平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

半沢直樹のラストのせりふを政治家に聞かせたい!~国民に寄り添い、力になるのがあなた方政治家の務めです

2020年09月30日 | 職業ドラマ
『半沢直樹』最終回。
 半沢(堺雅人)が私腹を肥やす与党幹事長・箕部(柄本明)に言った言葉がこれだ。

「記憶がない? そんな言葉が通用するのは国会だけだ!
 そんなバカな言い訳は一般社会では通用しない!
 ここは記者会見の場です。
 今は国民と向き合って説明してください」


 ほんと、それ。
「記憶がない」
「書類をなくしました」
 が通用するのは、永田町と霞ヶ関だけ。
 民間に比べたら、ゆるい仕事をやってるよな。

 こんなことも言っていた。

「政治家の仕事とは人々がより豊かに、より幸せになるための政策を考えることのはずです。
 今、この国は大きな危機に見舞われています。
 航空業界だけでなく、ありとあらゆる業界が厳しい不況に苦しんでいる。
 それでも人々が今を堪え忍び、苦境にめげずに、必死に歯を食いしばって懸命に日々を生きているんです。
 それはいつかこの国にまた誰もが笑顔になれる未来が来ると信じているからだ。
 そんな国民に寄り添い、支え、力になるのがあなた方政治家の務めです。
 その使命をあなたは忘れ、国民から目を逸らし、自分の利益のみを見つめて来た。
 謝ってください。
 この国で懸命に生きる人々に心の底から詫びてください」


 確かに。
 今の政治家で国民の苦境を理解し、向かい合っている政治家って、どれくらいいるんだろう?
 山本太郎くらいじゃないか?
 僕たち民間は結構、地道に懸命に生きてるよなあ。
 政治資金パーティで何億も集まる仕事をしていない。
 政治家は税金を自分のものだと思い、自分で稼いだお金じゃないから湯水のごとく無駄遣いする。

 まあ、そんな政治家を許しているのが国民なんだけど。
『半沢直樹』を見て、悪党が退治されて溜飲を下げてこれで終わり。

 半沢が箕部を追い詰めたのだって、内通者をつくり、データを不正入手したから出来たこと。
 だから立憲民主党などの野党の皆さん、これくらいのことをやってよ。
 国会でお行儀よく正攻法で攻めたって、はぐらかされるだけ。
 要するに、必死じゃないんだよな。

 だから、僕は上記の半沢のせりふでひとつだけ違和感を覚える所がある。
「いつかこの国にまた誰もが笑顔になれる未来が来ると信じている」

 僕はほとんど期待していません。
 政治にも国民にも。

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菅義偉が言う「自助・共助・公序」~それを言うなら税金下げろ! 無駄遣いするな!

2020年09月29日 | 事件・出来事
 政治の話をひさしぶりに。

 新首相・菅義偉の作りたい社会は「自助・共助・公助」の社会だそうだ。
 自民党支持者に拠ると「自助・共助・公助」は一般的な言いまわしで、必ずしも「自助」が最優先されるものではないということらしいが、
 いろいろ調べてみると、やはり菅の本音は
「まず自助努力をして、次に家族や地域で支え合い、最後に国が救済する」
 つまり
「まずは自分で何とかしろ」
「国に甘えるな」
 ということであるようだ。

 まあ、菅は自分の力でのし上がってきた苦労人らしいからね。
「まずは自分で何とかしろ」という発想が出て来てもおかしくない。

 でもなあ、それだったら税金を下げろよ。
「自助」をするためにはお金が要る。
 お金があれば「自助」が優先でもまだ受け入れられる。
 しかし現実はさまざまな形で税金を取られ、お金が残らない。
 老後資金2000万もママならない。

 自助を言うなら税金下げろ。

 菅がブレインに加えようとしている竹中平蔵がベーシックインカム7万円を言い出して炎上している。
 ベーシックインカム7万円。
 良いことじゃないか、やっと政府も「富の再分配」に重い腰をあげたか、と思ったら違っていた。
 ベーシックインカム導入と引き換えに、
・厚生年金の廃止→国民全員、国民年金に移行
・生活保護廃止、もしくは大幅削減
 ということらしい。

 これもまあ中途半端なんだよな。
 ベーシックインカムって、普通に生活を送れる金額を支給するってことじゃないの?
 7万円なんて家賃・光熱費だけでなくなるわ。
 家を持っていたって固定資産税がかかる。
 これから国民年金保険料や民間の生命保険料なんかを引かれれば……。

 これを先程の「自助・共助・公助」の文脈でとらえれば、竹中や政府が言いたいことはこういうことだろう。

 ベーシックインカムで7万円やるから、あとは「自助」でやってくれ

 何度も繰り返すが、
 自助を言うなら税金下げろ!
 税金の無駄遣いするな!
 国(=公助)に群がるハイエナ共を排除しろ!

