逢坂山
きみとなほ ちとせのはるに あふさかの しみづはわれも くまむとぞおもふ
君となほ 千歳の春に あふ坂の 清水はわれも くまむとぞ思ふ
逢坂山
千年の後にもあなたさまとお会いできますようご長寿をお祈りして、この逢坂の関の清水を汲もうと思います。
第三句の「あふ」は「(千年後に)あふ」と「あふ(坂)」の掛詞。「逢坂の関の清水」は 014 にも歌われていましたね。
あふさかの せきのしみずに かげみえて いまやひくらむ もちづきのこま
逢坂の 関の清水に 影見えて 今や引くらむ 望月の駒