まつがえに つるかとみゆる しらゆきは つもれるとしの しるしなりけり
松が枝に 鶴かと見ゆる 白雪は つもれる年の しるしなりけり
松の枝に、鶴かと思われるほどに積もった白雪は、長い年月のしるしなのですよ。
松と鶴と雪の組み合わせは 051、074、278 にも登場した、こちらも定番ですね。
今日で366番。今年、2024はうるう年でしたので、貫之集のご紹介を始めてからちょうど1年たっということになります。毎日たくさんの皆さんにご来訪いただき、ありがとうございます。そしてこの366番で「貫之集第三」の読み切り。明日からは「第四」、天慶期(938~947年)の屏風歌のご紹介です。
引き続きよろしくお願いします。 m(_ _)m