家に、女月を見る
おもふこと ありとはなしに ひさかたの つきよとなれば いこそねられね
思ふこと ありとはなしに 久方の 月夜となれば いこそ寝られね
家で、女が月を見ている
もの思いしているというわけではないが、月夜となるとその美しさになかなか寝られない。
「久方の」は「月」にかかる枕詞。
この歌は拾遺和歌集(巻第八「雑上」 第433番)に入集していますが、そちらでは第五句は「寝られざりけり」とされています。
家に、女月を見る
おもふこと ありとはなしに ひさかたの つきよとなれば いこそねられね
思ふこと ありとはなしに 久方の 月夜となれば いこそ寝られね
家で、女が月を見ている
もの思いしているというわけではないが、月夜となるとその美しさになかなか寝られない。
「久方の」は「月」にかかる枕詞。
この歌は拾遺和歌集(巻第八「雑上」 第433番)に入集していますが、そちらでは第五句は「寝られざりけり」とされています。