平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

麒麟がくる 第22回「京よりの使者」~山を登り始めた光秀。ともかく一歩一歩歩いていくしかない

2020年08月31日 | 大河ドラマ・時代劇
「雲が晴れるか否か。
 十兵衛様、目の前のことをひとつひとつやっていくしかないのではありませぬか。
 山は大きい方がいい。
 登りきると、よーい眺めじゃ」

 ふたたび山を登り始めた光秀(長谷川博己)。
「麒麟がくる国造り」という大きな山に登るのにたじろいでいた光秀に
 望月東庵(堺正章)はこんな言葉をかけた。
 確かにね。
 山を登るには、近道、遠まわり、急な坂、緩やかな坂など、さまざまなものがあるけど、ともかく歩を進めていくしかない。

 浪人生活をおくっていた光秀は、いったん足をとめて、まわりの景色を見ていた。
 まわりの景色をゆったりと見ていると見えて来るものもある。
 光秀の場合は織田信長(染谷将太)だった。
 信長の力を使って、将軍・義輝(向井理)の復権をめざす。
 これが光秀の策だった。

 Re:スタートのエピソードとしてはいい感じですね。

 東庵先生はこんなことも。
「手を尽くして治る命もあれば、治らぬ命もある。
 治る者はおのれの生きる力で病を治す。
 医者はただその手助けをしているだけじゃ」

 光秀は足利将軍家を治そうとしているが、果たして将軍家に自ら生きる力はあるのか?

 覚慶(滝藤賢一)、後の足利義昭が登場した。
 信長視点のドラマだと、義昭は権力欲のかたまりで、小者として描かれることが多いが、今作では私心のない良い人物のよう。
 民に食べ物を施す姿を見た駒(門脇麦)に覚慶は
「わたしは生き仏などではない。ただやれることをやっているだけじゃ」
 これは東庵が光秀に言った
「目の前のことをひとつひとつやっていくしかない」
 に通じるもので、今後、光秀と覚慶はリンクしそう。

 戦国時代の大河ドラマで、京の将軍家を描いたのは、いい所ですね。
 義昭が僧だったことは知らなかったし、将軍・義輝や三好長慶(山路和弘)の関係もよくわかった。

 あと、光秀は現実の問題を一歩一歩少しずつ前に進めて解決していく保守的な人物。
 一方、信長は古い既得権を排除して急進的に社会改革をおこなっていく人物。

「歩く男」と「走る男」

 このあたりで亀裂が起こりそうだ。
 光秀は旧い勢力・足利将軍家を大事にしていますしね。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛の不時着 第1話・2話~地雷原を走るヒロイン登場!(笑)そのたくましさは世界を変えていく!

2020年08月30日 | その他ドラマ
「愛の不時着」1話・2話を見た。

 ヒロインのユン・セリ(ソン・イェジン)がたくましい!
・走って地雷原を突破w
 地雷を踏みそうになるが、なぜか踏まないw
・方向音痴で南に逃げたつもりが北に行ってしまうw
・逃走中、北朝鮮の兵たちのそばを入り抜けるが、兵たちはなぜか気がつかないw
 まあ、これは北朝鮮の兵たちがおバカで、
 「冬ソナ」を見て涙していたり、母親の手紙を読んで涙していたりしているせいなんだけど。
・北朝鮮の兵たちに見つかっても彼らの弱みを握ってて仕切り始めるw
 「あなた、勤務中、お酒を飲んでたわよね?」
 「冬ソナ見てたわよね?」
 「あたしが保衛部に捕まったら全部バラすけど、いいの?」
・北朝鮮の兵たちとすぐに仲良くなれるw
 「冬のソナタの続きはこうなるのよ」
・南に帰るためなら、どんなウソもつくw
 「あたし、すぐ記憶喪失になるから、ここで見たこと忘れるわ。だから南に帰して」
・肉が食べたい、シャンプーが欲しいとわがままw

 何だ、「愛の不時着」なんてタイトルだから深刻な話かと思っていたが、ギャグではないか。
 地雷原を走り出した時は笑いました!