 ちなみに故・中曽根康弘の合同葬にコロナの予備費から9600万を支出するとか。
 どうしてコロナ予備費から? とツッコんでしまうが、
 もうひとつ「自助・共助・公助」の観点でツッコむと、
 どうして中曽根の葬儀だけ真っ先に「公序」なんだ?
 まず「共助」で自民党や自民党議員がカネを出せよ。

 自民党の言う「自助・共助・公序」とは自分たちの都合でいくらでも変えられる主張です。

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麒麟がくる 第25回「羽運ぶ蟻」~貧しい人を助けたい義昭、皆に褒められたい信長──すでに亀裂が……

2020年09月28日 | 大河ドラマ・時代劇
「将軍になれば人を救える。
 貧しい人、私の手の届かなかった人を助けられる。
 そう考えると将軍になるのも悪くない」

 これが義昭(滝藤賢一)が将軍になる理由だった。
 確かに。
 権力を持つとはそういうこと。
 権力を持てば大きな力を使えるから、たくさんの人を救える。
 政治家かくあるべし。
 しかし現実は私腹を肥やし、自分に親しい人のために大きな力を使うのがほとんど。

 一方、信長(染谷将太)。
 信長の行動原理は「いくさ」で「褒められたい」から「皆が喜ぶ」から。
 完全に子供の論理だ。個人的な動機だ。
 堺を手に入れて外国のめずらしい物を見て見たい、という動機もそう。
 年を重ねれば、もう少し成熟するかと思ったが、信長の幼児性は昔と変わらないようだ。
 とは言え、光秀(長谷川博己)との対話で、将軍を戴いて近畿を抑え、大きな国をつくるという方向を見出した。
 しかし、それはいくさをする動機であり、麒麟がくる平和な国づくりのためではない。

 だから、信長と義昭がいっしょになったらいけないのになあ。
 ふたりはまったく価値観が違う。
 これは光秀の大きな見誤り、失敗だ。

 義昭も甘い。
 理想は大切だが、自らの力を持たなければ神輿でしかない。
 力を持った者に利用されるだけ。
 志、価値観が同じ者と組まなければ、いずれ矛盾・破綻が生じる。
 これも足利義輝(向井理)を見てればわかることなのになあ。
 自らの力を持たなかった義輝は周囲に翻弄され、無力を嘆き、見捨てられて死んでいった。

 足利幕府再興にこだわる光秀。
 これが光秀の限界なのだろう。
 まあ、その後の歴史を知っている現代人だから言えることなんだけど。
 …………………

 駒ちゃん(門脇麦)パートも同じく価値観の話。

・貧しい人に薬を無償で与えるのは良いこと。
・薬を又売りして稼ぐのも良いこと(なぜならそれで家族が飯を食べられる)。

 世の中の善悪・正義なんて相対的なものなんですね。
 立場、境遇によって違ってくる。

 光秀、信長、義昭、駒、又売りの子供──
 この作品は登場人物の価値観がさまざまで豊かですね。

 光秀が主人公だから当然なんだけど、義輝、義昭を描いて、信長の美濃攻略を省略するのも面白い。

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♪ 勝ってくるぞと勇ましく~ ♪~軍歌「露営の歌」は〈短調〉の曲だった! 軍歌なのに短調ってすごくない?

