わがかどの いたゐのしみず さととほみ ひとしくまねば みくさおひにけり
わが門の 板井の清水 さと遠み 人し汲まねば 水草生ひにけり
よみ人知らず
わが家の門前にある板囲いの井戸の清水は、人里から遠いので、人が水の汲まないために、水草が生えてしまった。
一見すると「だから何?」系の歌ですね。 ^^;;; これがどうして「神遊びの歌」かと言えば、歌に直接は出てきませんが、これは杓(ひさご)を手に取って神を招く歌なのだそうです。1074 からここまでが、「神遊びの歌」の中の「採物の歌」になります。