平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

天皇の料理番~畏れ多くも陛下の台所だと名乗るなら、助けを求める人には手を差しのべるべきである!

2015年06月30日 | 職業ドラマ

 『JIN』を制作したこの番組のスタッフは、丘の上から街を見るシーンが好きだなぁ。
 今回もそれがあった。

 関東大震災。
 篤蔵(佐藤健)が九条公爵邸から出て来ると、街から幾筋もの黒煙があがっている。
 シーンが変わって、宮城から出て来ると、黒煙がさらに激しくなり、宮城前広場にはたくさんの避難民が。
 そして夜。
 夜空はあがる炎で真っ赤になっている。

 大震災のシーンって、阪神淡路大震災、東日本大震災を見てきた僕たちにとって、トラウマのような既視感があるんですよね。
 僕は阪神淡路も東日本も、直接、現地で体験したわけではないけれど、心がザワザワする。
 これがドラマのワンシーンだとわかっていても言葉を失う。

 でも、篤蔵は強いですね。
 妻・俊子(黒木華)や子供たちのことが気になりながらも、避難民のために尽くすことを決断して、〝炊き出し〟をおこなう。
 悲惨な現実に呆然としているのではなく、立ち向かおうとする。
 これがドラマの主人公だ。

 宮前(木場勝己)さんもカッコ良かった。
 炊き出しをおこなおうとする篤蔵に、いつものように規則に反すると、文句を言うのかと思っていたら、
「畏れ多くも陛下の台所だと名乗るなら、助けを求める人には手を差しのべるべきである。厨司長、ご指示を!」
 宮前さんも〝真心〟のある、〝自分の頭で考える人〟だったんですね。

 避難民のために皇居の平河門を開けた宮内庁の判断も見事だった。
 僕は特に皇室を崇拝しているわけではないけれど、こういうシーンを見ていると、日本人のDNAの中には、やはり〝皇室〟というものが刻まれている気がします。

 それにしてもみんなキャラ立ちしてるなぁ。
 登場人物たちがそれぞれにイキイキと動きまわっている。

 この作品の登場人物には、皆、〝真心〟がある。

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花燃ゆ 第26回「夫の約束」~人間のずるさを知らない、まっすぐな久坂の危うさ

2015年06月29日 | 大河ドラマ・時代劇
「あの人の心はまっすぐ国を思うております」
「ただまっすぐに御所を目指す!」

 実は〝まっすぐ〟ということほど、危ういものはない。
 もし〝まっすぐ〟に突き進んだ結果が、間違っていたらどうなるのか?
 その人間だけでなく、まわりの人間も巻き込んで、悲惨な目に遭う。

 久坂(東出昌大)のやっていることはそういうことである。
 そもそも久坂の間違いの第一歩は、下関で攘夷を決行したこと。
 これで惨敗したにもかかわらず、今度は国全体で攘夷にあたろうとしたこと。
 危ない。危ない。

 で、現在に目を転じれば、もうひとり同じような長州人がいる。
 安倍首相ね。
 首相の言動をプラスにとれば、おそらく安倍さんは〝まっすぐ〟に国のことを思っているのであろう。
 でも、安倍さんが間違っていたらどうするのか?
 日本国民全員がひどいめに遭う。
 権力をもったバカほど怖ろしいものはない。

 久坂はそれでも立ちどまって冷静に物事を考えられるようになりましたけどね。
 だが、時代の流れが加速してしまうと、もはや個人の力では止められなくなる。
 今回の久坂が良い例。

 久坂は人間というものを知らなさすぎる。
 公家の鷹司卿が命がけで長州を応援してくれるわけがないじゃん。
 多くの人間は情勢によって日和るもの。
 大事なのは自分だけで、保身や金で簡単に裏切るもの。
 久坂のように愚直でまっすぐな人間なんてほとんどいない。
 久坂は人間を信じすぎる。
 これは松陰の教えがまずかったね。
「至誠を尽くしても人は動かない。人間はずるい生き物である」
 松陰はこう教えるべきだった。

 文(井上真央)もね。
 彼女が求めるものが〝家族〟や〝子供たちが集まる塾〟だったら、久坂と結婚するべきでなかった。
 久坂とは価値観が違いすぎる。
 結婚するなら、兄・梅太郎(原田泰造)のような人物であろう。
 ここに文の悲劇がある。
 夫婦のドラマとして盛り上がらないのもこのため。

「世話ぁない」というのも最近、腹が立ってきた。
 何事も「世話ぁない」で済ませてしまうから悲劇が起こるのだ。
 問題の本質を突きつめて考え、解決しようとする。ダメなものはダメと言う。
 この態度こそが必要だと思うんだけどなぁ。
「世話ぁない」で考えることを放棄してはいけないでしょう。

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公私混同? 安倍首相と秋元康、見城徹らが首相公邸で記念写真!