2020年09月26日 | その他
 朝ドラ『エール』で紹介されていた愛国歌謡『露営の歌』。

♪ 勝ってくるぞと勇ましく~
 ちかって故郷(くに)を出たからは
 手柄立てずに死なりょうか ♪

 この曲、冒頭の一節があまりにも有名だが、『露営の歌』っていうのか。

 朝ドラのセリフにもあったけど、これ<短調>の曲なんですね。
 戦意高揚を意図する勇ましい軍歌なら<長調>がふさわしいのに敢えて<短調>を持って来る。
 悲壮なのに勇ましい。
 家族との別れはつらいのに確固たる強い意思。
 このコンセプトを表現するために<短調>を持ってきた。
 作曲家・古関裕而はこういう所が非凡だよね。

 同じコンセプトの曲にはアニメ『巨人の星』の主題歌がある。
 これも<短調>の曲。
 ………………

 現在のJ-POPと比べると、この時代の曲の構成は実にシンプル。

 現在のJ-POPの基本構成は──Aメロ→Bメロ→サビ。
 これをいろいろ組み合わせて複雑に構成している。

 しかし、この時代の曲は、ふたつのパートですぐ終わる。
『露営の歌』では先程の歌詞の後に、こんなパートが続く。

♪ 進軍ラッパ聴くたびに
 まぶたに浮かぶ旗の波 ♪

 曲の構成で言えば、Aメロ→Bメロがなくて、
 冒頭でサビをドーン! と打ち出して、次のパートで収束させている感じ。
♪ 勝ってくるぞと勇ましく~ ♪ は現代人の耳に残っているほど、実にキャッチーだから
 現在の作曲家だったら、Aメロ→Bメロを作って、♪ 勝ってくるぞと勇ましく~ ♪ をサビに持って来るだろう。
………………

 こんなふうに愛国歌謡・軍歌を音楽史的に捉えるのは面白い。

 僕は軍歌は嫌いなんですけどね。
 朝ドラ『エール』でも、鉄男(中村蒼)の書いた詞が「軟弱だ」と突き返されるシーンがあったが、音楽に多様性がなくなり、『忠臣愛国』『国のために命を捨てること』を高らかに歌う音楽ばかりになるのはまっぴらだ。
 人間の感情や思いはもっと豊かで、音楽のジャンルにはジャズやロックなど、さまざまなものがある。

『露営の歌』は最後まで聴くと、なかなかすごい。
 当時の人たちが、どういう価値観・死生観で生きていたかがわかる。
『露営の歌』はレコード50万枚の売り上げで大ヒットしたそうだから、多くの人の共感を集めたのだろう。

 音楽史・歴史学・社会学として面白い『露営の歌』はこちら。

『露営の歌』(YouTube)

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「銀河鉄道の夜」を読む①~どこまでも行ける「ジョバンニの切符」が意味するもの

2020年09月24日 | 小説
 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』にこんな描写がある。
 列車が白鳥区の終わりに近づき、赤い帽子の背の高い車掌が切符の改札に来る時の描写だ。

 切符を持っていないジョバンニが苦しまぎれにポケットから取り出した紙切れを見て車掌は尋ねる。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか」
「なんだかわかりません」
「よろしゅうございます。南十字(サウザンクロス)へ着つきますのは、次の第三時ころになります」
 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待まちかねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草のような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したもので、だまって見ているとなんだかその中へ吸い込こまれてしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように言いました。
「おや、こいつはたいしたもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでもかってにあるける通行券です。こいつをお持もちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行けるはずでさあ、あなた方たいしたもんですね」


 これはどういう意味だろう?
「銀河鉄道の夜」をすでに読んでいる方はご存じだろうが、
 ジョバンニは生きている存在であり、カムパネルラや銀河鉄道の他の乗客たちは死者たちだ。

 ジョバンニ=生者=三次空間
 カムパネルラ・乗客たち=死者=三次空間に存在しない人たち。

 では『不完全な幻想第四次空間』とは何を意味するのだろう?
 ジョバンニはこの時、天気輪の柱の草むらで眠っているわけだが、『夢の世界』を意味しているのか?
 確かに僕たちが眠っている時に見る夢は不完全だ。
 場所があっちこっちに移動して、さまざまな人が脈絡もなく出て来る。
 ジョバンニは夢の世界で、カンパネルラや死者たちに繋がっているのか?

 いずれにしても、ジョバンニが『第三次空間』に生きていることが確かだ。
 そして鳥捕りがジョバンニの切符を見て言った言葉。
「こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでもかってにあるける通行券です」

「ほんとうの天上さえ行ける切符」
「どこでもかってにあるける通行券」

 そう、生きていれば、人はどこまでも歩いていけるのだ。
 生きている者には無限の可能性があり、どんなことだって出来る。
 しかし、死者にはそれがない。
 死者の仕事は、ただ死んでいくことのみ。

『生への讃歌』
 宮沢賢治は「銀河鉄道の夜」を通して、このことを描いているように思える。

 現にカムパネルラと別れて、目が覚めたジョバンニは、自分に与えられた生をしっかり生きようと決心する。
 人々の幸いのために生きようと決心する。

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麒麟がくる 第24回「将軍の器」~「わしは死にとうない。いくさは嫌いじゃ」 このせりふを光秀はどう捉えたか?

