「雲が晴れるか否か。
十兵衛様、目の前のことをひとつひとつやっていくしかないのではありませぬか。
山は大きい方がいい。
登りきると、よーい眺めじゃ」
ふたたび山を登り始めた光秀(長谷川博己)。
「麒麟がくる国造り」という大きな山に登るのにたじろいでいた光秀に
望月東庵(堺正章)はこんな言葉をかけた。
確かにね。
山を登るには、近道、遠まわり、急な坂、緩やかな坂など、さまざまなものがあるけど、ともかく歩を進めていくしかない。
浪人生活をおくっていた光秀は、いったん足をとめて、まわりの景色を見ていた。
まわりの景色をゆったりと見ていると見えて来るものもある。
光秀の場合は織田信長(染谷将太)だった。
信長の力を使って、将軍・義輝(向井理)の復権をめざす。
これが光秀の策だった。
Re:スタートのエピソードとしてはいい感じですね。
東庵先生はこんなことも。
「手を尽くして治る命もあれば、治らぬ命もある。
治る者はおのれの生きる力で病を治す。
医者はただその手助けをしているだけじゃ」
光秀は足利将軍家を治そうとしているが、果たして将軍家に自ら生きる力はあるのか?
覚慶(滝藤賢一)、後の足利義昭が登場した。
信長視点のドラマだと、義昭は権力欲のかたまりで、小者として描かれることが多いが、今作では私心のない良い人物のよう。
民に食べ物を施す姿を見た駒(門脇麦)に覚慶は
「わたしは生き仏などではない。ただやれることをやっているだけじゃ」
これは東庵が光秀に言った
「目の前のことをひとつひとつやっていくしかない」
に通じるもので、今後、光秀と覚慶はリンクしそう。
戦国時代の大河ドラマで、京の将軍家を描いたのは、いい所ですね。
義昭が僧だったことは知らなかったし、将軍・義輝や三好長慶(山路和弘)の関係もよくわかった。
あと、光秀は現実の問題を一歩一歩少しずつ前に進めて解決していく保守的な人物。
一方、信長は古い既得権を排除して急進的に社会改革をおこなっていく人物。
「歩く男」と「走る男」
このあたりで亀裂が起こりそうだ。
光秀は旧い勢力・足利将軍家を大事にしていますしね。
十兵衛様、目の前のことをひとつひとつやっていくしかないのではありませぬか。
山は大きい方がいい。
登りきると、よーい眺めじゃ」
ふたたび山を登り始めた光秀(長谷川博己)。
「麒麟がくる国造り」という大きな山に登るのにたじろいでいた光秀に
望月東庵(堺正章)はこんな言葉をかけた。
確かにね。
山を登るには、近道、遠まわり、急な坂、緩やかな坂など、さまざまなものがあるけど、ともかく歩を進めていくしかない。
浪人生活をおくっていた光秀は、いったん足をとめて、まわりの景色を見ていた。
まわりの景色をゆったりと見ていると見えて来るものもある。
光秀の場合は織田信長(染谷将太)だった。
信長の力を使って、将軍・義輝(向井理)の復権をめざす。
これが光秀の策だった。
Re:スタートのエピソードとしてはいい感じですね。
東庵先生はこんなことも。
「手を尽くして治る命もあれば、治らぬ命もある。
治る者はおのれの生きる力で病を治す。
医者はただその手助けをしているだけじゃ」
光秀は足利将軍家を治そうとしているが、果たして将軍家に自ら生きる力はあるのか?
覚慶(滝藤賢一)、後の足利義昭が登場した。
信長視点のドラマだと、義昭は権力欲のかたまりで、小者として描かれることが多いが、今作では私心のない良い人物のよう。
民に食べ物を施す姿を見た駒(門脇麦)に覚慶は
「わたしは生き仏などではない。ただやれることをやっているだけじゃ」
これは東庵が光秀に言った
「目の前のことをひとつひとつやっていくしかない」
に通じるもので、今後、光秀と覚慶はリンクしそう。
戦国時代の大河ドラマで、京の将軍家を描いたのは、いい所ですね。
義昭が僧だったことは知らなかったし、将軍・義輝や三好長慶(山路和弘)の関係もよくわかった。
あと、光秀は現実の問題を一歩一歩少しずつ前に進めて解決していく保守的な人物。
一方、信長は古い既得権を排除して急進的に社会改革をおこなっていく人物。
「歩く男」と「走る男」
このあたりで亀裂が起こりそうだ。
光秀は旧い勢力・足利将軍家を大事にしていますしね。