七日ゆふべ 男あまたゐて、天の川原見たる
おほぞらは ひもなけれども たなばたを おもひやりても ながめつるかな
大空は ひもなけれども たなばたを 思ひやりても ながめつるかな
七日の夜 男たちがおおぜいいて、天の川を見ている
暮れた空には日もなければ織機の梭もないけれども、織姫の心を思いやって空を眺めてしまうよ。
第二句の「ひ」には「日」と「梭」がかかっているとのことですが、「梭」というものに馴染みがない現代人にはわかりにくい歌になってしまっていますね。Wikipediaによれば、
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シャトル(シャットル、shuttle)あるいは杼(ひ)とは、織物を織るときに、経糸(たていと)の間に緯糸(よこいと・ぬきいと)を通すのに使われる道具である。梭(おさ)とも。
とのこと。織機の仕組みがわからないので、結局本当にはよくわからないですね ^^;;;