平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

衆議院選~れいわ新選組の山本太郎の言葉をあげていこう!

2024年10月23日 | 名セリフ・名言集
 選挙が近いので、れいわ新選組・山本太郎さんの言葉を挙げていきます。

 格差社会・生活について

「3万人、人、死にましたよ。自分で命、絶ちましたよ。
 戦争も紛争も起こってないのに、こんな状態、将来に希望を持ってますか?
 この国に将来あると思う?  多くの人たちは不安しか持ってない。
 その先にあるのは何だよ? って。地獄しかない。
 だから、止めるしかないんですよ」

「豚バラ肉、200円分を万引きした人が逮捕されたんです。
 そりゃ逮捕される。生活厳しくてもね、物を盗んじゃダメなんです。
 一方で政治家はどうですか?
  数千万円もの裏金を作って、ネコババしても逮捕もされない。
 そして議員も辞めない。お金も返さない。
 こんな社会は間違ってますよね?」

※格差社会。庶民の生活はどんどん苦しくなっている。
 それでいて大企業の収益は過去最大。
 日本の富豪の数はアメリカに次いで世界第2位。
 これは自民党が大企業・金持ち優遇の政治をしてきた結果だ。
 現在は「富の配分」が間違っている。
  
※それでいて国民には「自助」「自己責任」を押しつけている。
 税金・社会保険料を合わせて、収入の半分近くを取られているのに
 北欧のような超福祉国家になっていない。

 政策・消費税減税&廃止

「自民、公明、民主によって日本経済は壊された。
 景気が悪い時に消費税上げてはダメ。
 消費税を上げて国内総崩れになった。
 消費税増税は法人税減税の穴埋めの為。
 需要喚起の為に、減税、社会保険料減免等が必要」

「消費税減税を望む人約6割。
 減税に時間かかると言うが、イギリス7日、ドイツ28日、アイルランド23日、マレーシア16日。
 日本では半年や1年かかるという議員は引退すべき。やる気ないだけ」

※消費税がなくなれば、その分、別のことに使える。
 皆が消費してお金が循環する。
 消費税減税こそが一番の景気対策だ。

※利益がなければ払わなくていいのが法人税。
 利益がなくても払わなければならないのが消費税。
 消費税が中小企業の経営が苦しくしている。
 給料をあげるのを難しくしている。

 政策・その他

「国がバックについて国内産品を買い上げていく。
 製造業が厳しい状態にある時に後押ししていく。
 それによって技術だったり供給能力を失わないようにする。
 今こそ日本がやるべき政策だ』

※これ、実際にアメリカでおこなわれている政策だ。
 結果アメリカの製造業はよみがえった。

「1番ヤバイのは食の安全保障。
 日本の食料自給率40%程だけど、種まで考慮すると10%切る。
 輸入止められたら終わり。
 日本は農業に甘いというが間違い。
 ヨーロッパやアメリカは全量買取。
 余剰は低所得者に配給。
 国内の供給力高めるべき。それこそ国の力」

※どんなにご立派な武器を持っていたって、食料がなければ戦争で負ける。
 これからは世界で食料の争奪戦がおこなわれる時代。
 たとえば輸入豚肉。
 各国が買い競うため、日本は高い値段で買わなくてはならない。
 結果、円安のせいもあり、輸入豚肉の価格は上昇。
 本当に「強い国」とは食料自給率の高い国だ。


 以上のことはれいわ新選組の政策の一部ですが、
 少しでも共感できる部分があれば、ぜひ「れいわ新選組」に投票をお願いします!

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今、意味を持つモハメド・アリの言葉~あなたが私に対して、なって欲しいという者に私はなる義務がない

2022年08月21日 | 名セリフ・名言集
 過去記事をアレンジしてもう一度。

 ボクシングのモハメド・アリはベトナム戦争の時、徴兵を拒否した。
 その時の言葉がこれだ。

「俺にはベトコンと戦う理由がない。奴らは俺をニガーとは呼ばなかった」
「いかなる理由があろうとも、殺人に加担することはできない。アラーの教えに背くわけにはいかない」


 アリは「国家」ではなく、「個人」「自分のルール」に従った。
 周囲の目や空気に流されることもなかった。
 結果、アリは王座剥奪、長期間の試合禁止へ。
 それでもアリは自分にこだわった。
 安倍晋三氏の国葬。
 政府は黙祷を要請して来るだろうが、僕はやらない。
 ウクライナに侵攻しているロシア兵もなあ。
「俺にはウクライナ人と戦う理由はない」と武器を捨てれば、戦争はすぐに終わるのに……。
 アリはこんなことも言っている。

