七月七日、女ども空を見る
ひとしれず そらをながめて あまのがは なみうちつけに ものをこそおもへ
人しれず 空をながめて 天の川 波うちつけに ものをこそ思へ
七月七日、女たちが空を見ている
人しれず七夕の空を眺めて、波を立てて天の川を渡る舟を思うと、たちまち悲しい物思いに沈んで行くのです。
第四句「うち」は「(波を)打つ」と「うち(つけに)」の掛詞。七夕の夜に自身の身の上を重ねて思惟に耽る女性の胸中を詠んだ歌です。
七月七日、女ども空を見る
ひとしれず そらをながめて あまのがは なみうちつけに ものをこそおもへ
人しれず 空をながめて 天の川 波うちつけに ものをこそ思へ
七月七日、女たちが空を見ている
人しれず七夕の空を眺めて、波を立てて天の川を渡る舟を思うと、たちまち悲しい物思いに沈んで行くのです。
第四句「うち」は「(波を)打つ」と「うち(つけに)」の掛詞。七夕の夜に自身の身の上を重ねて思惟に耽る女性の胸中を詠んだ歌です。