ふたりの家臣の言葉が披露された。
ひとりはクーデターの首謀者大岡弥四郎(毎熊克哉)。
「沈む船に乗り続けるは愚かでござる」
「われらはずっといくさをしておる!
殿は織田信長にしっぽを振って、われらに死んで来いと言い続けておる!」
「何のご恩があろう! ご恩だの忠義というのはわれらを死ににいかせるための言葉じゃ」
痛烈である。
これが戦国の世の習いとはいえ、正論でもある。
一方、新しく家臣になった井伊虎松(板垣李光人)。
「私は幼き頃より民の悲しむ姿、苦しむ姿ばかりを見て来ました。
しかし、殿の話をする時は愉快そうに大笑いします。
民を恐れさせる殿様より民を笑顔にする殿様の方がずっといい。
殿にこの国を守ってもらいたい。
心の底では民はそう願っていると存じます」
虎松は武田勝頼(真栄田郷敦)よりも家康(松本潤)を選んだ。
武田家よりも徳川家の方が出世できる。徳川家の方が面白いやつがいそう。
という理由もあったようだが、どこか家康に引っかかるものがあったのだろう。
頼りないから自分が助けてあげたいと思う。
頼りないけど、やさしい。
これが虎松の家康の評価。
頼りないから頼りになる武田につく。
頼りないから織田にしっぽを振り、家臣を苦しめる。
これが大岡弥四郎の家康の評価。
いずれも正しい家康の評価だ。
要は家康という人物をプラスで見るか、マイナスで見るか。
僕はプラスで見る「家康派」かな~。
お手付きをした家康に、
「殿、どうするおつもりです? ぷぷぷっ」
「何を考えておられるんじゃあ!」
「やっちまったな。どうしようもないやつだ!」
と言える関係の方が楽しそう。
もちろん頼りない分、 苦労も多いだろうが、
苦労するのは武田でも織田でも同じ。
………………………………………………………
一方、岡崎城内には火種がくすぶっている。
五徳(久保史緒里)は瀬名(有村架純)に、
「私は織田信長の娘じゃ! 無礼者!」
信康(細田佳央太)は五徳に、信長はいつも助けに来ない、皮肉。
瀬名は千代(古川琴音)を取り込むために接近。
築山事件は近づいている。
ひとりはクーデターの首謀者大岡弥四郎(毎熊克哉)。
「沈む船に乗り続けるは愚かでござる」
「われらはずっといくさをしておる!
殿は織田信長にしっぽを振って、われらに死んで来いと言い続けておる!」
「何のご恩があろう! ご恩だの忠義というのはわれらを死ににいかせるための言葉じゃ」
痛烈である。
これが戦国の世の習いとはいえ、正論でもある。
一方、新しく家臣になった井伊虎松(板垣李光人)。
「私は幼き頃より民の悲しむ姿、苦しむ姿ばかりを見て来ました。
しかし、殿の話をする時は愉快そうに大笑いします。
民を恐れさせる殿様より民を笑顔にする殿様の方がずっといい。
殿にこの国を守ってもらいたい。
心の底では民はそう願っていると存じます」
虎松は武田勝頼(真栄田郷敦)よりも家康(松本潤)を選んだ。
武田家よりも徳川家の方が出世できる。徳川家の方が面白いやつがいそう。
という理由もあったようだが、どこか家康に引っかかるものがあったのだろう。
頼りないから自分が助けてあげたいと思う。
頼りないけど、やさしい。
これが虎松の家康の評価。
頼りないから頼りになる武田につく。
頼りないから織田にしっぽを振り、家臣を苦しめる。
これが大岡弥四郎の家康の評価。
いずれも正しい家康の評価だ。
要は家康という人物をプラスで見るか、マイナスで見るか。
僕はプラスで見る「家康派」かな~。
お手付きをした家康に、
「殿、どうするおつもりです? ぷぷぷっ」
「何を考えておられるんじゃあ!」
「やっちまったな。どうしようもないやつだ!」
と言える関係の方が楽しそう。
もちろん頼りない分、 苦労も多いだろうが、
苦労するのは武田でも織田でも同じ。
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一方、岡崎城内には火種がくすぶっている。
五徳(久保史緒里)は瀬名(有村架純)に、
「私は織田信長の娘じゃ! 無礼者!」
信康(細田佳央太)は五徳に、信長はいつも助けに来ない、皮肉。
瀬名は千代(古川琴音)を取り込むために接近。
築山事件は近づいている。