「あなたが、私に対して、なって欲しいという者に私はなる義務がない」
 ………………………………

 無敵のチャンピオン・ジョージ・フォアマンとの死闘を演じた<キンシャサの奇跡>。
 この時、アリはすでにピークを過ぎたと言われていた。
 試合もロープにもたれながら逃げまわっているだけ。
 観客は、そんなだらしないアリにブーイング。
 しかし、これがアリの作戦だった。
 「ロープ・ア・ドープ」
 アリは相手に打たせるだけ打たせて、フォアマンが疲れるのを待っていたのだ。
 結果、フォアマンは不用意にアリを追い、左、右のワンツーパンチを喰らってノックダウン!
 この経緯は、沢木耕太郎さんの『一瞬の夏』で描かれているが、沢木さんはこのKOシーンに鳥肌がたったという。
 アリは、逃げまわる防戦一方のカッコ悪い自分を見せることを気にしなかった。
 ファンのブーイングにもめげず、あくまで自分の作戦を貫き通した。
 これも、強烈な「個人」をもっていたアリならではエピソードである。
 …………………………

 アリは「ビッグマウス」のボクサーであった。

 有名なのがこれ。
〝Float like a butterfly, sting like a bee. Your hands can’t hit what your eyes can’t see(蝶のように舞い、蜂のように刺す。奴には私の姿は見えない。見えない相手を打てるわけが無いだろう)〟

 その他にもこんな言葉。

「私ほど偉大になると、謙虚になることは難しい」
「私は神話を作り、神話の中で生きる」

 これらの「ビッグマウス」も強烈な「個人」の表れだろう。
 凡人が「神話の中で生きること」など出来ないが、
 がんばって国家や周囲に左右されず「個人」を貫いて生きていきたいと思う。

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2021年~心を奮い立たせる言葉に出会いたい!

2021年01月01日 | 名セリフ・名言集
 迎春。
 しかし、どうも正月気分になれない。
 昨日は東京でコロナ感染1300人。全国で4500人……。
 正月気分になれないのは、やはりコロナのせいなのだろう。
 医療従事者の方、コロナで職を失った方、お店がつぶれそうな方のことが心をよぎるし、
 罹患の不安もあるし、新しい年になってもコロナとの闘いは続きそうだし、
 とても「あけましておめでとう」とは言えない。

 言葉もな……。
 この状況下、「救いになる言葉」「心が奮い立つ言葉」「心温まる言葉」を探しているんだけど、どうも見つからない。
「人類がコロナに打ち勝った証としてオリンピックを開催したい」なんて、政治家の言葉を聞くとシラけてしまう。

 今年の総理大臣の所感は──
「国際情勢の不透明さが増す中にあっても、我が国の確固たる外交方針は揺らぎません。日米同盟を基軸とし、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するための取組を戦略的に進めていくとともに、近隣諸国との安定的な関係を築いてまいります。
 コロナ危機は、国際社会の連帯の必要性を想起させました。我が国は、多国間主義を重視しながら、「団結した世界」の実現を目指し、ポストコロナの秩序づくりを主導してまいります。
 そして、今年の夏、世界の団結の象徴となる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催いたします。安全・安心な大会を実現すべく、しっかりと準備を進めてまいります。
 本年も、国民の皆様にとって何が「当たり前のこと」なのかをしっかりと見極め、「国民のために働く内閣」として、全力を尽くしてまいります。国民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます」

 またオリンピックか……。
 ポストコロナか……。
 目の前にコロナはどうなってるのかね?
 国民にとっての「当たり前のこと」って、コロナ対策・医療対策・貧困対策だろう。
 どうやら今の首相には現実か見えていないようで。
 しかも定型過ぎて響かない。
 官邸には優れた文章家がいないのか?
 首相には心や感情がないのか?
 