 しかし、このたくましさは素晴らしいな。
 普通、北朝鮮に不時着してスパイ容疑にかけられたら悲嘆に暮れるもの。
 しかし、セリは違う。
 したたかに状況を自分に有利なように変えてしまう。
 自ら仕切って、まわりを味方にしてしまう。
 基本、図々しくてイヤなやつなんですけどね。
 でも逆境におけるこの姿勢は見習いたいもの。

 世界は変えられる。

 おそらく今後、セリは北朝鮮将校のリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)や兵士たちを変えていくのだろう。
 セリ自身も彼らとの関わりの中で変わっていく。

 変わった先に見える景色はどのようなものなのだろう?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝! 安倍晋三辞任~この辞任で一番よかったことは「安倍信者」がいなくなることだ!

2020年08月28日 | 事件・出来事
 首相の安倍晋三が辞任した。
 長かったなあ、この7年8ヶ月。
 これで少しは僕のストレスが減るだろうか?

 安倍政権の評価については、いろいろ書いているので、今回は見送るが、まあ『成果ゼロ』だよね。
「拉致問題」「北方領土問題」「デフレからの脱却」「GDP600兆」「出生率UP」なども成し遂げなかった。
 成し遂げたのは、
「実質賃金低下」や「国民ひとりあたりのGDPダウン」など、国民を貧乏にすることばかり。

 霞ヶ関の劣化も著しく、
「公文書改ざん」「公文書隠蔽」「公文書破棄」「忖度」「ウソ・ゴマかし」
 完全に三流国になってしまった。

 新しい首相にはぜひ上記の政治課題に真っ正面から取り組み、霞ヶ関をマトモな組織に復活させてほしい。
「拉致問題」は新首相のもとなら北朝鮮は話し合いに応じるだろう。
 よかったですね、拉致被害者家族の皆さん。
 あとは安倍と黒田が作りだした異次元の金融緩和による負債。
 新首相はこれにどう決着をつけるつもりかね?

 新首相は自民党から選出されるんだろうけど、もう利権政治はやめようよ。
 この国にはそれをやっている余裕がない。
 必要なことに十分な予算を投入して、現状の問題解決や未来の果実につなげる。
 これをやらないと、この国はどんどん衰退していくぞ。
 …………

 安倍晋三が辞めて一番よかったと思うのは『安倍信者』を一掃できることだ。
 彼らは気持ち悪いからね。
「安倍さんしかいない」「安倍さんは世界の首脳が認めるリーダー」
 そんなわけねえだろう?
 でも彼らにはこう見えているらしい。
 こうなると「支持」じゃなくて、もはや「信仰」。
「安倍さんがいないと中国が攻めてくる」
 というのも盲信で、コロナ対応で見られるとおり、彼は一番危機管理に向いていないリーダーだ。

 安倍信者はまさか「麻生太郎」「菅義偉」「岸田文雄」「石破茂」に鞍替えしないよね?
 安倍晋三に殉じて、ずっと温和しくしていてほしい。

 憲法改正も安倍のもとでおこなわれなくて、よかったよ。
「お父さんは違憲なの?」と自衛隊員の子供が泣くから憲法改正をする。
 こんな頭の悪い、情緒的な理由で憲法改正されたら、たまったもんじゃない。
 末代までの恥。

 というわけで、
 バカで、ウソつきで、権力を抑制的に使えない人物が辞めてくれてよかった!
 とりあえず、マトモな政治に戻ることを期待します!
 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「吾輩は猫である」を読む⑤~朗読して心地いい! 猫が餅を食って踊り出すシーンは「落語」だよね!

2020年08月28日 | 小説
 漱石の「坊ちゃん」が落語であると看破したのが、「声に出して読みたい日本語」などの著書をもつ明治大学の齋藤孝さん。
「坊ちゃん」の文体って、リズムがあって江戸前なんですよね。
 声に出して朗読すると本当に楽しい。