2015年06月28日 | 事件・出来事
 安倍首相の公私混同がとまらない。

 以下の画像を見て下さい。

 


 おっ、新しい内閣が誕生したかと思いきや、安倍首相の隣にいるのは、

 幻冬舎の見城徹氏
 AKB総合プロデューサーの秋元康氏

 『フライデー』にスクープされた流出写真である。

 場所は首相公邸の西階段。
 現在は使われていないが、かつては組閣の際、天皇陛下から認証を受けた総理大臣と大臣たちが記念撮影をしていた、戦前から続く〝歴史的に由緒正しき場所〟である。
 このような場所で記念撮影なんて……。

 どうやら、この5人、首相公邸で飲んでいて、酔った勢いの洒落で撮ったらしい。
 まあ、安倍さんがやっている他のこと、戦争法案や派遣法改正とかに比べたらどうでもいいことなんだけど、
 やっぱ安倍さん、驕っていない?

 保守派の人は、国を私物化している首相に怒るべきだと思うけど、どうだろう?
 見城徹と秋元康にもがっかりだわ……。


 ※関連記事
  安倍首相がお友達の秋元康、見城徹と撮った「組閣ごっこ」写真が流出! 憲政冒涜の声(リテラ)

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自民党の報道規制発言~マスコミはもっと怒れ! 沖縄・憲法学者に続け!

2015年06月27日 | 事件・出来事

「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけて欲しい」
「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」

 こんな〝言論封殺発言〟がなされた自民党の勉強会。
 安倍首相以下、これは若手議員の発言で、自民党は「報道の自由、言論の自由を守る」と言ってるけど、本当かな? 案外、本音だったりして。
 何しろこれら発言したのは、安倍首相を応援する若手議員だったからね。

 ちなみに、こうした発言をしたのはしたのは、この人たち。
・大西英男議員 「マスコミを懲らしめるには広告料収入はなくなるのが一番」
・井上貴博議員 「テレビのスポンサーにならない。これが一番こたえる」

 そもそも、これらの発言が出た時、周囲から「それは間違った考え方だ」「やめろ」という発言が出なかったのもおかしい。
 案外、勉強会に参加した議員37名は同じ考えだったのではないか?

 勉強会では、こんなシーンもあったらしい。
百田 「反日とか売国とか、まずとにかく日本をおとしめる目的を書いているとしか思えない記事が多いんです!」
自民党議員 「そうだ!」「そうだ!」
 完全に発想がネトウヨだな~(笑)
「そうだ!」「そうだ!」と同調した議員も完全にネトウヨレベル。
 朝日新聞によれば、勉強会後にこんな感想をもらした議員もいたらしい。
「百田さんの話がめちゃくちゃ面白かったから、居酒屋トークみたいになっちゃったんだよ」(二階堂友紀議員)
 勉強会の代表を務める木原稔・党青年局長も会合後、記者団に
「百田氏は自分の強い信念に基づいて発信し、国民に受け入れられている。われわれ政治家が学ばなきゃいけない」
 と発言し、百田発言について何の違和感も持たなかったことを表明。
 まさに自民党議員の劣化だ。

 昨日も書きましたが、
 今の自民党は本当に怖ろしい。
 このまま行ったら、本当に戦争中のような言論統制された社会がやって来る。
 国や政府に有利な情報しか国民に伝えられなくなる。
 歴史学や政治学では、これを〝国家主義〟〝独裁体制〟と呼ぶ。

 まあ、これらも目に見えない形で、さりげなくやってくるんでしょうね。
 報道の自由は、それこそスポンサーに圧力をかけて。
 何しろ安倍自民党と経団連はべったりだもんね。そうならない方がおかしい。
 徴兵制は、格差をつくって、お金や職のない若者を軍隊に斡旋するという〝経済的徴兵制〟という形で。

