して神の言葉を伝えた卑弥呼のような。
 …………………

 ただなぁ。
 デビュー当初から彼女を見ている僕としては心配なんですよね。

 レコード大賞や歌番組などではうつむいて無表情。
 周囲とは明らかに異質な存在。
 どんな場でも自分の世界に入り込んでいる。
 デビュー当時はカメラを向けられれば恥ずかしがって逃げる普通の14歳の女の子だったのに。

 紅白の副音声で西川貴教さんも同じことを言っていた。
「欅坂46SHOWとかやってた頃にはまだねぇ、『二人セゾン』とか、にこやかに歌ってた頃はもうはるか昔のようでございます」
〝僕は嫌だ!〟と歌うてちに対しては、
「ほらもう嫌だなんて言うなよ~」
「嫌がるなよ、そんなに。強く言わなくていいじゃないの~。
 時にはね、流されることも大事だったりすることもあるよ。のちのち分かる」

 西川さんはてちに、普通の日常世界に戻って来い、と呼びかけている。
『不協和音』は現実社会に対する反発や怒りの曲だが、いい加減で矛盾に満ちた現実もそんなに悪くないと、てちに伝えている。
 …………………

 現在、活動休止をしているメンバーの今泉佑唯は雑誌「BRODY」でこんなことを語っていた。
「今は欅坂46は笑わないとか、そういうイメージがあると思うけど、また違う欅坂46を作りたいなって気持ちがあります」

 メンバーの小林由依も、
「私も今の欅坂46じゃない欅坂46の一面を知りたいっていう思いがあります」

 現在の欅坂はアーティスト路線なんだよなぁ。
 尖っていて、時として壮絶。
 可愛くてキラキラしたアイドル路線ではない。
 今泉佑唯はこの路線に違和感を抱いているらしいんだけど、実は僕も同じことを感じていて欅から距離を置いている。
 アイドルって、見ていて楽しいものなんじゃないかな?

 もちろん楽曲にはメッセージ性も必要だけど、アイドルはまず〝楽しさ〟や〝華やかさ〟が先にあった方がいい。
 それと〝癒やし〟。
 てちも〝楽しい〟とか〝癒やされる〟楽曲なら、こちらの世界に戻って来れるんじゃないかな?


 秋元康と欅坂運営は、メンバーからあがっている悲鳴をそろそろ受けとめる必要がある。
 

※参照サイト
 紅白で倒れた平手友梨奈、鈴本美愉、志田愛佳だけではない、今泉佑唯は休養……欅坂46メンバーを苦しめるもの(リテラ)

コメント
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