 同じことが「吾輩は猫である」にも言えて、こんな一説がある。
 猫が正月に餅を食べて踊り出すシーン(新潮文庫版P39)だ。

 煩悶の極(きょく)、尻尾をぐるぐる振って見たが何等の功能もない、
 耳を立てたり寝かしたりしたが駄目である。
 考えて見ると耳と尻尾は餅と何等の関係もない。
 要するに振り損の、立て損の、寝かし損であると気が付いたからやめにした。
 ようやくの事これは前足の助けを借りて餅を払い落すに限ると考え付いた。
 まず右の方をあげて口の周囲を撫で廻す。
 今度は左りの方を伸ばして口を中心として急劇に円を劃(かく)して見る。
 辛抱が肝心だと思って左右交(かわ)る交るに動かしたがやはり依然として歯は餅の中にぶら下っている。
 ええ面倒だと両足を一度に使う。
 すると不思議な事にこの時だけは後足二本で立つ事が出来た。
 何だか猫でないような感じがする。
 猫であろうが、あるまいがこうなった日にゃあ構うものか、何でも餅の魔が落ちるまでやるべしという意気込みで無茶苦茶に顔中引っ掻き廻す。
 前足の運動が猛烈なのでややともすると中心を失って倒れかかる。
 倒れかかるたびに後足で調子をとらなくてはならぬから、一つ所にいる訳にも行かんので、台所中あちら、こちらと飛んで廻る。
 我ながらよくこんなに器用に起(た)っていられたものだと思う。


 饒舌で自由で痛快な文章だ。
「煩悶の極」と漢語でリズムをつくり、
「振り損の、立て損の、寝かし損である」と韻を踏み、
「ええ面倒だ」と日常の言葉を取り入れている。
「何だか猫でないような感じがする」と話もあちこちに飛ぶ。

 この文章はゆっくり読んだらダメで、早口の落語の言い立てで読むと、猫の混乱ぶりがよくわかる。

 文学というと「読む」ものと思いがちだが、「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」は「聴くもの」「朗読するもの」として作られている気がする。
 日本近代文学の「深刻」からもかけ離れていて、ナンセンスで、江戸時代の戯作や落語を思わせる。

「吾輩は猫である」は当時としては画期的な小説であっただろう。
 いや、落語や講談など「語りの演芸」が日常だった当時では、逆にこれが当たり前だったのかもしれない。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今田美桜、浜辺美波ら、熾烈な戦いの女優戦線!~広瀬すず、有村架純らは新興勢力に押されている?

2020年08月26日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 日テレやるな。

 ドラマ「親バカ青春白書」で今田美桜さんを起用。
 ドラマ「私たちはどうかしている」で浜辺美波さんを起用。

 す、素晴らしい!
 今田美桜さんは少し前まで「半沢直樹」にも出ていて、日曜夜は今田美桜を見られる至福の時間だった。

 今田美桜。
 浜辺美波。
 おそらくギャラ的にもタレントパワー的にも演技力的にも使いやすい女優さんなんだろう。
 CMでもこのふたりを見ない日はない。
 あとは橋本環奈。

 ガッキー、綾瀬はるか、戸田恵梨香クラスになるとすでにベテラン。
 多部未華子、吉高由里子、高畑充希クラスも中堅で安定。
 広瀬すず、有村架純、吉岡里帆クラスは、今田美桜・浜辺美波ら新興勢力に押されている感じか?
 上白石萌音・萌歌姉妹も見逃せない。
 川栄李奈はバイプレイヤーとして、いい仕事をしてるよな。
 同じAKB勢では松井玲奈様も。
 小芝風花、黒島結菜、岸井ゆきのはコメディエンヌとして大活躍。

 この他にも、杉咲花さんとか顔の浮かぶ女優さんはたくさんいて、今の女優陣は本当に層が厚い。
 だから戦いは熾烈!
 少しでも気を緩めれば戦線から離脱してしまうし、いい役にめぐり会えればたちまち浮上する。
 清原伽耶さんなんか、朝ドラヒロインが決定しているから一気に注目されそう。

 そんな中、こんなネット記事を見つけた。

 明日の国民的女優たち 山之内すず他次世代ヒロイン4人(週刊ポストセブン)

 山之内すず
 箭内夢菜
 大森莉緒
 中井友望

 山之内すずさんは昨日「踊る!さんま御殿」で見たけど、透明感ハンパないな。
 しゃべると、関西の女の子だけど。
 箭内夢菜さんは「3年A組」に出てた。
「3年A組」は、永野芽郁、上白石萌歌、川栄李奈、今田美桜、森七菜、堀田真由、福原遥、富田望生など、女優さんチェックのためには欠かせない作品。
 みんな、教室の中のone of themじゃないから見応えがある。
 大森莉緒はラスアイの「おーりお」!
 アイドルの彼女は知ってたけど、女優さんとして注目されてたのか。
 中井友望さんはこれから勉強します!