 目に見えない形で、巧妙に国家主義の国に変えていこうとする安倍自民党。
 安倍首相がそんなことを考えているわけがないという人もいるかもしれないけど、今回の勉強会での発言が良い例。
 安倍晋三という保守政治家には、
 国民は国のやることを批判するな。国のために奉仕しろ。
 という戦前のメンタリティが明確にある。

 勉強会で作家の百田尚樹氏に「つぶさないといけない」と言われた沖縄タイムスと琉球新報は次のような共同抗議声明を出した。

『政府に批判的な報道は、権力監視の役割を担うメディアにとって当然であり、批判的な報道ができる社会こそが健全だと考える。
 にもかかわらず、批判的だからつぶすべきだという短絡的な発想は極めて危険であり、沖縄の2つの新聞に限らず、いずれ全国のマスコミに向けられる恐れのある危険きわまりないものだと思う。
 沖縄タイムス・琉球新報は、今後も言論の自由、表現の自由を弾圧するかのような動きには断固として反対する』(抜粋)

 まったく同感である。
 これと同じように、日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本ペンクラブも抗議の声明文を出すべきだ。


 さまざまな人々を怒らせ、敵にまわしている安倍政権
 最初は沖縄。
 次に憲法学者&学者。
 本当に異常だ。
 今までにこんな政権があっただろうか?
 同時にここでマスコミが怒らなかったら、あなたたちは〝沖縄〟〝憲法学者&学者〟以下だ。
 マスコミの矜持が問われている。


※関連リンク
 『百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明』


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自民党がトンデモ発言!~「経団連に働きかけて批判的なマスコミを懲らしめろ!」 マスコミは激怒せよ

2015年06月26日 | 事件・出来事
 自民党の勉強会でこんな発言があったらしい。

「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけて欲しい」
「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」

 つまり
 自分たちに批判的な番組や記事は、スポンサーに働きかけて規制すべきだと言うのだ。

 おいおい、自民党、ついにここまで来たか?
 これじゃあ、北朝鮮や中国と同じじゃないか。

 この勉強会にゲストとして呼ばれた、安倍首相に近い作家の百田尚樹氏はこうも発言。
「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」
 琉球新報と沖縄タイムスは政府に批判的だからね。
 こんな人物を安倍首相はNHKの経営委員に任命したのか……!

 かつて小泉純一郎元首相はマスコミに対し、こう言った。
「批判するのが君たちの仕事だから仕方がない」
 田中角栄元首相も、
「批判するのが記者の本分」

 これらの人々と比べて、
 今の自民党は何と小さいことだろう?
 というか、
 今の自民党は怖ろしい!
 どんどん言論統制の方向に向かっている。
 そう言えば、報道ステーションの古賀茂明さんの時もテレ朝幹部を呼び出したしね。

 一方で、首相はお友達の籾井勝人氏を会長にしてNHKを私物化?
 マスコミの偉い人と高級料理店で食事。
 ここでは何が話されているんだろう?
「ボクに有利な報道をしてくれたら、いろいろ見返りがありますよ」
 とでも話しているんだろうか?

 マスコミの皆さん!
 この件は徹底的に批判しないと、どんどんあなたたちの報道は規制されていきますよ。
「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけて欲しい」
 とんでもない発言だ。
 この発言をした議員は記者会見をしろ!
 マスコミは激怒しろ!

 安倍首相が進めようとしている〝戦争法案〟。
 僕は反対の立場ですが、それでも政府の言うことを理解しようともしているんですよ。
 ところが、こういう発言がさまざまな形で出て来るたびに信じられなくなる。
 やっぱ安倍はヤバイ、と思ってしまう。


※追記
 TBSの取材で発言した議員の名前が判明した。

・大西英男議員 「マスコミを懲らしめるには広告料収入はなくなるのが一番」
・井上貴博議員 「テレビのスポンサーにならない。これが一番こたえる」

 安倍さん、この人たちをどう処分するの?
 ちなみに大西英男議員は、あの上西小百合議員に「まず自分が子どもを産まないとダメだぞ」とヤジを飛ばした人でもある。


※関連記事
 「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」 自民勉強会(朝日新聞)

 百田尚樹氏「沖縄の2つの新聞はつぶさないと」発言(日刊スポーツ)

 一方、自民党ハト派・宏池会の勉強会は中止に。
 自民、小林よしのり氏招く勉強会中止 党内の異論封じか(朝日新聞)

※関連データ
 <報道の自由度ランキング>
  2010年……11位~鳩山由紀夫
  2012年……22位~菅直人・野田佳彦
  2013年……53位~安倍晋三
  2014年……59位~ 〃
  2015年……61位~ 〃

 <政府広報予算>
  2012年……40億6900万円(野田政権)
  2013年……43億9900万円(安倍政権移行時)
  2014年……65億300万円 (安倍政権)
  2015年……83億400万円 (安倍政権)

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新国立競技場建設費はなんと2500億!~どんぶり勘定! 予算かけ過ぎ! 負の遺産!