 紅白歌合戦などのアーティストの方々の歌はよかったよ。
 まだ僕の心は渇ききっていて多少の水分では潤わないんだけど、
 少しは「救いになる言葉」「心が奮い立つ言葉」「心温まる言葉」をいただいた。
 でも、まだ足りない。
 2021年は「言葉を探す日々」になりそうだ。

 とりあえず正月3日間は外出は控えましょう。
 初詣も当座控えるか、近隣で人の空いている時に。
 皆がこれをやれば、少しは感染拡大が収まるんじゃないかと思います。

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安倍晋三の広島平和記念式典での「追悼文」を校閲する~「業火」「さらう」「犠牲と言うべくして」はおかしい

2020年08月13日 | 名セリフ・名言集
 出版社の校閲の方というのは研ぎ澄まされた日本語感覚の持ち主だ。
 と書いたが、僕の日本語もかなりあやしいので、上の文章にもかなり赤が入りそう。

 毎日新聞には、校閲記者の方が新聞の日本語や言葉、校閲に関する情報を発信しているサイトがある。
 名づけて『毎日ことば』
 勉強になりますよ~、このサイト。
 …………………

 さて先日、おこなわれたわれらが首相・安倍晋三氏の広島平和記念式典での追悼挨拶。
 毎年同じでコピペ、長崎ともほぼ同じ文面という批判があがったが、
 校閲の方によると
 日本語として違和感を覚える部分があるらしい。

『広島市原爆死没者慰霊式、平和祈念式に臨み、原子爆弾の犠牲となった方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。
 69年前の朝、一発の爆弾が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風にさらわせ、廃墟と化しました。生き長らえた人々に、病と障害の、また生活上の、言い知れぬ苦難を強いました。
 犠牲と言うべくして、あまりに夥しい犠牲でありました。
 しかし、戦後の日本を築いた先人たちは、広島に斃れた人々を忘れてはならじと、心に深く刻めばこそ、我々に、平和と、繁栄の、祖国を作り、与えてくれたのです。
 緑豊かな広島の街路に、私たちは、その最も美しい達成を見出さずにはいられません。』


 さあ、上の文章の間違い、わかりますか?
 僕はひとつわかりました。

「業火と爆風にさらわせ」
 ここで「業火」という言葉を使ってはいけないだろう。
「地獄の業火」と言われるように、「業火」は地獄で罪人を焼く火のことだ。
 追悼文で「業火」を使えば、原爆で亡くなった方が罪人で、地獄で焼かれるイメージになってしまう。
 もちろん、今では「強い火」の意味で使われないこともないが、言葉のオリジナルの意味を知っていれば、この言葉のセレクトはしない。

 校閲の方によると、「さらわせ」という言葉の不適切なようだ。
「さらう」
「ドブさらい」という言葉があるように「さらう」には、土砂やゴミを取り除くという意味がある。
 つまり、広島の被爆地で扱うと、広島の街はゴミだったという意味になってしまう。
 これは揚げ足取りでも何でもない。
 言葉に対する感覚を研ぎ澄ましていれば、違和感をもって当然の言葉なのだ。

「犠牲と言うべくして、あまりに夥しい犠牲でありました。」
「犠牲と言うべくして」も言われてみれば、おかしな日本語だよね。
 何か犠牲が当然のことのよう。
 耳で聞くとサラリと流れてしまうが、文章で読むと意味不明。
 校閲の方が訂正しているように
「犠牲と言うには、あまりに夥しい犠牲でありました。」
 の方が、はるかに自然だ。

 あとは、安倍ちゃん、難しい漢字が好きみたい。
「夥しい(おびただしい)」
「斃れる(たおれる)」
 おそらく、自分は一応保守を名乗る政治家だし、官邸のHPに載せる時、見栄えがいい、頭が良くみえる、とか思ってるのだろう(笑)

 でもね、安倍さん、言葉はソウルだよ。
 一個一個の言葉を吟味して「夥しい」「斃れる」を選んだのならいいんだけど、「業火」「さらう」を見るかぎり、推敲の痕跡は見られない。
 官邸に校閲担当はいないのかね?


※参照記事
 【首相の戦没者追悼】繰り返される奇妙な言葉遣い(毎日ことば)

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18歳の青年の絶望~若者が田原総一朗氏に語った「強い日本」への憧れ

2017年07月16日 | 名セリフ・名言集
 少し前、BLOGOSで、日本に絶望した若者と政治評論家の田原総一朗氏との議論が話題になった。

若者「私は18歳で、たぶんこの会場の中では一番若いと思うのですが…私はいま、この国にとても絶望しています。一番まともに見える党が自民党で、ほかの野党はボロボロ、マスコミはマスコミでもう何やってるかわからなくて…」
田原「ボロボロってどういうこと?」
若者「なんというか…支持者があまりにも少ないように見えます」
田原「なんで少ないと思うの?」
若者「信用されてないからでしょうか。 (自民党が)「他よりマシ」という風に見えて仕方がないんです」

 若者は自民党支持が多いと言われているが、この若者の言葉にはその一端が表れている。
 こんなやりとりもあった。

若者「なんといいますか、正直、「強い日本」への憧れがあると思います。かつての「経済大国ニッポン」とか「アジアに広がる日本」というものへの憧れが」
田原「それは何、中国や韓国に侵略したいってこと?」
若者「侵略とはいいませんが…。「経済的に」というか」
田原「日中戦争や満州事変なんて、全部侵略戦争じゃない。それがいいわけ?」
若者「いえ、人が死ぬというのはイヤなんですけど、「強い日本」というものが欲しいと感じています」
 ………………

 この若者の素直な言葉に対して、どう返していいか、ためらってしまう。
 どんな言葉を言っても、上から目線に聞こえてしまうだろうから。
 おそらく彼が安倍さんを支持する理由は、強い日本を取り戻してくれそうだからなんだろうな。

 ただ、ひと言、言うとすれば、
 国が強くなったからといって自分が偉くなるわけではない、と思う。
 それはサッカーのワールドカップに日本が勝てば、一瞬、スカッとするかもしれないが、自分の惨めな生活は変わらないのと同じ。
 国なんかに期待するよりは、自分を高めることに努力……って、やっぱり上から目線になってしまった。

 まずは、愛国心というものを客観視してみよう。
 作家のバーナード・ショウは、こんなことを言っている。
「愛国心とは、自分がそこに生まれたという理由で、その国が他より優っているとする信念のことだ」
 物理学者のアインシュタインは、
「ナショナリズムは小児病である。それは国家の麻疹(はしか)である」

 そして愛国心を克服するには、どうするか?
 アメリカのギタリスト、ジミー・ヘンドリクスはこう言っている。
「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな!」

 こんな感じかな?
 こんな感じだと思う。


※関連サイト
 「野党はボロボロ、自民はマシ…この国に絶望している」18歳の”本音”にジャーナリスト田原総一朗はどう答えたか?(BLOGOS)

 愛国心の名言(まとめNAVER)

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愛国心に関する名言集~「愛国心は国家の麻疹(はしか)である」(アインシュタイン)ほか

2017年03月07日 | 名セリフ・名言集
 <愛国心>を子供に教える森友学園。
 でもな~、彼らの唱える愛国心って何なんだろう?
 そこで今回は、<愛国心>に関わる名言を集めてみた。

★「不思議なことだ、いつの時代においても悪人は自分の下劣な行為に、宗教や道徳や愛国心のために奉仕したのだという仮面を着せようとつとめている」 (ハイネ)

 まさに森友学園にあてはまる言葉。
 <愛国>の名のもとに国民の財産をかすめ取り、私腹を肥やす。
 愛国が聞いて呆れる。
 これに荷担した政治家も官僚も同じ。

★「ナショナリズムは小児病である。それは国家の麻疹(はしか)である」 (アインシュタイン)

 国が<愛国心>を叫び始める時は〝病気〟にかかっている時と言っていい。
 そもそも日本が<愛国心>を強烈に意識したのは明治時代から。
 その明治の価値観がどんどん増長していって、日中戦争、太平洋戦争に発展していった。
 ヒトラーも<栄光あるドイツ民族>を唱えて、悲惨な戦争に突入していった。
 その戦前、戦中の亡霊が今、よみがえろうとしている。

★「憂国の士という連中がいて、彼らが国を滅ぼすのだ」 (勝海舟)

 森友学園の籠池理事長や安倍首相は〝吉田松陰〟がお好きなようだけど、僕は〝勝海舟〟が好きだな。
 戦争と愛国心の関係については、多くの著名人・作家が語っている。

★「今日の大きな悪魔は愛国心、愛国心が大戦をもたらすのだ」 (チャップリン)
★「愛国心と言う卵から、戦争が孵化する」 (モーパッサン)
★「愛国心とは喜んで人を殺し、つまらぬことのために死ぬことだ」
 「愛国者は常に祖国のために死ぬことを口にするが、祖国のために殺すことについては決して語らない」 (バートランド・ラッセル)


