ちりぬれば こふれどしるし なきものを けふこそさくら をらばをりてめ
散りぬれば 恋ふれどしるし なきものを けふこそ桜 折らば折りてめ
よみ人知らず
散ってしまえば、いくら恋しいと思っても何の甲斐もないのだから、今日こそ桜を折るならば折ってしまおう。
0055 でも書きましたが、ここでも枝を折るという所作が非難の対象ではなく、花の美しさを称賛する行為として詠まれています。
ちりぬれば こふれどしるし なきものを けふこそさくら をらばをりてめ
散りぬれば 恋ふれどしるし なきものを けふこそ桜 折らば折りてめ
よみ人知らず
散ってしまえば、いくら恋しいと思っても何の甲斐もないのだから、今日こそ桜を折るならば折ってしまおう。
0055 でも書きましたが、ここでも枝を折るという所作が非難の対象ではなく、花の美しさを称賛する行為として詠まれています。