北朝鮮の金正恩国務委員長を「豚」と呼んだ韓国の演歌歌手ナ・フナ。
羅勲児(ナ・フナ)と言えば、南珍(ナム・ジン)と共に、1970年代の韓国の音楽業界を席巻し、今に至るまで旺盛な活動を続けている伝説的な歌手だ。
朝鮮戦争の戦火を逃れて北朝鮮から避難してきた「失郷(越南)民」の非常に多い釜山で生まれ育ったせいか、作品の中には、「大同江便り」「平壌おばさん」「錆びた鉄路」など、彼らの心情や南北交流への思いを歌った歌も少なくない。1985年には、平壌大劇場でのライブも行なっている。
引退を控えて全国ツアー中のナ・フナは初公演で「私は北朝鮮を国とは思わない。あそこは奇妙な集団で、国ではない。北朝鮮の金正恩という豚は、人々が飢え死にするかどうか肥満だ」と、北朝鮮の金正恩国務委員長に対して厳しい批判を浴びせた。
これに対して、MCたちは「この話が金正恩の耳に入ったらどう思うだろう?」と興味津々で、脱北者は「実は私はこの記事を見て満足感を得た。私が言いたかったことを言ってくれて感謝した」と心情を語った。
さらに「これが事実で、最近北朝鮮から来る人々がそう言っている。事実上、今は苦難の行軍時代よりも辛いと。実際に飢え死にする人々が多いと言っている」と、飢餓が頻発している北朝鮮の現状を説明した。
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