古今和歌集 1064 2022-09-28 06:35:30 | 古今和歌集 みはすてつ こころをだにも はふらさじ つひにはいかが なるとしるべく 身は捨てつ 心をだにも はふらさじ つひにはいかが なると知るべく 藤原興風 身は捨てたが、せめて心だけは放り出すまい。最後には、この身がどうなるのか、知ることができるように。 第三句の「はふらす」は「放らす」で放り出す意。「つひに」は死出のときでしょうか。身は捨てても、どう死んで行くのかを知るために、心だけは捨てずにおこう、ということからすると、「身は捨て」は必ずしも出家ということではないかもしれませんね。 #古今和歌集 #藤原興風 #三十六歌仙 « 古今和歌集 1063 | トップ | 古今和歌集 1065 »
コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する