第3話
★智也(嘉数一星)への理解と共感が始まった。
そうですね、人に対する時はどんな人間でも理解しよう、共感しようという所から入らなければならないですね。
「死ね、人殺し」とペンキで書くのはそれを放棄している。乱暴な対人関係。
さてその理解と共感。
直接的に共感したのは家裁調査官の富田葉子(田中美佐子)。
自分のために息子との時間をとれない葉子のことを智也は気遣っている。
そして話始める智也。事件の佳境に入ると苦しくて話せなくなるが……。
間接的に共感したのは母親のさつき(稲森いずみ)。
カブトムシ。
最初は自分の知らなかった智也の顔に戸惑うが、カブトムシの赤ん坊のことを思いやる智也に「やさしい子」を見出す。
まだ道は遠いが、さつきはカブトムシを通して智也と繋がることが出来た。
人と人が繋がるにはこんな間接的な方法もあるんですね。
★一方、聖子(板谷由夏)の一家
時間が少しずつ傷を癒していく。
聖子も料理を始めて、秀昭(佐野史郎)の妻であり、美帆子(川島海荷)の母親であることを取り戻そうとする。
この点で人間というのは強い。
まだ清貴(佐藤詩音)の皿を見たり、自転車に乗ってくる同年代の子を見ると傷口は開いてしまうが。
聖子の行き着く先はどこか?
また危機は家族をひとつにしますね。
「十四才の母」でもそうだった。
半ばバラバラだった家族がひとつになる。お互いのことを思いやる様になる。
<人が苦難から立ち直る姿>、そして家族の再生を含めた<人と人が繋がる姿>は感動的ですね。
この作品はストレートにそれを描いている。
※追記
<海容>とは大きな包み込むような優しさという意味らしいが、その語源は<母親のお腹の中>という意味だろう。
<海>であり<容>(=うつわ)ですからね。
今回は土の中のカブトムシになぞらえて<母親のお腹>というイメージが出て来た。
そう言えば「十四才の母」のオープニングは母親のお腹の中にいる登場人物たちでしたね。
※追記
今回面白かったのは家裁調査官の葉子。
彼女は健太の母親でありながら父親でもあるんですね。
智也は葉子の男性的な面に惹かれている様。
智也は父親を求めているのかもしれませんね。
そしてその辺は次回。
トイレを貸してキャッチボールをした後で生じた殺意。
それはどの様なものだったのか?
★智也(嘉数一星)への理解と共感が始まった。
そうですね、人に対する時はどんな人間でも理解しよう、共感しようという所から入らなければならないですね。
「死ね、人殺し」とペンキで書くのはそれを放棄している。乱暴な対人関係。
さてその理解と共感。
直接的に共感したのは家裁調査官の富田葉子(田中美佐子)。
自分のために息子との時間をとれない葉子のことを智也は気遣っている。
そして話始める智也。事件の佳境に入ると苦しくて話せなくなるが……。
間接的に共感したのは母親のさつき(稲森いずみ)。
カブトムシ。
最初は自分の知らなかった智也の顔に戸惑うが、カブトムシの赤ん坊のことを思いやる智也に「やさしい子」を見出す。
まだ道は遠いが、さつきはカブトムシを通して智也と繋がることが出来た。
人と人が繋がるにはこんな間接的な方法もあるんですね。
★一方、聖子(板谷由夏)の一家
時間が少しずつ傷を癒していく。
聖子も料理を始めて、秀昭(佐野史郎)の妻であり、美帆子(川島海荷)の母親であることを取り戻そうとする。
この点で人間というのは強い。
まだ清貴(佐藤詩音)の皿を見たり、自転車に乗ってくる同年代の子を見ると傷口は開いてしまうが。
聖子の行き着く先はどこか?
また危機は家族をひとつにしますね。
「十四才の母」でもそうだった。
半ばバラバラだった家族がひとつになる。お互いのことを思いやる様になる。
<人が苦難から立ち直る姿>、そして家族の再生を含めた<人と人が繋がる姿>は感動的ですね。
この作品はストレートにそれを描いている。
※追記
<海容>とは大きな包み込むような優しさという意味らしいが、その語源は<母親のお腹の中>という意味だろう。
<海>であり<容>(=うつわ)ですからね。
今回は土の中のカブトムシになぞらえて<母親のお腹>というイメージが出て来た。
そう言えば「十四才の母」のオープニングは母親のお腹の中にいる登場人物たちでしたね。
※追記
今回面白かったのは家裁調査官の葉子。
彼女は健太の母親でありながら父親でもあるんですね。
智也は葉子の男性的な面に惹かれている様。
智也は父親を求めているのかもしれませんね。
そしてその辺は次回。
トイレを貸してキャッチボールをした後で生じた殺意。
それはどの様なものだったのか?