漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 551

2024-10-18 05:36:54 | 貫之集

なげきこる やまぢはひとも しらなくに わがこころのみ つねにゆくらむ

なげきこる 山路は人も 知らなくに わが心のみ つねに行くらむ

 

「嘆き」という「木」を切るための山路は誰も知らないのに、どうして私の心だけはいつも「嘆き」を有してしまうのだろうか。

 

 この歌は拾遺和歌集(巻第十五「恋五」 第970番)に入集していますが、そちらでは作者は藤原有時(ふじわら の ありとき)とされています。この藤原有時という人、ネット検索してもヒットせず、どのような人物なのかはわかりませんでした。



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