 ふっふっふっ、
 僕はおっさんだが、これほど女優・アイドルの顔と名前が一致するおっさんはいないだろう(笑)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍晋三の2799日~成果のないこの期間は「停滞の時代・後退の時代」と呼ばれるんだろうな

2020年08月24日 | 事件・出来事
 われらが安倍晋三首相が連続在職記録2799日を達成され、憲政史上最長となった!

 

 おめでとう!
 さすがはわれらが安倍首相!
 って、誰が言うか!

 いったい彼はこの2799日に何を成し遂げたのかね?
・拉致問題進展せず。
・北方領土進展せず、むしろ後退。
・デフレからの脱却達成せず←消費税を上げてるんだから当たり前!
・実質賃金は下がり、格差拡大←アベノミクスのトリクルダウンはどうした?
・少子化問題解決せず、むしろ出生率低下。

 株価は確かに上がったが、日銀マネー・年金資金・郵貯によって上がった官製相場。
 利確でもしようものなら、たちまち暴落する砂上の楼閣。
 今や日銀が日本企業の大株主という異常事態だ。

 就職率も上がったが、民主党政権時代から回復の兆しがあり、団塊の世代の定年退職でもともと想定されていたこと。

 経済も「いざなぎ景気超え」とか言って自画自賛していたが、
 結局、2018年10月に景気後退が始まっていたことが明らかになってボツに。

 しかも、この「いざなぎ景気超え」というのも言葉のマジックで、すこしでも成長していれば「達成」と評価される代物。
 ちなみに2018年のデータだが、
 日本のGDP成長率は0.814%で世界170位。
 韓国・台湾は2.6%、アメリカは2.9%、中国は6.5%。
 フランスは1.7%、ドイツは1.5%、英国は1.4%。
 これだけ金融緩和をしてこの数字0.8%かよ!

 今やるべきは「内需拡大」なんだけどね。
 給料上げて、税金を下げて消費をどんどん喚起する。
 給料が上がれば、結婚して子供を持とうという気持ちも出て来る。
 なのに政府のやっていることは真逆。
 税金上げて、外国人労働者を入れて賃金を下げて、市中にお金がまわらないようにしている。

 もはや政府や経団連は「分厚い中間層」を復活させることを放棄しているようだ。
 低所得者層からはさまざまな形で税金を徴収し、年配者や中間層からは預金を奪い取り、
 自分たちが生き残り贅沢をするために、市中にあるお金をしぼり取っている。
 市場が焼け野原になるまで奪い取る──これが新自由主義だ。
 安倍内閣は「新自由主義内閣」と言える。

 限りある税金を自分たちのお仲間で分け合おうというのも安倍内閣の特徴で、安倍晋三は仲間内では評判がいい。
 これに追随して、自分が恩恵をこうむっていないのに安倍を支持するヤツはただのバカ。肉屋を支持するブタ。

 安倍内閣の2799日は、後の歴史で「停滞の時代」「後退の時代」と呼ばれるんだろうな。
 これを後押しした「ひるおび」などメディアの責任は重い。

 本日、安倍は検査で再入院するそうだ。
 昨日はたいして間が開いていないのに床屋に散髪に行った。
 そろそろ辞めるな。
「重病を抱えて職務をまっとうした安倍総理は偉い」というストーリーをこしらえて。

 でも安倍のやった業績と言えば……上に書いたとおり。
 お涙頂戴の物語にダマされてはいけない。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナで起きるパラダイムシフト~資本主義の終焉、旧型人類の消失。人類史上に残る転機を目撃しよう!

2020年08月21日 | 事件・出来事
 市井にはさまざまな哲学者・思想家がいて、大変勉強になる。

 たとえば、コロナについて5chでこんな書き込み。

『政治家は、政治的判断を最優先に考え、恐怖を煽るなといって逆に不信を広げ、
 経済学者は、経済的判断を最優先に考え、経済再開で感染を広げて逆に経済を停滞させ、
 法律家は、法律的判断を最優先に考え、実態と合わない規制を直さず感染を広げ、
 思想家は、人権尊重優先で、ぬるい規制で感染を拡大させ、
 宗教家は、宗教最優先に考えて、恐れるなと言って多くの人を死亡させた。
 コロナは、最優先に生物的科学的な判断をしなければならないのに、
 数学の問題を国語で解こうとしている』


