しもとゆふ かづらきやまに ふるゆきの まなくときなく おもほゆるかな
しもとゆふ 葛城山に 降る雪の 間なく時なく 思ほゆるかな
よみ人知らず
葛城山に降る雪のように、絶え間なくいつまでもあなたのことが思われるよ。
詞書には「古き大和舞の歌」とあります。「大和舞」は、大嘗祭などの際に奉納される舞。第一句の「しもとゆふ」は、「葛城山」にかかる枕詞ですね。大歌所御歌であることを考えると、「思ほゆる」対象は愛する異性ではなく時の帝でしょうか。
しもとゆふ かづらきやまに ふるゆきの まなくときなく おもほゆるかな
しもとゆふ 葛城山に 降る雪の 間なく時なく 思ほゆるかな
よみ人知らず
葛城山に降る雪のように、絶え間なくいつまでもあなたのことが思われるよ。
詞書には「古き大和舞の歌」とあります。「大和舞」は、大嘗祭などの際に奉納される舞。第一句の「しもとゆふ」は、「葛城山」にかかる枕詞ですね。大歌所御歌であることを考えると、「思ほゆる」対象は愛する異性ではなく時の帝でしょうか。