他のブロガーさんも書かれているとおり<ホームドラマ>ですね。
たとえば、大河ドラマで見たいのは、「坂の上の雲」で日露戦争に向かう秋山好古が家族を集めて、「一家全滅すれども悔いず」(←すいません、はっきり覚えていません)みたいなことを言う父親の姿。
完全に明治の父親、軍人の父親。
好古の言ったことがいいか悪いかは別の問題として、我々は「なるほど、明治の人は、軍人はこういう考え方をするのか」と理解することが出来る。
ところが、勝家(大地康雄)の父親像っていっしょに下着を洗濯してもらえない現代のお父さん。
そういう父親像は別に大河ドラマで見なくてもいい。
見たいのは、戦国時代の父親で、「ふうん、戦国時代の父親ってこうだったんだ」と学びたいのだ。
そこから現代の父親はどうあるべきかを考えることが出来る。
まあ、百歩譲って、ホームドラマとして面白ければいい。
「篤姫」はそうだった。
シンデレラストーリー。シンデレラであるがゆえに実の父親から引き裂かれるつらさ。
つらいのに毅然とした態度で父親に別れを告げるヒロインの凛々しさ。
公の場では「父上」ではなく「○○殿」と呼ばなければならない切なさ。
どれも新鮮だった。
しかし、今回は……。
娘が迷惑をかけて父親が叱り、娘は父親を感じるって……。
二十年前、いやそれ以前の古くさい、手垢のついたドラマだ。
先週「池中玄太」を例に出したが、完全にそれになってしまった。
それに雨に雷に、熊に狼……。これも定番といえば定番。
まあ、別に面白くないわけではないんですよ。
大地康雄さんの笑い方とかは好きだし、「それがしに想いを寄せてほしいのでございます」と勝家に言われた市(鈴木保奈美)が、「おのれの心が定まっておらなんだ。これからは勝家殿を受け入れ、共に暮らしていこう」と気づく所なんかは、深く描き込んでいるとは思う。
でも全体としてフツー。ワクワク感がない。
一応、<次回に期待>ということと、<江(上野樹里)は父親を求めていた>ということを書いておきます。
ところで、江はラスト勝家から京の土産として何をもらったんでしたっけ?
何をもらったかは、ドラマとして結構重要だと思うのだが。
たとえば、大河ドラマで見たいのは、「坂の上の雲」で日露戦争に向かう秋山好古が家族を集めて、「一家全滅すれども悔いず」(←すいません、はっきり覚えていません)みたいなことを言う父親の姿。
完全に明治の父親、軍人の父親。
好古の言ったことがいいか悪いかは別の問題として、我々は「なるほど、明治の人は、軍人はこういう考え方をするのか」と理解することが出来る。
ところが、勝家(大地康雄)の父親像っていっしょに下着を洗濯してもらえない現代のお父さん。
そういう父親像は別に大河ドラマで見なくてもいい。
見たいのは、戦国時代の父親で、「ふうん、戦国時代の父親ってこうだったんだ」と学びたいのだ。
そこから現代の父親はどうあるべきかを考えることが出来る。
まあ、百歩譲って、ホームドラマとして面白ければいい。
「篤姫」はそうだった。
シンデレラストーリー。シンデレラであるがゆえに実の父親から引き裂かれるつらさ。
つらいのに毅然とした態度で父親に別れを告げるヒロインの凛々しさ。
公の場では「父上」ではなく「○○殿」と呼ばなければならない切なさ。
どれも新鮮だった。
しかし、今回は……。
娘が迷惑をかけて父親が叱り、娘は父親を感じるって……。
二十年前、いやそれ以前の古くさい、手垢のついたドラマだ。
先週「池中玄太」を例に出したが、完全にそれになってしまった。
それに雨に雷に、熊に狼……。これも定番といえば定番。
まあ、別に面白くないわけではないんですよ。
大地康雄さんの笑い方とかは好きだし、「それがしに想いを寄せてほしいのでございます」と勝家に言われた市(鈴木保奈美)が、「おのれの心が定まっておらなんだ。これからは勝家殿を受け入れ、共に暮らしていこう」と気づく所なんかは、深く描き込んでいるとは思う。
でも全体としてフツー。ワクワク感がない。
一応、<次回に期待>ということと、<江(上野樹里)は父親を求めていた>ということを書いておきます。
ところで、江はラスト勝家から京の土産として何をもらったんでしたっけ?
何をもらったかは、ドラマとして結構重要だと思うのだが。