三浦綾子『続氷点(1971年)』より
「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである。」
「あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかしかくれた施し、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも残るのだ。」
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文殊師利、賢首菩薩に問うて曰く、「仏子よ一切の諸仏は唯一乗をもってのみ生死を出ることを得たまふに、云何ぞ今一切の仏刹を見るに、事々同じからざるや。所謂、世界、衆生、説法、教化、寿命、光明、神力、衆会、仏法、法住(正法、像法、末法)、かくのごとき等のことみな悉く同じからず。・・」
その時、賢首菩薩、偈を以て答えて曰く、「文殊よ、法は常而にして、法王は唯一法なり。一切無碍の人は一道より生死をいでたまふ . . . 本文を読む