いそのかみ ふりにしこひの かみさびて たたるにわれは いぞねかねつる
いそのかみ 古りにし恋の 神さびて たたるにわれは 寝ぞ寝かねつる
よみ人知らず
すっかり古くなった恋が神のようになって祟りをなすので、私はとても寝られないのであったよ。
「いそのかみ」は「古り」にかかる枕詞。「神さび」は神らしい振る舞いの意。過去の恋の想いがよみがえってきて寝られないという状況を、「いそのかみ」「神さび」「祟る」と縁語を連ねて大げさに表現したところが諧謔歌たる所以ですね。
いそのかみ ふりにしこひの かみさびて たたるにわれは いぞねかねつる
いそのかみ 古りにし恋の 神さびて たたるにわれは 寝ぞ寝かねつる
よみ人知らず
すっかり古くなった恋が神のようになって祟りをなすので、私はとても寝られないのであったよ。
「いそのかみ」は「古り」にかかる枕詞。「神さび」は神らしい振る舞いの意。過去の恋の想いがよみがえってきて寝られないという状況を、「いそのかみ」「神さび」「祟る」と縁語を連ねて大げさに表現したところが諧謔歌たる所以ですね。