劇場用アニメ『ルックバック』の名シーンをご紹介。
以下、一部ネタバレ。
藤野(CV河合優実)と京本(CV吉田美月喜)──ふたりは漫画を描き続け、雑誌連載が決まる。
京本は絵を描くことが好きな引きこもりだった。
藤野と知り合うことでいっしょに漫画を描き、外の世界に出ることができた。
そんな京本が「漫画をやめて美大に行きたい」と言い出す。
藤野は漫画連載が決まったし、京本とずっといっしょに漫画を描いて行きたいから引き止める。
以下はその時の会話。
「美大なんか行っても意味ないよ。美術系の就職先なんかほとんどないし」
「それは知ってるけど」
「知らない人といっぱい話すことになるんだよ」
「それはがんばるよ」
「わたしについて来ればさ、全部うまくいくんだよ」
「……わたし、藤野ちゃんに頼らないでひとりで生きていきたいの」
「そんなのつまんないよ!」
「つまんなくないよ!」
「ぜったいにつまんないし、ていうか、あんたがさ、ひとりで大学生活できるわけないじゃん」
「できるよ、できるようにする!」
「無理だよ。だってコンビニのレジの人とだって恥ずかしくて話せないじゃん」
「これから練習するもん」
「ぜったいに無理!」
「でも……」
「なに?」
「もっと絵うまくなりたいもん」
…………………………………………………………
このシーンだけで僕は号泣してしまうのである。
引き止めたい藤野の気持ちもわかる。
そこには、かなりエゴも入っている。
藤野にとって、京本は漫画を描く原動力であり、いなくなる心細さもある。
自立したい京本の気持ちもわかる。
自我に目覚めた京本は今のままではダメだと思っている。
というか、
「できるようにする!」「これから練習するもん」
で泣ける。
不器用でもがんばって生きていく人は素晴しい。
ぶつかり合うふたりの思い。
藤野はあきらかだけど、京本も本当は別れたくないんだよね。
このシーンを見るだけでも『ルックバック』を見る価値があると思う。
※関連動画
「ルックバック」公開記念PV(YouTube)
以下、一部ネタバレ。
藤野(CV河合優実)と京本(CV吉田美月喜)──ふたりは漫画を描き続け、雑誌連載が決まる。
京本は絵を描くことが好きな引きこもりだった。
藤野と知り合うことでいっしょに漫画を描き、外の世界に出ることができた。
そんな京本が「漫画をやめて美大に行きたい」と言い出す。
藤野は漫画連載が決まったし、京本とずっといっしょに漫画を描いて行きたいから引き止める。
以下はその時の会話。
「美大なんか行っても意味ないよ。美術系の就職先なんかほとんどないし」
「それは知ってるけど」
「知らない人といっぱい話すことになるんだよ」
「それはがんばるよ」
「わたしについて来ればさ、全部うまくいくんだよ」
「……わたし、藤野ちゃんに頼らないでひとりで生きていきたいの」
「そんなのつまんないよ!」
「つまんなくないよ!」
「ぜったいにつまんないし、ていうか、あんたがさ、ひとりで大学生活できるわけないじゃん」
「できるよ、できるようにする!」
「無理だよ。だってコンビニのレジの人とだって恥ずかしくて話せないじゃん」
「これから練習するもん」
「ぜったいに無理!」
「でも……」
「なに?」
「もっと絵うまくなりたいもん」
…………………………………………………………
このシーンだけで僕は号泣してしまうのである。
引き止めたい藤野の気持ちもわかる。
そこには、かなりエゴも入っている。
藤野にとって、京本は漫画を描く原動力であり、いなくなる心細さもある。
自立したい京本の気持ちもわかる。
自我に目覚めた京本は今のままではダメだと思っている。
というか、
「できるようにする!」「これから練習するもん」
で泣ける。
不器用でもがんばって生きていく人は素晴しい。
ぶつかり合うふたりの思い。
藤野はあきらかだけど、京本も本当は別れたくないんだよね。
このシーンを見るだけでも『ルックバック』を見る価値があると思う。
※関連動画
「ルックバック」公開記念PV(YouTube)