2015年06月25日 | 事件・出来事
 新国立競技場の建設費は、なんと2500億!

 当初の予算は1600億だったそうだから、900億も予算オーバーしたことになる。
 なんだ~、このどんぶり勘定は?
 民間の一般企業だったら絶対に許されない。
 担当者の責任も問われる。
 ところが、文部科学大臣はじめ、この件で誰も責任をとる様子はない。

 ロンドンオリンピックのスタジアム建設費は645億、
 北京オリンピックのスタジアム建設費は430億だったらしい。(NEWS23・TBS調べ)

 ロンドンが645億
 北京が430億
 で、日本が2500億………って、予算かけ過ぎだろう!
 ちなみにこの2500億という予算、現在の見積もり段階の金額で、今後3000億にふくらむ可能性もあるとか。

 おそらく〝国の威信〟とかの理由で、お金をかけたんだろうけど、くだらない。
 そもそもオリンピックって、そんな理由のためにおこなわれるものじゃない。
 莫大な予算をかけたから、すごい! っていうのもね、なんか、成金趣味の発想。
 もっとソフトウェアで、すごい! って所を見せればいいのに。
 全然クールじゃない。

 オリンピックはパラリンピックを含めて、約一ヶ月のイベントである。
 このたった一ヶ月のために2500億ものお金をかけるなんて。
 ライブなどのイベントで回収すればいいという人がいるけど、6万5000人動員のライブなんて、そうそうあるわけではない。
 年間でどのくらい稼動できるのか?
 そもそも建物というのは維持費・メンテナンス費もかかるわけで、この新国立競技場の場合は年間40億とも言われている。
 果たして、これで採算がとれるのか?
 日本は少子化で、人口はどんどん減っていくのにね。
 このお金で保育園を作った方がどんなに有効か?

 この新国立競技場、どうやら〝負の遺産〟になりそうだ。

 未来の日本人の皆さん、ごめんなさい。
 僕たちは、国の借金1000兆、原発、そして新国立競技場と、とんでもないものばかりを遺してしまいました。
 安倍さんのおかげで戦争が起こるかもしれないし、100年後、500年後、今の時代は〝愚かな時代〟として歴史に位置づけられるんだろうな。

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仕方がないので、安倍首相の悪口を並べてみた。で、今日は国会前にデモに行く

2015年06月24日 | 事件・出来事
 安倍首相って、やり方が姑息で卑怯ですよね。

★解釈改憲によって、日本を戦争できる国にしようとしてる。←正々堂々と憲法改正でやれっつーの!
★国民に丁寧に説明すると言っているのに、ゴマかしとはぐらかし答弁←実はおバカなので、論理だって説明できないという説もある。
★自分と意見を同じにする横畠裕介なる人物を内閣法制局長官に抜擢して、今回の戦争法案を〝合憲〟と言わせている。
★NHK会長にお友達の籾井勝人氏を抜擢し、NHKを支配?
★マスコミ関係者とメシを食い、マスコミを支配?
★集団的自衛権を正当化するために、安保法制懇なる有識者グループを作ったが、そのメンバーに憲法学者はただひとり。しかも〝合憲〟という考えの西修教授。

 姑息さ、卑怯さをあげていけば、きりがない。

 しかし、最近、国民も安倍晋三なる人物の〝いかがわしさ〟に気づいてきたようで、朝日新聞の世論調査に拠れば、
 内閣の支持率は39%。(前回の5月調査の45%から5%急落)
 不支持率は37%。
 まだまだ予断を許さないが、ついに40%割れで、支持率と不支持率が拮抗してきた。

 そりゃあ、支持率が下がるのも当然ですよね。

 安倍さんがやったことって、株価をあげただけ。
 しかも株価があがっているのは、国債や年金を注ぎ込んでの官製相場。
 これに外国人投資家が便乗している結構、危ういもの。

 円安は輸出企業には良いかもしれないけど、庶民には関係ない。
 逆に輸入品の値段があがって商品は値上がりラッシュ!
 実質賃金は、24ヶ月マイナス!

