北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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架空ではなかった

2012-08-09 22:14:22 | 日々のもろもろ
「大戦隊ゴーグルファイブ」に、「珍種ポマトの秘密」という回がある。
この回は、ゴーグルブラック=黒田官平の友人で、農学部で研究をしている学生・小沼が、暗黒科学帝国デスダークが開発した、「ミニサイザー」という細胞融合装置を使い、ポテトとトマトを合成させた新種の植物、「ポマト」を作ることに成功したという出来事が軸になっているが、劇中で、この出来事が大々的に報道されていたことと、ゴーグルレッド=赤間健一も、「理論上は(作り出すことが)可能だが、実際には難しいとされてきた」という趣旨のことを口にしていたことの二点から、私は、子供の頃にこの回を観てから30年、ずっと、この「ポマト」というのは、劇中だけの架空の物だと思っていた。

しかし、先日、そうではなかったことが判明した。
ゴーグルファイブの次の年、1983年に放送された「第7回アメリカ横断ウルトラクイズ」を観る機会があったのだが、何と、「『ポマト』とは、トマトと何を合成させた物?」という問題が出題されていたではありませんか!
これはもう、ビックリの一言だけど、クイズ番組で出題されたということで、もしやと思って調べてみたら、やっぱりあった、ウィキペディアが。
これによると、ゴーグルファイブの四年前、ウルトラクイズの五年前である1978年に、西ドイツの分子細胞生物学者が細胞融合に成功して生み出されたものなのだという。

いやいや、これは本当に知らなかった。
ウィキペディアによると、1985年の「つくば科学万博」にも出展されていたとのことだけど、こういう話を聞いてしまうと、一度実物を見てみたい気持ちになってきましたよ本当に。
現在も研究が続けられているのかどうかはわからないけれど、夢のある話だよねこれは。
コメント (2)
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