さくらちる はなのところは はるながら ゆきぞふりつつ きえがてにする
桜散る 花のところは 春ながら 雪ぞ降りつつ 消えがてにする
承均法師
桜が散る花の場所は、春でありながら雪が降っていて、しかもそれが消えにくそうにしていることよ。
散る桜を雪に見立てつつ、しかし解けて消えることはないので、「消えない雪」との表現に至っています。作者の承均法師は、古今集に三首が入集していますが、人物については良くわかっていません。
さくらちる はなのところは はるながら ゆきぞふりつつ きえがてにする
桜散る 花のところは 春ながら 雪ぞ降りつつ 消えがてにする
承均法師
桜が散る花の場所は、春でありながら雪が降っていて、しかもそれが消えにくそうにしていることよ。
散る桜を雪に見立てつつ、しかし解けて消えることはないので、「消えない雪」との表現に至っています。作者の承均法師は、古今集に三首が入集していますが、人物については良くわかっていません。