 では、その愛国心の本質とは何か?
 バーナード・ショーやアメリカの演劇評論家のジョージ・ネーサンはこう語っている。

★「愛国心とは、自分がそこに生まれたという理由で、その国が他より優っているとする信念のことだ」 (バーナード・ショー)
★「愛国心とは、道理を超えた自国崇拝である」 (ジョージ・ネーサン)


 芸人の厚切りジェイソンさんが、「四季は世界中にある。日本には四季があるからスゴいっていうのはおかしい」と発言して炎上したらしいが、まさにそれ。
〝四季が世界中にある〟のは当たり前のことで、それを認めないのは、まさに<道理を超えた自国崇拝>。
 これを「そう言えばそうだ」と笑い飛ばせない人は完全に麻疹にかかっていると言っていい。

 現代の日本はかなり病んでいる。
 森友学園の事件は表面に現れた顕著な症例だ。
 まだ森友学園でおこなわれていることに違和感を感じる人が多いのは救いだが、いずれこれが逆転する時代が来るかも?
 だから、ここで食い止めなくてはならない。

 愛国心に関しては、さらに深く考えていきたいので、今後も書いていきます。


※参照サイト
 古今東西の「愛国心」に関する偉人の名言(NAVERまとめ)

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赤毛のアンの名言~わしは1ダースの男の子よりもアンの方がいいよ。1ダースの男の子よりもだよ

2016年08月19日 | 名セリフ・名言集
★アンは現実をこんなふうにして豊かにしている。

「あそこを並木道なんて呼んじゃいけないわ。そんな名前には意味がないんですもの。
 こんなのにしなくては……ええと……『歓喜の白路』はどうかしら? 詩的でとてもいい名前じゃない。
 場所でも人でも名前が気に入らない時はいつでも、あたしは新しい名前を考え出して、それを使うのよ。
 孤児院にヘプジバー・ジェンキンスという名前の女の子がいたけれど、あたし、いつもロザリア・ディビエと考えていたの」


 足りない現実を詩的な想像力で補っているのだ。
 たとえば、並木道を『歓喜の白路』に。
 別のシーンでは、バーリーの池を『輝く湖水』に。
 そうすると、現実が楽しくなってくる。
 モノトーンの風景が色彩豊かになってくる。

 自分の名前、アン・シャーリーも平凡なので、コーデリア・フィッツジェラルドにした。
 確かにこの方が華麗な感じですね。(笑)

★前向きでワクワクして生きているのもアンだ。

「朝はどんな朝でもよかないこと? その日にどんなことが起こるかわからないんですものね。
 想像の余地があるからいいわ」


「これから発見することがたくさんあるって素敵だと思わない?
 もし、何もかも知っていることばかりだったら、半分もおもしろくないわ。
 そうしたら、ちっとも想像の余地がないんですものねえ」


★現実をありのままに受け入れ肯定もしている。

「夏の森もいいけど、冬の森も、すてきだわ。
 真っ白で、静かで、まるで美しい夢を見ながら眠っているようだわ」


「今宵はまるで紫色の夢のようね、生きているのが嬉しくなるわ。
 夜が明けると、朝がいちばんすてきだと思うんだけど、日が暮れると、夕方のほうがきれいに思えるの」


「ああ、生きているって何て素敵。そして家に帰るってなんて素晴らしいんでしょう」

 現実を想像力で補っていた最初の頃のアンとは、ずいぶん違う言葉だ。
 グリーンゲイブルズに住むようになって、アンは想像力で補わなくても現実の素晴らしさを感じられるようになったのだ。
 アンと現実の世界は調和している。
 もちろん、僕たちもちょっと立ち止まって、まわりの風景を見つめれば、こうした風景に出会えるのだけれど。
 まずは今日の夕方、夏の夕暮れの真っ赤で紫の空を見てみよう。

★このマシューのせりふは泣ける……!

「わしは1ダースの男の子よりもアンの方がいいよ。いいかい、1ダースの男の子よりもだよ」

 マシューとマリラは、本当は仕事を手伝ってくれる男の子がほしい、と孤児院に頼んでいたんですよね。
 でも、手違いでアンが来てしまった。
 しかし、アンと過ごした日々は素晴らしく、マシューは立派な大人になったアンに上のせりふを語った。
 その後、マシューは亡くなるので、このせりふは涙なしには読めない……!