 今回の派遣法改正では、実質3年間で首切り可能に。
 派遣社員は永久に派遣社員。

「イスラム国」問題では、後藤さん、湯川さんを見殺し。
 拉致問題も大きく進展するかと思ったら、結局尻つぼみ。今は、この話題も出ない。

 小渕優子ら閣僚スキャンダルも相次いだが、「問題ない」でスルー。

 そして、とどめは今回の戦争法案!
 アメリカと共に戦争して、本来なら戦わなくてもいい新たな敵をどんどん作ってる。
 外交の基本は〝敵をつくらないこと〟なのに。
 おまけに、これをやることで、軍事費がかさみ、国の財政はますます苦しく。
 自衛隊員の方は亡くなる方が出て来るだろうし、志願者がいなくなって、やがては徴兵制?

 これに加えて、安倍晋三という人物の頭の中は、戦前回帰の国家主義的傾向。
 個人の権利を少なくし、国家の力をどんどん強くしようとしている。

 こんな政権、支持する方がおかしい。

 そもそも安倍首相の政策というのは、大企業や富裕層のためのもので、少なくとも庶民が支持するのは愚かだ。
 このままだと格差はますます拡がり、戦争の影がチラつく本当にイヤな社会になる。

 というわけで、

 本日、戦争法案に反対するデモ集会があります。
 前回は2万5000人が集まりましたが、今回はさらに大きくなることが予想されます。
 関心のある方は、会社帰り、学校帰りにぜひ寄ってみて下さい。

 
 ※国会議事堂は、地下鉄・国会議事堂前を降りて階段を上れば、すぐです。

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沖縄慰霊の日~沖縄のアーティストの戦争・平和のメッセージソングを聴いてみる

2015年06月23日 | 事件・出来事
 本日は沖縄慰霊の日。
 なので、沖縄の地元のアーティストが歌う<戦争><平和><基地><国>といったメッセージソングを集めたサイトがあったので紹介しておきます。

 沖縄メッセージソングまとめ

 国と国の争いに巻き込まれるのは民衆。
 1/4の民衆が沖縄戦で死んだ島。
 憎むための命などない。
 この場所でただ笑ってたいだけ。
 アメリカの基地から人殺しをするために飛行機が飛び立っていく。

 どの歌も心からの叫びで、胸を打ちます。
 本日、安倍首相は慰霊式典に参加してメッセージを贈るようですが、彼の上っ面で薄っぺらな言葉など吹き飛んでしまうような内容。

 たとえば、
・カクマクシャカの『623』
  怒り、悲しみ、叫び……、静かな曲なんですけど、ラップっていうのは、こんなに力があるんだ、ってことがわかりました。
・HYの『時をこえ』
  この曲は僕も聴いたことがありましたが、おじい、おばあから聞いた戦争の話を歌にしたもの。

 どの曲からでもいいので、ぜひ聞いてみて下さい。

 沖縄メッセージソングまとめ

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花燃ゆ 第25回「風になる友」~川の字、夢、笑顔……夫婦や家族の描写が定番過ぎないか?

2015年06月22日 | 大河ドラマ・時代劇
 稔麿(瀬戸康史)の死。
 激昂し、いくさによる仇討ちを叫ぶ仲間たち。
 そんな中、久坂(東出昌大)は、怒りにまかせて突き進むことを諫めた。

 どうやら久坂の志は、冷静でタフなものになったようである。
 それは守るべき家族が出来たから。
 前回の伊之助(大沢たかお)の言葉が浮かんでくる。
「家族があって、命の重さを知っている。そげな男の志こそ強くて熱い」

 京都に旅立つ前、久坂と文(井上真央)は、久米次郎(大西統真)と川の字になって眠る。
 文は家族3人で暮らし、塾をもつ将来の夢を語り、久坂も自分の夢を語る。
 久坂の夢とは、「誰でも自由に志を立てられる国」を作ることらしい。
 それと、久米次郎の下に弟か妹が出来ること。

 ホームドラマしてますね。
 でも、この夫婦、何かぎこちないんだよな~。
 このふたりから夫婦を感じられない。
・川の字に寝ること
・夢を語ること
・笑顔を見せてくれということ
 いずれも〝夫婦の描写〟としては定番。使い古された描写。
 もっと文と久坂ならではの夫婦の描写があってもいいのに。

