第三節 真実の姿
三、 すべてのものは来る事もなく、去ることもなく、生ずることもなく、滅することもなく、したがって得ることもなければ失うこともない。
仏は「すべてのものは有無の範疇を離れているから、有にあらず、無にあらず、生ずることもなければ滅することもない」と説く。
すなわちすべてのものは因縁によって成り立つ。ものそれ自体の本性は実在性がないから有にあらずといい、また因縁から成り立っているので . . . 本文を読む
第三節
三、すべてのものは来る事もなく、去ることもなく、生ずることもなく、滅することもなく、従って得ることもなければ、失うこともない。
仏は「すべてのものは有無の範疇を離れているから、有にあらず、無にあらず、生ずることもなく、滅することもない。」と説く。すなわちすべてのものは因縁からなっていて、ものそれ自体の本性は実在性がないから有にあらずといい、また因縁からなっているので無でもないから無にあら . . . 本文を読む