北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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最高の「ムニムニ」

2008-05-17 19:52:56 | 特撮作品鑑賞
終了から3ヶ月経った、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のパーフェクトファンブックなる本が出版されたので、買ってきた。

(こちら)
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9308

店頭で見た時は、ゲキレッド=ジャン役の鈴木裕樹さんと、理央役の荒木宏文さんが表紙だったので、2人をフィーチャーした本なのかと思ったが、
立ち読みしてみると、メインキャスト8人全員にスポットが当てられていて、8人勢揃いの大座談会の他に、スーツアクターさん達による座談会や、ストーリー解説、秘蔵写真なども多数収録されていて、大変読み応えがありそうだと思ったので、迷わずレジに持って行った。
勿論、ゲキイエロー=ラン役福井未菜さん(2ndDVD買っちゃいました!)と、メレ役平田裕香さんの写真も沢山収録されています(笑)

ゲキレンジャーでは、毎回のサブタイトルに、日本語を良く知らないジャンが発する、「ジャン語」が冠せられていて、それだけでどういうストーリーか想像がつくことも多い、大変秀逸なネーミングとなっていたことが印象深いのだが、
確かに、「ジャン語」って、個々の言葉に目を向けると、なかなか面白くて、日常でも使えそうな言葉が結構あるように感じる。
例えば、ジャンの代名詞とも言える「ニキニキ」とか「ワキワキ」なんてのは、字面を見るだけですごく楽しそうに思えるし、「不安」を意味する「ウジャウジャ」なんてのもまた然りだが、一年間そうした言葉を聞いてきて、私が一番いいなと思ったのは、「仲間」とか「親友」を意味する「ムニムニ」という言葉。
これは、十中八九「唯一無二の存在」とか「無二の親友」という表現から作られたものだと思われるが、最初、第31話で登場した時はそれほど感じるものもなかったのに、最終回のラストで、ジャンが理央のことを、

「俺の最高のムニムニ」

と言ったのを聞いて、なんか、すごく心に響くものを感じた。
宿命のライバルでありながら、その宿命を乗り越えて、相手をそのように表現できるようになったジャンの成長もあるのだろうが、これを聞いて、改めて「仲間」とか「友」っていいものなんだなあと思った。
私にとっても「ムニムニ」は沢山いるけれど、ジャンが、心からの言葉で理央をそのように表現したように、私も、「ムニムニ」との間で、人に自慢できるような素晴らしい関係を築いていきたいなあなんて、今は思ったりもしている。
きっとこの台詞は、メイン視聴者層である子供達への、ジャンからの最後のメッセージという意味合いも込められていたのだろう。
コメント (2)
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