★マシューが亡くなった後、アンは奨学金をもらって大学に行くことをあきらめる。
 大学に行くということは他の街に行くことであり、年を取ったマリラ独りにするわけにはいかないからだ。
 道を閉ざされたアン。
 しかし、こんな時でもアンは前向きで、私のことなど気にせず大学に行きなさいと語るマリラにこんなせりふを言う。

「いま曲がり角にきたのよ。
 曲がり角を曲がった先に何があるのかは、わからないの。
 でも、きっといちばん良いものに違いないと思うの。
 その道がどんなふうにのびているかわからないけれど、どんな光と影があるのか、どんな景色がひろがっているのか、どんな新しい美しさや曲がり角や、丘や谷が、その先にあるのか、それはわからないの」


 グリーンゲイブルズに残ることにしたアンが次に見た景色とは?
 そうか、その手があったか、というラストが展開される。

 光り輝くせりふといい、「赤毛のアン」は永遠の名作ですね。

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追悼 モハメド・アリ~ベトナム戦争反対と徴兵拒否「「俺にはベトコンと戦う理由が無い」

2016年06月05日 | 名セリフ・名言集
 モハメド・アリ氏が亡くなった。
 アリは〝個人〟にこだわった人だった。
 決して〝国家〟とか〝組織〟には流されない。
 それがベトナム戦争反対と徴兵拒否。

「俺にはベトコンと戦う理由が無い。奴らは俺をニガーとは呼ばなかった」
「いかなる理由があろうとも、殺人に加担することはできない。アラーの教えに背くわけにはいかない」

 個人の発想ですよね。
 黒人として宗教者としての自分にこだわり、無益な戦争をする国家に立ち向かっている。
 反骨で決して長いものには巻かれない。
 結果、アリは王座剥奪、長期間の試合禁止へ。

 無敵のチャンピオン・ジョージ・フォアマンとの死闘を演じた<キンシャサの奇跡>。
 この時、アリはすでにピークを過ぎたと言われていた。
 試合もロープにもたれながら逃げまわっているだけ。
 観客は、そんなだらしないアリにブーイング。
 しかし、これがアリの作戦だった。
 「ロープ・ア・ドープ」
 アリは相手に打たせるだけ打たせて、フォアマンが疲れるのを待っていたのだ。
 結果、フォアマンは不用意にアリを追い、左、右のワンツーパンチを喰らってノックダウン!
 この経緯は、沢木耕太郎さんの『一瞬の夏』で描かれているが、これを現場で見ていた沢木さんはこのKOシーンに鳥肌がたったという。
 アリは、逃げまわる防戦一方のカッコ悪い自分を見せることを気にしなかった。
 ファンのブーイングにもめげず、あくまで自分の作戦を貫き通した。
 これも、強烈な〝個人〟をもっていたアリならではエピソードである。

 アリの強烈な自我はこんな言葉にも。
「私ほど偉大になると、謙虚になることは難しい」
「人間として大きくなればなるほど、それをあえて他人に証明する必要は無くなる」
「私は神話を作り、神話の中で生きる」

 ここまで来ると、傲慢という感じで、小心な凡人や謙虚さを美徳とする日本人には違和感があるかも。
 多分、いっしょにいたら大変な人だろうなぁ(笑)
 でも、次のような言葉は、凡人にも生きる勇気やヒントを与えてくれる。
「人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。私は私を信じる」
「あまりにも順調に勝ちすぎているボクサーは、実は弱い」
「不可能とは、自らの力で世界を切り開くことを放棄した臆病者の言葉だ。
 不可能とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。
 不可能とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。
 不可能とは、誰かに決めつけられることではない。
 不可能とは、可能性だ。不可能とは通過点だ。
 不可能なんて、ありえない」

 次の言葉も反骨精神として忘れてはならない言葉だ。
「あなたが、私に対して、なって欲しいという者に私はなる義務がない」

 最後はアリ氏を一番、的確に表す有名な言葉。
〝Float like a butterfly, sting like a bee. Your hands can’t hit what your eyes can’t see(蝶のように舞い、蜂のように刺す。奴には私の姿は見えない。見えない相手を打てるわけが無いだろう)〟

 モハメド・アリ氏のご冥福をお祈りいたします。


※参照サイト
 モハメド・アリの名言・格言(癒やしツアー)

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水木しげる先生の「幸福になるための七ヶ条」~好きの力を信じる。怠け者になりなさいetc

