女、柳を見る
あをやぎの まゆにこもれる いとなれど はるのくるにや いろまさるらむ
青柳の 繭にこもれる 糸なれど 春のくるにや 色まさるらむ
女が柳を見ている
繭にこもっている青柳の糸ではあるけれど、春が来るからだんだんと色づいてきている。
第四句「くる」は「(春が)来る」と「(糸を)繰る」の掛詞になっています。
まだ色味の薄い柳を繭から紡ぎ出される前の糸に喩え、それが春の訪れとともに青く色づいて行くさまを詠んでいますね。
女、柳を見る
あをやぎの まゆにこもれる いとなれど はるのくるにや いろまさるらむ
青柳の 繭にこもれる 糸なれど 春のくるにや 色まさるらむ
女が柳を見ている
繭にこもっている青柳の糸ではあるけれど、春が来るからだんだんと色づいてきている。
第四句「くる」は「(春が)来る」と「(糸を)繰る」の掛詞になっています。
まだ色味の薄い柳を繭から紡ぎ出される前の糸に喩え、それが春の訪れとともに青く色づいて行くさまを詠んでいますね。