2020年09月21日 | 大河ドラマ・時代劇
 覚慶(滝藤賢一)は将軍の器なのか?

「わしは死にとうない。いくさは嫌いじゃ」

 およそ武士らしくない言葉だ。
 武士の頭領が口にしてはいけない言葉だ。
 なぜなら武士は、命を捨てることを怖れず、いくさをする存在だからだ。

 では光秀(長谷川博己)はどう思ったか?
 以前、「いくさは嫌いです」と言っていたし、共感するものがあったのではないか?
「死にたくない」「いくさは嫌い」
 こういう人は無闇にいくさをしないし、人の命を大事にする。
 光秀と相通じるものがあったのではないか?

 では、なぜ光秀は朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に「(覚慶は)将軍の器ではない」と答えたのだろう?
 義景ではダメだ、と考えたからではないか?
 自分の国が大事で、内向きの義景に庇護されても、庇護されるだけでそれ以上は何も生まない。
 光秀の頭の中には、義景でなく、現在、勢いのある信長(染谷将太)があったのではないか?

 この答え合わせは次週。
 ………………

 覚慶の件といい、今回は武士を否定した回だった。

 伊呂波太夫(尾野真千子)は関白に「次の将軍は誰がいいか?」と問われて、
「誰が将軍でもいいじゃないか。あたしたちには関係ない」
「(将軍の跡目争いで)いくさが起こり、共倒れで武士などいなくなってしまえばいい」

 これは当時の庶民の誰もが思ってたことじゃないのかな?
 武士が権力争い、覇権争いで勝手にいくさをして、自分たちはその被害に遭っている。
 武士さえいなくなれば、いくさはなくなる。
 武士になんか何も期待しない。自分たちの命と生活は自分で守る。
 そんなクールでシラケた感じ。

 これは現代にも言えて、
 自民党総裁選で何か盛り上がってるみたいだけど、総理が、菅・岸田・石破の誰がなってもそんなに変わらない。
 野党がなっても変わらない。
 政治や政治家には何も期待しない。
 政治家は勝手に権力闘争をやってろ。ただし、こちらに迷惑をかけるなよ。
 みたいな感じ。

 大河ドラマなのに「武士を否定する」せりふが出て来たこの作品、なかなかすごい。
 この時代、庶民にしてみれば、武士は迷惑なだけの存在だったんでしょうね。
 光秀はそんな武士の現実を見て、何とか将軍の権威を取り戻し、「麒麟がくる」国をつくろうとしている。
 武士という存在を光秀はまだ信じている。

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ジャパンライフ元会長ら、逮捕!~これ、安倍晋三が辞めたから逮捕したんだよな。変わりつつある霞ヶ関の構図

2020年09月19日 | 事件・出来事
 違法な商法などで約2000億円の資金を集めて破綻したジャパンライフの山口元会長ら14人が逮捕。

 これまで逮捕されていなかったのに、どうして今?

 推測だが、こんな感じかな?

・ジャパンライフに関わりのある安倍ちゃんが辞めたので忖度しなくてよくなった。
・菅ちゃんは新内閣立ち上げで、これに関っている時間がない。
 つーか、ジャパンライフなど、菅ちゃんにとって、どうでもいい連中。
・安倍官邸の官僚三羽ガラス~今井尚哉、佐伯耕三、長谷川榮一がいなくなった。
 この3人と菅ちゃんは仲が良くなかったらしい。
・警察、検察の菅政権への意思表示。
 悪いことをしたやつは忖度せず捕まえますよ~。それでいいですね?

 やはり政権は適度に変わるべきだな。
 長く続けていれば、驕りが出る。腐る。
 今井、佐伯、長谷川のように一介の官僚が権力を振い出す。
 まるで昔の中国の宦官政治のように。

 現在、霞ヶ関ではさまざまな権力闘争、駆け引きがおこなわれていることだろう。
 前述の今井、佐伯、長谷川は経産官僚。
 彼らの退任で経産省の力は弱まる?
 逆に、菅ちゃんが公約にあげている携帯電話料金値下げ、地方創生など、総務省関係が強くなる?
 菅ちゃんは総務大臣も務めたし、こちらが専門だしね。

 さて、これらの権力闘争がどのような形で展開するか?
 菅義偉はクールで冷徹だよね。
 安倍晋三のお坊ちゃんのような甘さがない。
 GOTO絡みの利権の記事は文春などに出ているが、上手く処理してそう。
 官僚の統制・支配には長けているし、麻生太郎らと上手くやっていければ、相当手強い政権になりそう。
 
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朝ドラ『エール』~和装&眼鏡! 森七菜さんはやっぱり可愛い!