 たとえば、この後でやってる『天皇の料理番』。
 篤蔵は俊子に言う。
「せっかく会えたんやし、俊子はいっしょにいてくれんか。もう、わしにはこりごりか?」
 これに答えて俊子。
「篤蔵さんより長生きします。ほやから安堵して下さい」
 これだけで、ああ、このふたりは夫婦なんだなって感じますもん。
 篤蔵と俊子はずっと離れ離れで、まともな夫婦生活もしていないのに、このふたりの心は通じ合ってるなってわかる。

 脚本家の力量の差である。
 今回は文と久坂の描写で、結構なせりふと尺が使われたが、大切なのはせりふの量や時間じゃないんですね。
 大切なのは、せりふとせりふの間にある行間。
 行間で、いかに視聴者にさまざまなことを語れるか。

「俺は死なん。世話ぁない。俺はお前と共に生きる」
 なんてせりふはストレート過ぎて、つまらない。

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徴兵制はどうやら合憲らしい~解釈改憲を許すことの怖ろしさ!

2015年06月21日 | 事件・出来事
 徴兵制。
 どうやら理屈の上では、可能らしい。

 西修・駒沢大学名誉教授いはく、
「政府の徴兵制に関する解釈は、およそ世界的に通用しない解釈」

 おおっ、きっぱり言い切ったぞ。
 ちなみに〝政府の徴兵制に関する解釈〟っていうのは、憲法18条に「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」という条文があって、徴兵制は〝意に反する苦役〟にあたるから憲法上許されないというもの。

 百地章・日本大学教授はこう言っている。
「意に反する苦役に当たるという議論には反対」

 長尾一紘・中央大学名誉教授も
「徴兵の制度と奴隷制、強制労働を同一視する国は存在しない。徴兵制の導入を違憲とする理由はない」

 西修、百地章、長尾一紘……。
 この名前、どこかで聞き覚えはないだろうか?
 そう、「今回の戦争法案を合憲である」と考える学者として、菅官房長官が名前をあげた3人である。

「戦争法案は合憲」
「徴兵制も合憲」
 言っているのは、この3人の憲法学者だが、果たして安倍首相はどう考えているのだろう?
 国会の答弁では「徴兵制はあり得ない」と答えているが、腹の底ではわからない。
 何しろ、「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」という今までの政府見解をねじ曲げて、「限定的な集団的自衛権の行使は可能である」と、勝手に変えちゃった人だからね~。
「徴兵制はあり得ない」と言っていても、時代が変われば変えてしまう可能性がある。
 いや、仮に安倍さんがそうでなくても、5年後、10年後、仮想敵国との緊張が高まり、もっと好戦的な首相が現れれば、徴兵制の可能性は大いに高まる。
 なぜなら、西修、百地章、長尾一紘のような学者を集めてきて「徴兵制は可能です」と閣議決定してしまえばいいのだから。

 憲法は権力者を縛るものである。
 現在、戦後日本が70年間、海外で戦争してこなかったのも、徴兵制がなかったのも〝憲法の縛り〟があったからだ。
 ところが現在、安倍首相は、その憲法の縛りを勝手になくそうとしている。
 これを許してしまったら、今後、権力者はどんどん同じ方法で、憲法を乗り越えてくる。
 自分の好き勝手放題に権力を使うようになる。

 権力者の〝きれいな言葉〟には必ず裏がある。
 今回の戦争法案だって、バックには、
①アメリカの意向
②武器や関連装備品を売って儲けたい企業、そのおこぼれをもらいたい政治家。
③安倍首相の日本を〝戦前のような列強国家〟〝戦争をできる国〟にしたいという妄執。
 みたいなものがあるのではないか?

 というわけで、徴兵制は現行憲法でも、解釈次第で実行可能らしい。
 もし、自分自身や自分の子供、大切な人が戦場に行くのがイヤだったら、現在の安倍自民党の言動を注意深く見ておいた方がいいと思います。
 とりあえず現在の戦争法案は、違憲のメチャクチャなものなので廃案にしましょう。
 いったん堤防が決壊してしまったら、止めるのは大変だ。小さな穴のうちに塞いでおかなくてはならない。


 
 ※通常の徴兵制でなくても、お金のない人間が軍隊に入る〝経済的徴兵制〟というやり方もある。

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