平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

J-POPの歴史~現在は音楽を体全体で楽しむ時代へ! そして、さらなる多様性へ!(亀田音楽専門学校)

2016年01月31日 | その他
 J-POPの歴史を追った亀田音楽専門学校(Eテレ)。
その最終回は2006年~現在。
この時代の特徴は<体で楽しむ><踊る>なのだそうだ。

 カラオケ、ライブハウス、フェス……
 音楽の楽しみ方は、単に<聴く>だけでなく、参加して<体全体で楽しむ>ように変化した。
 オリコンのデータに拠ると、2006年以降、音楽ユーザーはCD購入でなく、ライブにお金を使うようになったらしい。
 CDで売れているのは、握手券が付いているAKB48など。
 わかるわ~、これ。
 僕も遅まきながらライブに行くようになりましたからね。
 逆にCDなどはブックオフで安くなった時に買う。
 聴くだけなら中古品で十分。
 その分、ライブやライブDVDなど、別のことにお金を使いたい。

 この音楽を<体で楽しむ>方向はさらに次のような形に発展した。
 踊ること。ダンス。
 その象徴なのが、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』。
 あの曲で、老若男女が踊った。
 『妖怪ウォッチ』なんかもそう。
 Toutubeなどの〝踊ってみた〟なんかもその流れ。
 踊ることから離れるが、ガールズバンドのブームなんかも、音楽を実演で、体を使って楽しもうとする流れのひとつなのかもしれない。

 聴く音楽から、体全体で楽しむ音楽へ。
 これは大きな変化ですね。

 音楽の表現手法も、さらに多様性を増したらしい。
 まずは声の加工・ボーカルエフェクト。
 perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ……
 曲の一部だが、SEKAI NO OWARI、ゲスの極み乙女、椎名林檎……
 この声の電子化が何を生み出すかというと、
・人間の声の揺らぎがなくなり、言葉や歌詞がくっきりする。
・ロボットのような声になり、人間の声も楽器のひとつになる。
 といった効果が生まれるらしい。
 なるほど、言われてみれば確かに。
 そして、こうした表現をわれわれは何の違和感もなく受け入れている。

 サビの歌詞も変化した。
 SEKAI NO OWARIの『DRAGON NIGHT』なんかは、ほぼドラゴナイ(ドラゴンナイト)の繰り返し。
 今までの楽曲なら、サビは歌のメッセージを最大限に伝えるパートだったのに、それをしない。
 歌詞の内容よりも、音の響きや心地よさを重視している。

 声の加工もそうですが、これらは完全に今までの楽曲と180度逆のことをしていますよね。
 だから北島三郎先生が紅白を卒業したり、美輪明宏さんがヴォーカルのみで伝えることにこだわったりするわけだ。
 美輪明宏さんは、きゃりーぱみゅぱみゅさんのことを評価しているんですけどね。
 何かのインタビューで、カラフルで楽しい音楽のジャンルとして評価してたのを見たことがある。

 こうして見ていくと、J-POPはどんどん進化して、多様性な音楽を創造していますよね。
 椎名林檎さんに代表される、日本風音階(=長調のヨナ抜き音階・短調のニロ音階)なんてのもあるらしい。
 この番組で初めて知りましたが、ファとシの音を使わずに作曲すると日本風の楽曲になるのだそうだ。
 これなんかは他の国の人に新鮮に聞こえるでしょうね。
 まさにクールジャパン。

 現在、安倍政権は軍事面などでも、日本を世界に誇れる国にしようとしているようですが、音楽やファッション、アニメ、グルメなどのカルチャーでそういう国にすればいいと思うんですけどね。
 軍事は人を殺し、破壊し、悲惨をもたらすけど、カルチャーは人を楽しくし、感動させ、豊かさをもたらす。
 まあ、安倍首相や金儲けのことしか頭にない経済人、頭の硬い官僚に、この発想は無理かな。
 太平洋戦争中は、敵の音楽はNGだということで、軍歌や日本調の音楽ばかりだったそうだけど、そういう多様性のない時代はイヤだなぁ。
 おかしな時代が来ませんように。

 今後、J-POPにどんな曲が登場するか楽しみです。

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糸井重里さんの『おいしい生活』~このキャッチコピーで人生を生きています!