2020年09月18日 | その他ドラマ
 再開した朝ドラ『エール』。
 エピソードは、梅(森七菜)の恋愛話でした!(≧∀≦)

 

 和装!
 眼鏡!
 これらが森七菜さんの可愛らしさを引き立たせている!

「あさが来た」の吉岡里帆さんのように、朝ドラの和装&眼鏡女子はブレイクするんだけど、森七菜さんも例外ではない。
 というか、森さんはすでにいろいろなドラマ・映画で活躍しているけど。

 森七菜さん演じる梅は、音(二階堂ふみ)の妹で、文学少女。
 作家志望で、今回文学新人賞を受賞した。
 しかし、憧れていた出版界は作家の嫉妬、出版社の商売が渦巻き、梅が憧れていたような世界ではなかった。
 そんな戸惑い、居場所を見失いつつあった梅の前に現れたのが、同じように居場所を見出せないでいた田ノ上五郎(岡部大)!

 

 何とプリンス佐藤久志(山崎育三郞)をフッて、五郎ちゃんを選んじゃった!

 梅はおとなしそうな少女だが、実は芯が強い。
 作家をめざして一直線だし、三姉妹の中で一番しっかりしている。
 ウジウジしている五郎ちゃんに対しても、
「私は好き!」
「あなたは私のことが好き!?」
 五郎が「好きです」と返事をすると、
「豊橋に帰るわよ!」
 と、一気に結婚まで決めてしまった!

 いいですね。
 こういう女性。
 僕も梅みたいな女性にこんなふうに迫られたら結婚してしまいますわ(*´∀`)

 つーか、裕一(窪田正孝)、鈍すぎ!
 幼い娘の華(田中乃愛)でさえ、ふたりの関係に気づいてたのに。

 というわけで、
 森七菜さんと梅ちゃんの魅力を知りたい方は、本日午後(12:45)の再放送か、明日(9/19)の総集編放送を御覧下さい!

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菅義偉が総理大臣をやるようだ~大丈夫かね? 異論に苦言に耳を傾けない男だからな

2020年09月15日 | 事件・出来事
 菅義偉が総理大臣をやるようだ。

 基本は「安倍政治の継承」とのことだが、大丈夫かね?
 安倍政治の期間って停滞の期間だぞ。
 GDPの成長率は1%前後で先進国で一番低い(コロナ期を除いても)。
 実質賃金はどんどん下がり、国民はいよいよ貧乏に。
 選挙のたびに「道半ば」っていうけど、7年8ヶ月もやって、いつ道半ばでなくなるんだよw
 拉致問題、北方領土問題は進展せず、これまた停滞。
 なるほど安倍氏は外遊してカネをバラまいたが、カネの繋がりなんて弱いものだぞ。
 菅政権でこの国は停滞を続け、他国にどんどん追い抜かれていく道を進むようだ。

 菅義偉は「どんな国にしたいか」と問われて「自助・共助・公助」と答えた。
 いはく、
「まず自分でできることは自分でやる、自分でできなくなったら家族とかあるいは地域で支えてもらう、そしてそれでもダメであればそれは必ず国が責任を持って守ってくれる。
 そうした信頼のある国づくりというものを行っていきたい」

 ずいぶん夢も希望もない国家像だな。
 要するに「小さな政府」ってことか。
 自助を言うんだったら、税金下げろよ。
 老後資金で2000万貯めなくちゃいけないんだからさ。
 菅政権になったら、お仲間優遇・お友だち優遇は止めるんだろうな。
 自助を要求されて、税金も取られるんだったら、国民はますますお金を使わないぞ。
 結果、経済縮小だ。

 菅義偉は「規制改革」とも言っていた。
 規制改革=古い利権を壊すこと。
 これはいいことだが、菅がやろうとしていることって、
「新たな利権を創り出すこと」じゃないの?
 古い利権をなくして新しい利権をつくり、そこから甘い汁を吸う。
 これは大阪維新の会がやろうとしている規制改革も同じかな?
 だから菅と維新は仲が良い?

