道行く人馬に乗りて、鞭して月をさして見る
てるつきを みざらましかば むばたまの よるはものべも ゆかずぞあらまし
照る月を 見ざらましかば むば玉の 夜はものべも 行かずぞあらまし
道行く人が馬に乗って、鞭で月の方を指し示して見ている
照る月を見なかったならば、暗い夜にはどこにもでかけなかったであろうなあ。
「むば玉の」は「夜」に掛かる枕詞。ここでは「暗い」意を強調する意味もあるのでしょう。
道行く人馬に乗りて、鞭して月をさして見る
てるつきを みざらましかば むばたまの よるはものべも ゆかずぞあらまし
照る月を 見ざらましかば むば玉の 夜はものべも 行かずぞあらまし
道行く人が馬に乗って、鞭で月の方を指し示して見ている
照る月を見なかったならば、暗い夜にはどこにもでかけなかったであろうなあ。
「むば玉の」は「夜」に掛かる枕詞。ここでは「暗い」意を強調する意味もあるのでしょう。