『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

世界に誇る日本の国民皆保険制度❝新型コロナウイルス流行で、崩壊の危機❞

2020-03-23 09:29:12 | 日記

今後、国内の新型コロナウイルスの感染者が徐々に広がる可能性拡大で、多くの病院では院内感染を恐れ、外来患者が激減しており経営危機に陥り、外来を閉鎖するケースも増えているという悪循環も生じてくる可能性があります。地域格差もあり、国民は誰も、全国どこの病院でも、必要な医療を平等には受けられなくなりつつあるようです。新型コロナウイルスにより診療所・病院が次々と倒産すれば国民皆保険制度は新型コロナウイルスによって崩壊の危機にさらされてしまうでしょう。

以下抜粋コピー

〈国民の誰もが、全国どこでも、同じ料金で、同じ水準の必要な医療を平等に受けられる〉

 それこそが日本が世界に誇る国民皆保険制度の理念であり、安心の基盤だった。

 世界は違う。中国では病院の前に新型肺炎の治療を求める人々があふれ、イタリアでも感染者が殺到して病院が閉鎖され、医療の現場では医師と看護師不足で治療が追いつかず、若い感染者の命を救うために高齢者が後回しにされていく。

 そうした光景をテレビで見て、ひそかに“日本でよかった”と胸をなでおろした人も少なくないのではないか。しかし、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、日本の医療制度も崩壊の危機に瀕している。

 発熱があって「新型コロナかもしれない」と疑っている人が病院に行くと、検査も診察も受けられずに「4日間熱が続くまで来るな」と追い返される。感染症専門病院では症状のない「濃厚接触者」が優先され、ベッドが足りないから後回しにされる患者が出てくる。そして、持病のある人は病院に通いたくても院内感染が怖くて行けない。

 その結果、国内の新型コロナウイルスの感染者が徐々に広がる一方で、多くの病院では外来患者が激減して経営危機に陥り、外来を閉鎖するケースも増えているという悪循環も生じてくる。

 いまや国民は誰も、全国どこの病院でも、必要な医療を平等には受けられなくなりつつある。

 医療を巡る環境が大きく変わり、これまでの常識が通用しなくなった社会が到来したといえよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする