漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0332

2020-09-26 19:01:12 | 古今和歌集

あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪

 

坂上是則

 

 夜が明けて空がほのかに明るくなり、有明の月かと思うほどに吉野の里に降る白雪であることよ。

 0325 ですでにご紹介しました、百人一首第31番にも採られた名歌ですね。「有明の月」は、夜明けの空にまだ残ってしらじらと光っている月のことで、満月以降の月齢の月の総称です。

 



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