「政権の決めた政策の方向性に反対する幹部は異動してもらう」
 とも言っていたな。
 過去の雑誌のインタビューでは──
「じゃあ役所の言いなりの人事でいいのか。
 私たちは選挙で戦って、(勝って)こういう政策をやりたい、とやっているわけです。
 それをやるのが人事への政治介入だ、と? 違うでしょ。
 人事検討会議で私が座長で、そこで決めるわけです。
 恣意的でも何でもなくて、(人事は)私たちがやろうとしている方向性でやる」


 かくして首相のまわりにはイエスマンばかりが集まるわけか……。
 危ない、危ない。
 もし官邸が決めた方向性が間違っていたらどうするのかね?
 そのまま船が氷山にぶつかったらどうするのかね?
 アベノマスクみたいな愚策が続くんじゃないのかね?
 敢えて苦言を呈する者、異論を言う者を重宝して、そばに置くのがリーダーじゃないのかね?

 明日から始まる菅政権。
 僕には不安しかない。


※参照記事
 菅義偉の「虚ろ」な国家観…口癖は「人事は政権のメッセージ」(ビジネス・インサイダー)

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麒麟がくる 第23回「義輝、夏の終わりに」~人生の秋を憂う将軍・義輝。現役で夏を謳歌する信長・久秀

2020年09月14日 | 大河ドラマ・時代劇
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる……
 もはや、その季節じゃ。夏は終わった、わしの夏は……」

 人生の秋を感じ、悲嘆に暮れる将軍・足利義輝(向井理)。
 まあ、秋は秋で美しいんですけどね。
 義輝には秋の美しさが目に入らない様子。
「誰か、ある?」と叫んでも誰もいないのが哀しい。
 そんな中、光秀(長谷川博己)と心を通じ合えたのは唯一の救いだった。

 一方、信長(染谷将太)や松永久秀(吉田鋼太郎)は、春や夏を謳歌している。
 信長は美濃攻めで忙しい。
 木下藤吉郎(佐々木蔵之介)という家臣もできた。
 久秀は次の将軍選びで暗躍。
 いはく、
「物はもともと価値があるわけではない。物の値打ちは人がつくるものじゃ。
 将軍の値打ちもそうじゃ。
 人が決める。人がつくっていくのだ。
 人が相応しいと思えば値打ちが上がり、相応しくないと思えば値打ちが下がる」

 余談だが、
 信長ら戦国武将は勲功のあった家臣に与える領地が足りないから、茶器を価値あるものにして領地の代わりに渡したとか。
 家臣は茶器など腹の足しにもならないのに有り難かった。
 現代でもブランド品のバッグなどが有り難がられているが、ブランドに興味のない僕にはただのカバンにしか見えない。
 ………………

 さて光秀。
 そんな秋(=義輝)と夏(=信長・久秀)の間にあって迷い始めた。
 朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の言葉を引用して、
「殿は言った。
 国の外に振りまわされるな。
 野心を持たず、この国にじっとしておれ。
 妻や子供、自分の家が一番いいのだ、と。
 先程、家の庭に立った時、そうやもしれんと思った」

 光秀は将軍・義輝を見て、諸行無常──世の営みの虚しさを感じたのだろう。
 義輝に殉じて、このまま世に出ず、静かに暮らそうと思ったのかもしれない。

 しかし、妻・熙子(木村文乃)は、
「そう思っていただいて、うれしうございます。
 ただ美濃では織田様と齋藤様が激しくいくさの最中でございます。
 今こうしていても、いくさで誰かが命を落としている。
 そう考えると、つろうございます。
 どの国からもいくさがなくなれば……そう思うのです」

 人生の秋は、光秀にはまだ先のようだ。
 夏は「麒麟がくる国」の実現をめざして戦う日々。
 ドロドロでハードな時期。

 とは言え、光秀の雌伏期はまだ続く。


※追記
 ひとり忘れていました!
 駒ちゃん(門脇麦)は「春の時期」を生きてますね。
 いろいろなものを見聞きして吸収している感じ。
 世の中の見方が素直。
 オトナ・東庵先生のオモテとウラにも無頓着。
 今度は商売を始めるようだし、彼女には無限の可能性がある。

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