この作品の基本図式は、篤姫(宮崎あおい)と人物との対決。
斉彬(高橋英樹)、幾島(松坂慶子)らと相まみえ、今回も難敵が。
江戸の薩摩藩藩邸。
待ち受けていたのは老女の小の島(佐藤藍子)。
篤姫に対して心を開かない軽んじている様な態度。
小の島に比べたら、幾島の本音・体当たりの方がどんなにいいことか。
さらなる難敵は斉彬の正室であり篤姫の母となった英姫(余貴美子)。
西陣織、菓子……、篤姫は「お優しいお方」と喜ぶが、会っていきなり「薩摩の分家の娘が御台所など誰も認めておらぬわ。肝に銘じよ!」
今回は完全な篤姫の負け。
覚悟をしてきたのにいきなり梯子を外され、愛されたいと思っていた江戸の母君からは拒絶。
これは落ち込む。
今回は次のエピソードに移るブリッジ的役割の話。
一応、ドラマとして結末をつけるために、
「お殿様を信じること」~これは江戸に行けない尚五郎(瑛太)のエピソードでも語られた。
「幾島との絆」で締めくくった。
幾島のラストの言葉はなかなか泣ける。
「老女とはおのが主をお守りするもの。私が守り抜いてみせる。裏の事情をつきとめてみせる。お心安らかに」
幾島が強い人でよかった。
幾島が弱い人間だったら篤姫はたちまち潰れていただろう。
篤姫には立ち塞がる難敵が次々と出てくるが、彼女を支えてくれる人々もいる。
父、母、菊本、尚五郎、幾島……。
現実と戦っていくうえで、支えてくれる人・信じることのできる人は必須なのだ。
それにしても身内の薩摩藩邸でさえこうなのだから、江戸城の大奥ではさらにハードになりそう。
篤姫には曲がらずにいつものとおりでいてほしい。
彼女がどんな大人になっていくかも今後の見所だ。
※追記
桜島に続いて富士のお山に叫ぶ篤姫。
「薩摩よりまかり越しました篤子でございます。この先より先よろしくお願い致します!」
なかなか恥ずかしい。
※追記
よくできた姫、郁姫の話を聞いて自分に仕える幾島が気の毒だという篤姫。
船の中でのやりとりといい、篤姫は幾島に絆を感じている。
ラストの幾島のせりふ(「老女とはおのが主をお守りするもの。私が守り抜いてみせる。お心安らかに」)はそんな篤姫に応えたせりふだ。
この辺の構成は巧みに編み込まれた織物を見るようで心地いい。
斉彬(高橋英樹)、幾島(松坂慶子)らと相まみえ、今回も難敵が。
江戸の薩摩藩藩邸。
待ち受けていたのは老女の小の島(佐藤藍子)。
篤姫に対して心を開かない軽んじている様な態度。
小の島に比べたら、幾島の本音・体当たりの方がどんなにいいことか。
さらなる難敵は斉彬の正室であり篤姫の母となった英姫(余貴美子)。
西陣織、菓子……、篤姫は「お優しいお方」と喜ぶが、会っていきなり「薩摩の分家の娘が御台所など誰も認めておらぬわ。肝に銘じよ!」
今回は完全な篤姫の負け。
覚悟をしてきたのにいきなり梯子を外され、愛されたいと思っていた江戸の母君からは拒絶。
これは落ち込む。
今回は次のエピソードに移るブリッジ的役割の話。
一応、ドラマとして結末をつけるために、
「お殿様を信じること」~これは江戸に行けない尚五郎(瑛太)のエピソードでも語られた。
「幾島との絆」で締めくくった。
幾島のラストの言葉はなかなか泣ける。
「老女とはおのが主をお守りするもの。私が守り抜いてみせる。裏の事情をつきとめてみせる。お心安らかに」
幾島が強い人でよかった。
幾島が弱い人間だったら篤姫はたちまち潰れていただろう。
篤姫には立ち塞がる難敵が次々と出てくるが、彼女を支えてくれる人々もいる。
父、母、菊本、尚五郎、幾島……。
現実と戦っていくうえで、支えてくれる人・信じることのできる人は必須なのだ。
それにしても身内の薩摩藩邸でさえこうなのだから、江戸城の大奥ではさらにハードになりそう。
篤姫には曲がらずにいつものとおりでいてほしい。
彼女がどんな大人になっていくかも今後の見所だ。
※追記
桜島に続いて富士のお山に叫ぶ篤姫。
「薩摩よりまかり越しました篤子でございます。この先より先よろしくお願い致します!」
なかなか恥ずかしい。
※追記
よくできた姫、郁姫の話を聞いて自分に仕える幾島が気の毒だという篤姫。
船の中でのやりとりといい、篤姫は幾島に絆を感じている。
ラストの幾島のせりふ(「老女とはおのが主をお守りするもの。私が守り抜いてみせる。お心安らかに」)はそんな篤姫に応えたせりふだ。
この辺の構成は巧みに編み込まれた織物を見るようで心地いい。