「数学の問題を国語で解こうとしている」
 わかるわー。
 おそらく文系の思考では、この問題を解決できない気がする。
 数学脳で考えなくてはいけないのに、日本では検査数の数字すら曖昧でメチャクチャ。
 数字に基づかず、安倍晋三やまわりの連中の乏しい脳ミソでGOTOとかを決めている。

『マリモが崩壊する様子に似てるな。
 地球全体がつながって、一つの生命体に近づいた途端
 分解を始めるなんて』


 グローバル化は地球全体がつながって、人類がひとつの生命体になること。
 コロナはひとつの生命体になるのを分解するためのもの。
 なるほど~生物学的に考えると、こうなるのか。
 アーサー・C・クラークのSF「地球幼年期の終わり」を思い出した。

『世の中のデトックス、アーンド断食。
 地球が宿便出している最中なんだね。
 コロナで逝った人は大便、つまり糞』


 これも地球視点の発想。
 優生思想に繋がらなきゃいいけど。

『補助金、支援金
 まるで資本主義に逆らっている。
 世界は共産主義へ。資本主義は終わり。
 近代、人々の暮らしは、食糧や衣服の増産、生活必需品、自動車などのぜいたく品も含め、多くの物を欲しがり、大量生産、大量消費こそが幸せの象徴だった。
 それには資本主義がベストだった。
 ところが技術の途上国移転で、生産は過剰になり、安くても売れず、物が完全に行き渡り、買い替え需要は小さくなった。
 成長がほとんど止まった市場を、世界中のメーカーで奪い合い、熾烈な価格競争で、ますます雇用は不安定になった』


『今起きているのは間違いなく人類史に残るレベルの「パラダイムシフト」
 コロナ前の社会や経済に戻そうと固執している人たちは変化に取り残される「旧型」の人たち
 そういう人たちは消え去っていく
 それが歴史の常
 これからは過去の「固定観念」や「あたりまえ」を捨てて、
 どんなことにも柔軟に適応していく者たちが生き残り、世界を引っ張っていく』


 以前も書いたけど、コロナに関わりなく「資本主義」「新自由主義」は限界に来ていた気がする。
 大量生産、大量消費。
 市場の奪い合い、資源の奪い合い。
 市場で売るものがなくなったから株・為替を始めとして仮想通貨や空気まで売り始めた。
 結果、起きているのは地球温暖化、地球が悲鳴をあげている状況だ。
 今回のコロナは資本主義・新自由主義へのさらなる警鐘なのかもしれない。
 実際、大量生産、大量消費は機能しなくなったし、飛行機などの移動がなくなり二酸化炭素が減ったそうだ。

「パラダイムシフト」
 僕たちは従来の経済モデルを捨て、新しい経済モデルを模索する時に来ているのかもしれない。
 そして残念ながら、日本を始めとして世界を上の方で仕切っている連中には新しいビジョンを構想する力がないし、社会を大きく変えることもできない。
 なぜなら彼らはお金や地位など、多くのものを持ちすぎていて捨てることができないからだ。

 さあ、大変だけれど、面白い時代になって来ました!
 僕たちは人類史の大きな転機を目撃できるかもしれない。


※参照サイト
 近現代の終焉、その後の世界は(ネットゲリラ)

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍晋三の147日休んでない自慢~作家・乙武洋匡さんがきれいごとで擁護してたけど、どうなんだろう?

2020年08月20日 | 事件・出来事
 安倍晋三の「147日休んでない自慢」

 雑誌「女性自身」の検証によると、
 休日執務の64%が2時間以下の仕事だったらしい。

 これをどう評価するかはお任せするが、
 マスコミはかくあるべし。
「女性自身」のような検証をしてから情報を流してほしいものだ。

 休日執務の64%が2時間以下 安倍首相“147連勤”の正体(女性自身)

 それにしてもダサいよな、この休んでない自慢。
 会社にもよくいるよね。
「俺、全然休んでないんだよ」ってアピールしているヤツ。
 そういうヤツに限って仕事ができない。
 …………

 一昨日、作家・乙武洋匡さんのツィートが議論を呼んでいた。

 安倍晋三の検査入院について浴びせられた批判・誹謗中傷に対するツィートだ。

「たいして働いてないだろ」
「休みたいなら辞職しろ」
「そのままずっと休んでろ」
この国でブラック企業がなくならない理由がよくわかった気がする…。
どんなに政治思想が相容れなくても、体調が悪いときに浴びせるべき言葉ではないかな。


 ご立派!
 まあ、正論。

 でも、乙武さんは「物書き」「作家」。
 どうして安倍晋三に対してこういう声が上がるのかを分析するのが「作家」の姿勢なんじゃないのかね?