2016年01月30日 | 1970年代を考える
 印象に残ってるキャッチコピーと言えば、西武百貨店の『おいしい生活』。
 単にカネやモノだけでなく、カルチャーや精神的なことで豊かになろうというメッセージだ。
 発表されたのは1982年だが、ちょうど高度経済成長が終わって、人々が文化的なことに目覚め始めた時期で、まさにタイムリーなキャッチコピーだった。
 僕もその頃、映画を見まくってたから、そうそうって思ってた。
 雑誌ぴあ(=当時は雑誌だった)が出てきて、パルコ文化がもてはやされたのも、この時期だった。

 ウディ・アレンがポスターなどのイメージキャラクターに起用されていたのもお洒落だった。
 何しろハリウッドのきれいな女優さんなどではなく、あのしょぼくれた眼鏡のおっさんのウディ・アレンの起用ですよ。
 普通ならあり得ない。
 でも、当時、ウディ・アレンはカルチャー世代のヒーローだった。
 インテリで皮肉屋で、ジョークを飛ばしてしゃべりまくり、小男で、いつも精神科の厄介になっている男で、ロマンスを求めてはフラれて人生の苦みを感じさせる男で、映画館と本屋とマンハッタンがよく似合うバリバリのニューヨーカーで。
 だから、ウディ・アレンを起用したセンスに驚いた。
 あまりにも的確すぎる。
 『おいしい生活』を表現するのに、ウディ・アレン以外にふさわしい人物はいない。
 ウィキペディアに拠ると、当時、セゾングループのトップだった堤清二さんは気難しいアレンを口説くために懸命に動かれたそうだが、やっぱり堤さんは詩人だねえ。
 今はこういう経営者がいなくなった。

 このキャッチコピーを書いたのは、糸井重里さん。
 すごいよな~。
 だって、〝おいしい〟と〝生活〟を繋げたんですよ。
 おいしい+生活。
 単純なことなんですけど、これを一般人はなかなか思いつかない。
 さらに、このふたつの単語で、時代の求めているものを的確に表現した。
 糸井さんは、この前年(1981年)にも『不思議、大好き』という西武のキャッチコピーを書いていましたが、これも好きだったなぁ。
 何しろ日常は単調で退屈ですからね、だから不思議を求める。
 英国のストーンヘンジやモアイ像のあるイースター島、これらを考えるだけでワクワクする。
 あと、糸井さんですごいのは、新潮文庫の『想像力と数百円』(1984年)。
 このコピーは現在でも<新潮文庫の100冊>で使われていますけど、これほど文庫本を的確に表現した言葉はない。

 というわけで、
 「印象に残ってるキャッチコピーは?」というお題で、僕が真っ先に思い浮かべたのは、『おいしい生活』でした。
 この言葉が心に引っかかっているせいか、僕は今でも『おいしい生活』を求めてウロウロしています。
 みなさんも「印象に残ってるキャッチコピー」を思い出すことで、自分の再発見ができるかもしれません。

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時代劇か? 甘利大臣、菓子折の50万円授受を認める~これって、どう見ても後ろめたいカネだろう(笑) 

2016年01月28日 | 事件・出来事
 甘利経済再生大臣が辞任。
 週刊文春に拠れば、建設会社の陳情を受けた甘利明の秘書は、UR(都市再生機構)の職員に次のように迫ったらしい。
「あんたたち、俺たちの顔立てるっつったよな、わかんなかったの?」
「大臣もこの案件については知っているんで、こっちもちゃんと返事を返さなくちゃいけないんですよ」

 こりゃあ、完全に暴力団の恐喝だね(笑)
 UR職員もさぞビビッたことだろう。
 だから2億2000万もの補償金を払うことになった。

 この週刊文春の報道が真実だとすれば、秘書は完全にアウト!
 おまけに約1200万の接待を受けている。
 これで東京地検が動かなかったら、何をやってるんだ? ってことになる。
 野党も秘書を証人喚問せよ。
 叩けば、いろいろ出て来るぞ。