2015年12月02日 | 名セリフ・名言集
 水木しげる先生が亡くなられた。
 現実世界と妖怪世界のふたつを生きられた水木先生。
 豊かな人生であったことでしょう。
 確かに、現実以外に、もうひとつくらい別の世界を持っていたいですよね。
 空想や想像の力があれば、それをできる。

 さて、そんな水木サン(←先生はご自分のことをこう呼んでいたらしい)が、『幸福になるための七ヶ条』というのを書いている。

 ①成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことをおこなわない。
 ②しないではいられないことを続けなさい。
 ③他人との比較ではない、あくまでも自分の楽しさを追求すべし。
 ④好きの力を信じる。
 ⑤才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ。
 ⑥怠け者になりなさい。
 ⑦目に見えない世界を信じる。

 確かに、これを実践したら、楽に楽しく生きられるでしょうね。
 人間にはさまざまな欲があり、不安があり、虚栄心があるから俗人には結構むずかしいことなんですが、こうした境地になれるように日々を見つめていきたい。
 こうした境地になれるようにがんばるのではなく、ゆったりと考えていく

 ⑤才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ。
 というのはシビアですね。
 でも、これが現実を生きるということ。
 現実では、努力以外に、運や生まれ育った環境や才能など、さまざまなものが左右する。
 けれど、これは決して〝努力するな〟と言っているのではない。
 「努力は必ず報われる」と考えるのと、「努力をしても報われないことの方が多い」と割り切って考えた方が、失敗しても楽だということだろう。

 成功や栄誉や勝ち負けを考えずに好きなことをひたすらやる。
 時々は、現実世界を忘れて、目に見えない世界に思いを馳せてみる。

 ドラマ『ゲゲゲの女房』で、水木サンが懸命に漫画を描いていた姿が頭に浮かんだ。

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国語辞典「大辞泉」が言葉を募集!~人生、仕事、アイドル……あなたならどんな言葉を編みますか?

2015年10月01日 | 名セリフ・名言集

 少し前に「舟を編む」という小説・映画が話題になりましたが、小学館の「大辞泉」が面白い企画をやっています。
 国語学者でも何でもない僕たちが投稿して、オリジナルの辞書をつくるという企画です。
 題して「あなたの言葉を辞書に載せよう」

 たとえば、「人生」というテーマで投稿されたのは、次のようなもの。

 人生  
   人間の喜怒哀楽が詰まった玉手箱。
   自らが選択・行動して作り上げる、やり直しの出来ないストーリー。
   このスペースでは書き表せないできこと。
   母のお腹に宿り、天に召されるまでの険しくもあり穏やかでもある我が辿った道のり。
   自分へのログイン。
   楽しんだもの勝ちです。

 みなさん、独特の切り口があって上手いですね。
 僕は最後の「楽しんだもの勝ちです」っていうのが好きです。
 「仕事」というテーマでは、

 仕事
   子どもの夢であり、大人の苦しみであり、老人の誇りである。
   作り笑いのスキルアップ。
   あると面倒、ないと不安。
   生きる手段。稀に生きる目的になる。要注意。
   休日を楽しくしてくれるもの。
   不条理と達成感の連続である。

 仕事に関しては、マイナスな言葉が多いようです。
 他にも<自己表現><社会への貢献>みたいな言葉もありましたが、ちょっと恥ずかしい。
 「アイドル」というテーマでは、

 アイドル
   心を支えてくれる八百万の神の一種。
   盲目な自分をくれるもの。
   容姿、歌、踊り、じゃんけん等に秀でた女性の娯楽提供者。
   俺の嫁。
   2.5次元の世界の住人。
   ℃-ute、Berryz工房、モーニング娘。15、アンジュルム、juice=juice……←ハロプロファンですね(笑)
   渡辺麻友のこと。←まゆゆファンですね(笑)
   秋元康。←違うだろっ(笑)

 このような辞書化の作業って物事を客観視させてくれますね。
 人生や仕事、あるいはアイドルを客観視することで、思わず笑ってしまったり、気持ちを楽にすることが出来る。
       
 ここに紹介した言葉はごく一部。
 他にも<心><学校><旅><天才><バカ><スマホ><ヤバい>といったテーマについても掲載されています。
 興味を持たれた方は、ぜひ以下のサイトでご確認下さい。

 大辞泉。あなたの言葉を辞書に載せよう。2015
 
コメント (4)
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