 もちろん、これらの発言の裏には政治的なものもあるんだろうけど、それだけで片づけてしまうのはどうなのか?
 政治的な主張よりは、安倍晋三に対する怒り・嘆き・悲嘆・憎しみ・不安みたいなものがあるんじゃないの?
 つまり安倍晋三に対する怨嗟の声。
 僕の中にも哮り狂う獣のように渦巻いている。

 これは嫌韓・嫌中の怨嗟の声も同様で、
 2020年の日本でどうしてこういう声があがるのかを考えるのが「物書き」の姿勢だと思う。
 敢えて、乙武さんに申し上げれば、
「作家にきれいごとの正論は要らねえよ!
 ほんと、つまらない作家だな!」

 あとつけ加えて言うと、
・ブラック企業がなくならないのは安倍が改善しようとしないから。
・安倍晋三は上級国民の代表。
・心ない言葉を浴びせているのは安倍に対してだけ。
・     〃        格差に苦しむ人たち。
・     〃        安倍のコロナ対応の無策に怒っている人たち。
・     〃        森友事件の赤木俊夫さんや電通過労死の高橋まつりさんらに寄り添わない安倍に怒りを抱いている人たち。

 乙武さん、こういうことを理解していれば、安易なきれいごとは言えないはずです。

 乙武さんツィートはこちら
 首相十分な静養求める声
 結構、批判のリプが来ています。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍晋三、147日休みを取っていないアピール!~これほど情けない総理大臣がいただろうか?

2020年08月18日 | 事件・出来事
 安倍晋三がお涙頂戴作戦開始?

 甘利明「ちょっと休んでもらいたい。責任感が強く、自分が休むことは罪だとの意識まで持っている」

 同じく甘利明はツィートで、
『「何で次から次へと日程を入れて総理を休ませないんだ!疲れ切っているのに!」「いくら言っても聞かないんです。本人が休もうとしないんです。先生からも説得して下さい!」私と総理秘書官とのやり取りです。色々なお叱りはあります。しかし側で見る限り総理は間違いなく懸命に取り組んでいます』

 麻生太郎「147日間休まず働いたら、普通だったら体調としては、おかしくなるんじゃないの」

 夕方のニュースでもテレビ各局の政治部の忖度記者が「コロナ対応で147日休んでいない」と強調。

 まあ、147日公務だったというのは本当なんだけどさ(朝日新聞の首相動静によると、1月26日~6月20日の147日間「公務なし」の休日がなかった)、これを美談にしてないか?
 首相が「ボク、休みなしで働いてるんですぅ」アピールってどうなのよ?
 小池百合子や吉村洋文が「休みなしで働いているんですぅ」ってアピールしたか?
 多忙な中でも休みを作りだしてベストの体調で仕事に取り組むのがリーダーってもんだ。
 小池や吉村や全国の知事さんたちはこれをやっている。
 トランプもプーチンも習近平もそうだろう。
 まあ、安倍晋三本人がこの情けないアピールをしていないのが救いなんだけど。
 
 それに、
「公務なし」の日は147日と言うけれど、少なくとも半休の日はあったはず。
 星野源さんの動画コラボでは家で優雅にくつろいでいた。
 15分の会議に参加しても公務。
 これはもしかして安倍政権お得意の「ご飯論法」?

 こんな情けないお涙頂戴にダマされてはいけない。

 それに、
 安倍の仕事が激務だとしても、エネルギーを注ぐ方向が間違っていないか?
 アベノマスク・星野源動画・GOTOキャンペーンなど、どれもバカな施策ばかり。
 バカな施策にエネルギーを注いで「激務だ」「大変だ」と言われてもねえ。
 今、あなたが真っ先にやるべきことは、
・PCR検査や保健所を含めて安心できる医療体制をつくること
・新型インフルエンザ特措法の改正をすること
・記者会見を定期的に開いて、国民にメッセージを語ること
 じゃないかね?
 ………………
 