 甘利明は、いつものやり方で、全部秘書のせいにし、辞任することで逃げ切ろうとしているようだ。
 小渕優子とまったく同じパターン。
 まったく政治家はいいよね~、全部、秘書のせいにして刑事責任を問われない。
 そもそも
「菓子折りに現金が入っているのがわかって、政治資金として処理するよう秘書に指示した」
 って何なんだ?
 直接の手渡しで、菓子折に入れてるって、渡す側は、完全に後ろめたいカネだと思ってるだろう。
 受け取る方だって、腹芸で、そんなことはわかっている。
 完全に時代劇の悪代官と越後屋の世界!www

 後ろめたいカネは、政治資金として処理すれば、正当な寄付のお金になる。
 いわば、法の網を巧みにくぐり抜けたマネーロンダリングだ。
 それに病気の快気祝いや大臣室訪問のお礼なんかで、50万ものカネを払うのか?
 もし、そうだとしたらすごい金銭感覚だ。
 あるいは癒着が相当、根深いってこと。

 どうやら永田町では、こうした口利きビジネスが横行しているらしい。
 神奈川が地元の甘利明が千葉県の案件に首を突っ込むのも変だし、所管でない国交省の案件に関わるのもおかしい。
 千葉県の小さな建設業者が、何の見返りもなく、合計600万のカネや1200万の接待費を使うわけがない。
 となると、文春が報じた「大臣もこの案件については知っているんで、こっちもちゃんと返事を返さなくちゃいけないんですよ」という秘書の恐喝まがいの言葉が現実味を帯びてくる。
 たとえば、こんなやりとり。

業者「先生、千葉の土地の件で困ったことがあるんです」
甘利「わかった、私が何とかしましょう。(秘書に)おい、これ処理しといて。国交省の××に甘利が言っていたと言えば何とかなるだろう」
秘書「わかりました」
 そして、後日。
業者「おかげさまで、2億2000万の補償金をぶん取ることが出来ました。これはお礼です」
甘利「ありがとう」
業者「秘書の○○さんの方には別途、お礼をしておきますので」
甘利「助かるよ」

 週刊文春と告発者は、やりとりの録音テープを持っているらしいが、こうしたやりとりが公開されることを期待しています。


※追記
 甘利明の後任に、金目発言の石原伸晃元復興大臣が就任。
 官邸としては、新大臣就任で話題そらしをしようとしているようだ。

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相棒14 「伊丹刑事の失職」~我々には一般紙がやれないことをやってやろうという気概と根性があります

2016年01月28日 | 推理・サスペンスドラマ
 ジャーナリストはそれなりの調査能力を持っているから、悪の追及が気出るんですよね。
 だから詐欺集団を暴けた。
 一方で、警察は何をやってたんだろう?
 詐欺の被害届はたくさん出ていたし、被害者は共通の旅行代理店を使っていたのだから簡単にわかりそうなものだ。
 警察が詐欺集団を告発していれば今回の事件は起こらなかった。
 話は少し逸れますが、
 甘利大臣の不正を告発したのは週刊文春。
 いったい、警察や検察は何をやってたんだ?
 週刊文春より調査能力がないのか?
 これで甘利大臣を検挙できなかったら、検察は本当に腐っている。

 しかし、このような調査能力を持つジャーナリストだが、一方で警察には右京さん(水谷豊)のような人材もいる。
 指紋付きの封筒を渡し、峰岸圭一(志村東吾)が詐欺師であることを警察に知らせることまでは成功したが、結局、自分が犯した殺人まで暴かれてしまった。
 右京さんにケンカを仕掛けたら、そりゃあ負けますよ。
 それが今回の結果。

 小道具としてのカメラの使い方は上手かったですね。
 加納美咲(田中えみ)が詐欺集団の一味であったことを示す証拠であり、犯人が加納美咲を死に追いやるきっかけとなる品物(=美咲は、証拠となるカメラをベランダから捨てて壊そうとし、もつれ合った結果、転落死してしまった)でもあった。
 同時にカメラは犯人と美咲との繋がりを示す証拠物でもあった。
 小道具として、上手く機能していたと思います。
 これがなければ、さすがの右京さんも立証は出来なかった。

 一方で、ミステリーとしてイマイチなのは、犯人が犯人にしか知り得ない事実(=駅などで金の受け渡しをしていた)を記事に書いてしまったことだ。
 思わず口走ってしまったのならともかく、推敲を重ねて発表する記事ですからね、これほど頭のいい犯人なら「これを書いたらまずいぞ」と気づくはず。

 最後は、タブロイド紙・週刊誌ジャーナリズムについて。
 日刊プレスの編集長は言った。
「われわれには、一般紙がやれないことをやってやろうという気概と根性があります」
 うん、その気概と根性で頑張って下さい!
 ふたたび甘利大臣のことに戻るが、この件を告発したのが、なぜ数千人の記者がいる新聞社でなく、週刊文春なのだろう?
 テレビの報道には何も期待していないが、新聞社はこのことを恥ずかしく思った方がいい。
 でも、新聞社の上層部は安倍さんとベッタリだからなぁ、こういう告発は無理か……。

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お義父さんと呼ばせて 第2話~大道寺保は心も体もハダカになれる! ワインを飲んでぶっちゃけトーク!

2016年01月27日 | ホームドラマ
 大道寺保(遠藤憲一)はハダカになれる男なんですね。
 お盆を使った、ハダカ踊り!
 ワインの力を借りた、ぶっちゃけ本音トーク!
 体だけでなく、心もハダカになれる。

 オトナになると、なかなか本音は言えないもの。
 気を遣い、空気を読み、自分を守るために鎧をまとい、言葉を選ぶ。
 真理乃(新川優愛)や葉理男(中村隼人)とダーツバーで話をした時の保もそうだった。
 しかし、ワインが入った時は言いたい放題!
 真理乃に対しては、たいしたモデルでもないくせに、いい女ぶるな!
 葉理男には、仕事なんて地道で泥臭いものだ、カッコつけるな!
 家族を味方につけて、美蘭(蓮佛美沙子)と結婚したい51歳の保としてはマイナスでしたが、本音のぶっちゃけトークは真理乃たちの心をえぐって、何かを残したようです。

 人間、時には、ハダカになって本音をぶつけ合うことも大事なんですね。
 ダメな所も、カッコ悪い所も見せ合って、信頼関係を築く。
 特にこれから家族になろうとする相手なら尚更。
 逆に本音を語り合わない花澤紀一郎(渡部篤郎)一家は偽りの家族なのかもしれない。

 保が美蘭を好きになった理由は素敵でしたね。
 それは、<行きつけのラーメン屋で、ぎょうざを食べた時の美蘭の笑顔がよかったから>。
 おそらく、今までひとりでぎょうざを食べていた保にとって、美蘭の笑顔は世界を変えるものだったのだろう。
 よくある町のラーメン屋が、光輝く夢の世界に変わった。

 全然、お洒落じゃないラーメン屋のぎょうざを受け入れた美蘭も素敵だ。
 彼女は店の見てくれを気にせず、ぎょうざのおいしさを評価した。
 それに<お洒落じゃないラーメン屋>というのは、大道寺保そのもの。

 美蘭は本当に保のことが好きなんですね。
 悪酔いした保のために土下座をして家族に謝りましたし、ゲロを吐く保を「しょうがないなぁ」と言って介抱しましたし、迷惑をかけられることをまったく苦痛と考えていない。
 むしろ喜びに感じている。

 この作品、なかなかいい感じの恋愛&家族ドラマになって来ました。
 ダメな所も、カッコ悪い所も見せ合って築かれる信頼関係。
 さて、この先、どうなるのでしょう?

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欅坂46~織田奈那、私服がダサいメンバー第1位に選ばれる!でも、オダナナはいい子だと思うんです!

2016年01月26日 | アイドル
 欅坂46の織田奈那が、『私服がダサいなぁと思うメンバー』第1位に選ばれてしまった!

 

 得票数は17票!
 ぶっちぎりの1位!
 まあ、僕はオダナナ推しですから、わかるんですよ~。
 合同合宿の時も、他のメンバーはお洒落な服を着てるのに、黒い地味なワンピースを着てた。
 織田奈那には、化粧とかお洒落とかいう思考回路がほとんどない。

 センスもない。
 東京に出て来て、アイドルになって、お洒落の必要を感じて買った服が、紅芋色の服!
 メンバーに「脚が長く見えるよ」とダマされて、レッスン着をINしてしまう! これがダサいことに気づかない!

 でも、まあ、これが個性だと思うんですよ。
 私服がダサいから、こうして番組で取り上げられた。
 正統派のアイドルからは程遠いかもしれないけど、しょうがない、これが織田奈那だ。
 お洒落な子、ダサい子、おとなしい子、元気な子、さまざまな子がいるからグループはイキイキとしてくる。
 それに、そもそもドルヲタは服装がダサい。
 決してオダナナのことを笑えない。

 で、織田奈那はいい子なんですよね。
 富士急のロケに着てたピンクのセーターは、お母さんのお下がりだった。
 お母さんが「可愛いから着な~」と言って渡してくれたセーターを、織田奈那も「可愛い」と思って着た。
 何とも泣ける母と娘!!

 それに織田奈那は料理が出来る。
 織田奈那ブログによれば、
『(番組の)料理の回…
 恐ろしかったですね…
 みんな出来なさすぎです‼︎‼︎‼︎
 私は料理は出来る方だと思います♪
 お母さんの手伝いもしていたので
 基本は分かります☆
 お菓子作りもよくしていたので
 お菓子も作れますよっᕕ( ᐛ )ᕗ』

 掃除も出来てきれい好きらしい。
 情報サイト『HUSTLE PRESS』で、メンバーのあかねん(守谷茜)は次のように語っている。
「でも、部屋は超キレイなんです。みんながおだななの部屋でアイスとか食べてると、空いた袋を勝手に片づけてくれるんですよ。で、片付け終わったら、コロコロで床の掃除です。ちょっと感動しました」

 お洒落はイマイチだけど、料理や掃除が出来て、いい子。
 そして、何よりも面白くて、いっしょにいて楽しい。

 ドルヲタのみなさん、
 結婚するなら、あるいはつき合うなら、織田奈那みたいな子ですよ。
 お洒落な子は「あれ買って~、これ買って~」とお金がかかりますし。


※追記
 織田奈那の新しく買った服を<紅芋色>と表現したメンバーのゆっかー(菅井友香)。
 彼女は豊かな日本語の持ち主ですね。
 紫なら出て来るけど、紅芋色なんて言葉はフツー出てこない。

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真田丸 第3回「策略」~食えない男・真田昌幸、自分の価値を高めるために策略をつかう

2016年01月25日 | 大河ドラマ・時代劇
 真田昌幸(草刈正雄)は食えない男である。
 上杉、北条、そして織田に渡りをつけ、世上がどう転んでも生き残れるようにしている。
 信長が国衆の惣代と認めれば、小県は自分のものになると踏んで策略を練っている。
 そして、上杉から誘いが来ていることを示す密書をわざと奪わせ、信長の関心を買おうとする。

 いはく、
「世の中は何があるかわからん。打てる手は打っておく」
「人は皆、己の欲のために動くのじゃ」
「あれを読んで信長がどう思う? この真田という男、方々から声をかけられている。旨味のある人物に違いない。わしも味わってみたいものじゃ。信長ならそう考える」

 すごくしたたかですね。
 とても「のるかそるかが、わが家の家風」とは思えない。
 しかし、すべては生き残るため。

 生き残るのに必死な人物は他にもいる。
 まずは家康(内野聖陽)。
 潔癖な信長が怒り出すのを怖れて、戦場をきれいにしておくように指示を出す。
 武田の残党がいるかもしれないので、陣の外に出たがらない。
 一方で、武田勝頼の供養をおこなって、武田の残党を取り込もうとする。
 小心で慎重だが、深謀遠慮もある家康だ。

 もうひとり、生き残ることに必死なのは、小山田茂誠(高木渉)。
 茂誠は格好よく死のうなどとは思わない。
 裏切り者の汚名を受けても、地べたに這いつくばっても生きようとする。
 お家のために、名誉のために、あるいは、お国のために死ぬことが美化されるようになったのは、いつからなんですかね。
 やはり江戸時代からかなぁ。
 みんなが下克上で、裏切りや陰謀を企んでいたら、上の者は枕を高くして眠ることが出来ない。
 だから統治のシステム、価値観が必要になってくる。
 戦国時代は、裏切りと忠義が混在していて、忠義への過度期であったように思える。

 さて、このようなしたたかな昌幸とは対照的なのは、信幸(大泉洋)と信繁(堺雅人)だ。
 ふたりはまだ若い。
 信幸は密書の件で簡単に昌幸にダマされてしまう。
 信繁は、純情で、梅(黒木華)への気持ちが自然に出てしまう。
 木の箱に入った櫛と布に包んだ櫛(笑)、高価な漆塗りの櫛と簡素な櫛(笑)
 ふたりとも素直なんですね。
 そして
 信幸の地金は、真面目さ。
 信繁の地金は、やさしさ。
 信繁は足を怪我して歩けないという幼なじみ・きり(長澤まさみ)を自然な気持ちでおんぶした。

 信繁ときりのやりとりは、長澤まさみさんが何かのインタビューで話していたが、現代の若者のやりとりなのだそうだ。
 敢えて戦国時代を意識して脚本は書かれていない。
 これと同じことが、松(木村佳乃)と小山田茂誠夫婦にもあった。
 死んだと思っていた茂誠と出会って、松は大喜びして抱きつく。
 実に現代的だ。
 三谷幸喜さん、随所に現代を入れてくるなぁ。
 これが作品に弾みをつけている。

 人物像の蓄積も出来ていますよね。
 真田昌幸
 徳川家康
 特にこのふたりについては、どんどんデータが視聴者に入っている。
 その描写は具体的かつ魅力的で、視聴者はまた、このふたりに会いたいと思ってしまう。
 母・薫(高畑淳子)も、まだ小袖を隠し持っていて、さりげなく存在をアピール(笑)

 この作品は、キャラクター戦国ドラマ。
 三谷幸喜脚本、縦横無尽という感じだ。

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R&B、HIP HOP、レゲエ……2000年代、J-POPは多様性とリズムの時代へ(亀田音楽専門学校)

2016年01月24日 | その他
 J-POPの歴史を追った亀田音楽専門学校(Eテレ)。
 その第3回目は2000年から2005年。
 この時代は、豊かな多様性の時代だったらしい。
 それは、こんな感じ。

・R&B
・HIP HOP
・レゲエ
・ラップ
・ミクスチャー
・青春パンク

 僕は<青春パンク>という言葉を知らなかったのですが、Wikipediaに拠れば、パンク・ロックのサウンドをベースに「青春」をモチーフにした歌のジャンルのことらしい。
 具体的な曲でで言えば、MONGOL800の『あなたに』。
 バリバリの8ビートで青春を歌う。

 一方、R&Bと言えば、宇多田ヒカルさんですが、これは8ビートとはかけ離れた、まったりしたリズムですね。
 レゲエと言えば、三木道三さんですが、これまた独特なリズム。

 つまり、2000年~2005年の多様性の時代は、<リズムの多様性>の時代だったのだ。

 では、なぜリズム重視の音楽が生まれるようになったのか?
 番組は、小室哲哉サウンドに代表される、メロディ重視の、音をともかく足していく音楽への反動であったと分析する。
 メロディ重視で、音を足していく音楽が飽和状態になった結果、ミュージシャンは今度は音を引き算で減らしていく作業をおこなった。
 結果、残ったのがリズム。
 リズムで、さまざまなことを表現しようとした。
 その代表は、何と言ってもラップですよね。
 あるいは、サンバのリズムだったら明るい気分になれるし、R&Bだったら、哀しかったり、しみじみとしたりする。

 音楽の作り方も新しい試みがなされるようになった。
 たとえば、サンプリング。
 既存(過去)の音源から音(ベース音等)や歌詞の一部分を抜粋し、同じパートをループさせたり継ぎ接ぎするなど曲の構成を再構築することで名目上別の曲を作り出す。(Wikipediaより引用)
 あるいは、ミスター・チルドレンの曲に代表されるストリングスの使用。
 ロックとオーケストラのストリングスを融合させることで、新たな曲の厚みを出した。
 それまでのコンピュータでつくる音楽から人肌の感じられるアコースティックな音楽に回帰した。

 すごいですね、この多様性と豊かさ。
 個人的なことで言えば、僕はこの時代の新しい試みの音楽にはついて行けなかった。
 ミスチルはOKだったんですけど、R&B、HIP HOP、レゲエ、ラップは、「何これ?」という感じだった。
 僕の音楽感性は、どうやら90年代で止まってしまったようです。
 あるいは、メロディ重視の曲は理解できるけど、リズム重視の曲はわからない。音楽をメロディでは聴けるけど、リズムでは聴けない、ということなのかもしれません。
 だから、これを機会に、音楽をリズムで聴いてみようと思っています。
 今回の放送でわかりましたが、リズムの世界も実に豊かで奥が深い。
 きっと新しい音楽の楽しみ方が出来るようになるに違いありません。

 さて、亀田音楽学校は次回が最終回。
 2006年から現在までのJ-POPの歴史が紹介される。
 ゲストインタビューで秋元康さんも出るようですが、AKB48の曲がどう分析されるのか、楽しみです。


※追記
 最終回の放送は、1/28(木)夜11時。
 今回、紹介した内容の再放送は、本日(1/24)、Eテレ、深夜1:10~1:55におこなわれます。
 ゲストは、RIP SLYME。
 サンプリングでどのように曲が作られていくかを見せてくれます。

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安倍自民党の劣化が止まらない~内部告発者は「ゲスの極み」、首相は「日本は裕福な国」と自画自賛!

2016年01月23日 | 事件・出来事
 甘利経済再生大臣をめぐる口利き疑惑に関し、自民党・山東昭子議員は次のように発言したらしい。
「政治家自身も身をたださなければならないが、告発した事業者のあり方も『ゲスの極み』。まさに『両成敗』という感じでたださなければならない」

 この発言を僕はまったく理解できなかった。
 だって今回の件は正義の告発で、内部告発は法律で認められている権利だ。(※追記 甘利大臣の場合は脅迫まがいの告発であったことが判明)
 内部告発者を保護するための『公益通報者保護法』という法律もある。
 それが『ゲスの極み』『両成敗』って……。
 こんなふうに言われたら、内部告発する人間はいなくなる。
 結果、不正ばかりがまかり通る。
 こんな発言が出て来ること自体、自民党議員は劣化してるよなぁ。
 あるいはおごり昂ぶっている。

 テレビの報道も、この発言をただ流すだけでなく、批判しろ。
 本当に批判能力がなくなってるな。
 まあ、SMAPの件でジャニーズ事務所に言いなりのテレビ局だから、政権の言いなりになるのも当然だが。

 昨日の国会では、甘利大臣の施政方針演説の時に衆議院の野党議員が退席、ボイコット。
 国会は議論の場でボイコットなどすべきでない、と考える人がいるかもしれないが、僕はよくやったと思う。
 だって、このくらいのことをしなければニュースにならない。
 野党議員が一斉に退席する映像があるからテレビも取り上げる。
 政治家にもパフォーマンスは必要だ。
 敵はあの手この手で、いろいろやって来るのだから、きれいごとは言っていられない。

 貧困をめぐっては、国会でこんなやりとり。
 格差拡大を指摘した共産党の小池晃議員に対し、安倍首相は、総務省の2009年全国消費実態調査の相対的貧困率10.1%を持ち出して「OECD平均より低い」「日本は世界の標準で見てかなり裕福な国だ」と反論。
 でも、2009年の古いデータを持ち出されてもねえ。
 6年前と現在とでは全然、状況は違うだろう。
 ちなみにサンプリング対象の違いはあるが、厚生労働省の調査による2012年の「相対的貧困率」は16・1%だ。
 同じ調査手法を採る経済協力開発機構(OECD)の加盟国を貧困率の高い順にみると、日本は34カ国中6位という貧困国になる。

 というわけで、出ましたねえ、安倍ちゃんが得意とするゴマカシ手法!
 自分に都合のいい数字を持ってきて、そんなことはないと反論する。
 ボクちゃんはすごい! と自画自賛する(笑)

 もう、そんな数字のごまかしはいいから、しっかり庶民の生活に目を向けろ。
 今や単身女性の3人に1人が<貧困女子>であり、母子家庭の貧困率は5割超、大半が非正規雇用で、年収は平均が181万円だ。

 まあ、妻がパートで月25万稼げると思っている安倍様だから、「日本は世界の標準で見てかなり裕福な国だ」と言うのは仕方ないか。
 お坊ちゃん政治家には退場してもらいたい。

 
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甘利大臣の収賄疑惑、安倍ちゃんは「税金は国民から吸い上げるもの」と本音がポロリ!

2016年01月22日 | 事件・出来事
 甘利大臣の収賄疑惑のことを書こうと思ったら、安倍ちゃんが国会で、またもや問題発言!
「税収というのは国民から吸い上げたものでありまして、全部で借金を返していくとですね、形としては緊縮になっていくわけでありまして。経済の規模を大きくしていかなければ成長していきませんし、そこから新たな税収が生まれてこないという問題がございます」

 <税金は国民から吸い上げたもの>www
 出たね、本音が!
 もし、これを主権在民の日本国憲法に則して言うなら、
 <税金は国民からお預かりしているもの>
 と表現するのが正しい。
 そもそも税金を<吸い上げたもの>なんて思ってるからムダ使いをするんだよ。
 <預かったもの>と思っていれば、大事に使う。
 <主婦がパートで働いて25万>発言といい、さすが上級国民の安倍将軍様!
 高いところから庶民の生活を見下ろしていらっしゃる。

 自民党・甘利経済再生大臣は収賄疑惑。
 毎度のことで当たり前になってしまったが、これも「記憶がありません」「秘書がしたこと」で逃げるのかな?

 週刊文春に拠ると、事の次第はこうだ。

・千葉県の建設会社から、甘利大臣が50万、秘書が500万を受け取った。
・そのカネは、独立行政法人・都市再生機構(UR)への口利きのお礼。
・口利きの結果、建設会社は都市再生機構から約2億2000万の補償金を受け取った。
・秘書などは、その後も建設会社からキャバクラなど1200万円分の接待を受けた。
・これらの証拠として、甘利大臣と告発者が握手している写真や、秘書がカネを受け取っている写真、手書きの領収書やメモ、音声録画などがあるという。

 驚くなかれ、甘利大臣の口利きで建設会社が得たお金が、
 2億2000万
 である!
 口利きであること認めれば完全な収賄になるので、甘利側は認めないだろうが……。

 こんなことをしてるから、日本の借金が1050兆円にもなるわけだ。
 年金も、子育て手当も、福祉もどんどん削られているのにね。
 非正規やパートの低賃金で働かされている人、奨学金を返せなくて苦しんでいる若者もいる。

 甘利大臣は、昨日の国会でこう発言。
「訪問を受けたのは事実だが、何をしたのかは記憶があいまいだ。整理して説明したい」

 ほう、50万を受け取ったことを覚えていないのか?
 僕だったら絶対に覚えているけどな。
 もし、甘利大臣がウソを言っていないとすれば、次のような可能性が考えられる。
①カネを業者から受け取ることは日常茶飯事で、50万などという、はした金は覚えていない。
②頭がボケ老人になって覚えていない。
 もし、②が原因だとしたら、大臣がそんな状態であることは、国の存立危機事態だから即刻、辞任していただきたい。
 ボケ老人が交渉して決定したTPPなんて危なくてしょうがないから、やめにしよう。
 もし、①だとしたら、余罪があるようだから、東京地検特捜部よ、動け。

 それにしても与党の政治家っていうのはいいよね~。
 犯罪を犯しても逮捕されない。
 小渕優子経産大臣、下村文科大臣、高木・下着ドロボー・復興大臣……その他にもいろいろいるが、秘書のせいにしたり、記載漏れにしたり、有力者の親が揉み消したりして、全然、平気。
 今回も秘書が逮捕されて、甘利明は大臣を辞任して終わりかな?

 テレビや新聞などの大手マスコミも、どうしてこうしたスクープをするのが、いつも週刊誌なんだ?
 取材能力がないのか、権力に飼い慣らされているかのどちらかだろう。

 SMAPのジャニーズ事務所の件もそうだけど、大きくて強いものは守られるね~。
 小さな個人や弱きものは簡単に叩かれるし、逮捕される。
 警察よ、検察よ、悔しかったら、今回の件で甘利明を逮捕してみろ。

 ちなみに昨日(1/21)の株価の終値は前日より400円下げて、16,017円。
 今年に入って株価はどんどん下がってる。
 こりゃヤバいんじゃないか?
 年金は大丈夫か?

 安倍自民党のインチキがどんどんあらわになっている。
 支持している人はいい加減、気づきましょう。

コメント (4)
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