自民党の高市早苗経済安保相(63)は、党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)で立候補に必要な推薦人20人の確保にめどが付いたとして、来週中に出馬表明する方向で調整に入った。総裁選では、10人以上が出馬に意欲を示し、推薦人確保が難航していた。安倍晋三元首相が前回総裁選で全力支援し、世論調査でも高い支持を集める保守派を代表する高市氏が出馬すれば、岸田文雄政権で離脱した「岩盤保守層」の奪還が視野に入る。「日本初の女性宰相」にも期待がかかる。ただ、総裁選は、「旧派閥の力学」や「キングメーカーの対峙(たいじ)」で不透明感を増している。次期衆院選だけでなく、日本の未来を見据えた選択が求められそうだ。
「『力強い日本をつくっていく』という目的に向かって頑張っていく」「ぜひ一緒に戦ってほしい」
高市氏は、東京都内で行われた保守系議員との会合で、こう呼びかけ、出馬の決意を表明したという。
松下政経塾の先輩で、高市氏を支える山田宏参院議員は会合後、「推薦人は集まるめどがついた。来週には高市氏の出馬に関わる決意表明がある」と記者団に見通しを示した。
高市氏は前回2021年の総裁選では、安倍氏の支援を受け、国会議員票では、トップの岸田文雄首相に次ぐ114票を獲得した。党員票を含めた総数では3位にとどまり、決選投票に進めなかった。ただ、「政界屈指の保守派」「日本初の女性宰相」の期待に応える戦いを見せた。
これまでの報道で名前が挙がった11人中
自民支持者の中では高市氏(44・3%)、小林氏(12・4%)、石破氏、上川陽子外務相(いずれも8・9%)の順、立憲民主支持者では石破氏(40・7%)、上川氏(10・2%)、小泉氏(8・5%)で石破氏が断トツ、逆に高市氏を選んだ人は一人もいなかった。高市氏は日本維新の会、国民民主支持者でもトップ、公明支持者では石破氏と同率でトップだった。
「自民党員」と回答した108人(5・8%)の中では高市氏(64人)、青山繁晴参院議員(23人)、小林氏(6人)の順だった。「以前は党員だったが今は違う」と答えた65人の中でも高市氏は33人でトップだった。高市早苗氏が選ばれれば保守系自民党支持者が増えそうです。
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