 ヤフコメでは僕よりも辛辣なことを書いている方がいるので引用しておきましょう。

『そんなに責任感が有るのであれば、しっかり会見を開き質問一つ一つに真摯に丁寧に答えると思います。
 国会も開きません、
 特措法の改正はコロナが終息してからだそうです。
 責任の意味を安倍晋三と一緒に甘利も勉強する必要が有ります。
 逃げ回る姿に国民は本気で怒っている、
 安倍晋三にだけでなく自民党にもだ』


『甘利さん、議員とはそういう仕事です。
 嫌なら立候補しなきゃいいんですから。
 お盆も休めず頑張ってる医療関係者の方こそ休んで欲しいですね』


『国のトップだぞ?
 責任感強いなんて本来当たり前のこと』


『安倍さんのコロナ対応って、原稿を読むだけでしょ?
 どんな疲労が蓄積されるんだろう
 休むのは構わないけれど、その間の代替責任者任命して、やることやって休めばいい
 なんだか長期で働いていますよってアピールは凄いけれど、一日15分だけ会議に出席とか、働いていると思わないんだけど』


『別に夏休みはとって良いんだよ! 人間だから休みは必要!
 でも政策は甘々、対応もしない、国会も開かず、熊本や山形の豪雨も、コロナの第二波とも思われる感染拡大も、モーリシャスの日本の船の問題もスルーで首相の役目を果たしてない事が問題なんだよ。
 なんか勘違いしてないか?
 国民はちゃんと仕事をしてる政治家へはリスペクトを表しますから』


 最後に
 安倍さん、体調が悪いのなら辞めて下さい。
 なにもせずに放っておけば、コロナ苦境・経済苦境はますます深刻になる。
 それが国民のため、あなたのためです。


※関連記事
 甘利氏、安倍首相を「休ませて」 コロナ対応で疲労蓄積を心配(Yahooニュース)
 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半沢直樹~「架空請求・水増し請求→国会議員の裏金」という図式は現在、当たり前におこなわれていそうだな

2020年08月17日 | 職業ドラマ
「あなたからは腐った肉の臭いがする」
 半沢(堺雅人)が帝国航空・財務担当役員の永田宏(山西惇)に言い放った言葉だ。

 永田宏がおこなっていた汚職は次のようなもの。
・丸岡商工の丸岡耕二(粟根まこと)と手を組み、ポスター印刷代などを水増し請求や架空請求。
・懐に入れたカネの一部を兄で国会議員の永田栄一(八十田勇一)に献金・環流。

 つまり永田宏は会社のお金を私物化し、国会議員の裏金づくりに貢献していたわけだ。
 …………

『架空請求・水増し請求→浮いたカネを政治家に献金あるいは政治家の裏金にする』

 というスキームは、現在の日本で当たり前におこなわれているんだろうな。

 たとえば現在、逮捕されている河井克行・案里夫妻。
 自民党本部から渡された選挙資金1億5000万を選挙チラシの印刷代やポスティング費に使ったと主張しているようだが、実際はどうなんだろう?
 印刷業者に割高で発注して、浮いたカネを裏金にしていたのではないか?
 この選挙には安倍晋三事務所の秘書が出入りしていたから、そのカネが安倍事務所に渡ったかも?

 同じスキームは「電通の中抜き」や「アベノマスクの実績のない会社への発注」など、至る所に見受けられる。
「オリンピック」にまつわる事業もそう。
 まあ、あくまで推測ですけどね。
 これを調べ、立証するのが検察や警察、マスコミ、国会の仕事だ。

 仮にこのスキームが日本全国でまかり通っているとしたら、
 消費税やその他の税金をいくら上げても足りないわけだよ。
 税金に群がるタックスイーター、政治家を一掃しないかぎり。
 まあ、自民党政治の本質は「利権政治」ですから、自民党が心を入れ替えないかぎり、これは続くんですけど。
 国の1100兆もの借金はこれらが積もり積もって作られた。

 ドラマや小説などのフィクションは現実の反映である。
 現実の反映がなければ、たちまち「そんなのウソだろう」「絵空事」とツッコまれてしまう。
「半沢直樹」が共感を集めているのは、ここに現実を想わせるリアリティがあるからだ。
 カネに群がる悪い奴を徹底的にやっつける半沢に支持が集まるのは、検察や警察などが仕事をしないからだ。

 銀行内部の抗争から国家権力との闘いになった半沢直樹。
 いったい、どんな腐敗構造を見せてくれるのだろう?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする