北朝鮮が「核実験の中止を透明性を持って担保するため、北部の核実験場を完全に廃棄する儀式を行った」とする声明を出した後、トランプ米大統領は２４日（米東部時間）、来月１２日に予定されている北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）氏との首脳会談を取りやめる方針を表明した。もはや、会談のための会談は行なわないとの宣言であり、最低30発は保有しているであろう核弾頭を手放さない限り、使用済み核実験施設を廃棄しても取りあわないとの宣言です。金体制の保障が先行し過ぎ、人民置き去りの国内的問題を抱え、金正恩氏が強気に出ざろう得ない経緯には一定の理解は出来ますが、金正恩氏は今回、思惑とは異なりトランプ大統領にハシゴを外されました。今後、中朝関係が悪化すれば、国連制裁強化、米国による金正恩氏排除の動きも出るでしょうし、飢えに苦しむ北朝鮮人民軍も動き出すでしょう。朝鮮半島情勢は混沌として来ましたが、米朝首脳会談では❝拉致問題を抱え、経済援助が出来ない日本は元々蚊帳の外❞首脳会談をしたとしても、拉致問題が進展しなければ経済支援せず、日本の立場は不変です。❷トランプ大統領が万が一朝鮮半島で有事となった際、米軍の作戦行動について、韓国と日本は大部分の費用負担の用意があると述べた。と伝わっていますが、統一を目指す韓国はいざ知らず、何故日本が大部分を負担しなければならないのか❝森・加計❞問題など止めて与野党で議論すべきです。
以下抜粋コピー
非核化問題を巡る世紀のイベントとして注目された会談が開催直前に中止となり、朝鮮半島情勢は再び重大な危機を迎えることになった。
書簡では「双方が長らく望んでいた会談に関連し、時間や忍耐、努力を示したことに感謝する」としながら、「あなたに会うことをとても楽しみにしていたが、最近のあなたたちの発言に示された極度の憤りとあからさまな敵意のため、残念ながら現時点で会談を行うのは不適切と感じる」と記した。その上で「シンガポールでの会談は開かれない」とした。
また、「あなたは核の能力を誇示しているが、我々のものの方が強大なため、私は（我々の核能力が）絶対に使用されないことを神に祈っている」とけん制。「北朝鮮は永続的な平和と繁栄、富への偉大なチャンスを失った」とし、「この『失ったチャンス』は歴史に残る悲しい瞬間」と記した。
一方でトランプ氏は、「この重要な会談に関連し、考えが変われば、いつでも私に電話をするか、手紙を送ってほしい」と表明。「いつかあなたに会うことを期待している」として、拘束していた米国人３人を解放したことに触れ、「ありがたく思っている。美しいジェスチャーだった」と評した。
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