3、 先に布施行としての捨身の仏典の記述を見ましたが、実際、日本でも仏道成就・衆生済度の為に無数の捨身行が行われてきました。
㈠ 仏への供養としての焼身についていえば、「大日本国法華経験記」に日本最初の焼身として紀伊熊野那智山の僧応照の焼身が記されたり、長徳元年(995)9月、六波羅蜜寺の僧が、菩提寺の北辺で焼身供養(「日本紀略」長徳元年9月15日条)その翌日には、近くの阿弥陀ケ峰でも焼身自殺が . . . 本文を読む
正法眼蔵随聞記第六
「・・示シテ云ク佛々祖々皆ナ本ハ凡夫ナリ凡夫ノ時ハ必シモ惡業モアリ惡心モアリ鈍モアリ癡モアリ
然アレドモ盡ク改メテ知識ニ隨テ修行セシユヘニ皆佛祖ト成シナリ
今ノ人モ然アルベシ我ガ身愚鈍ナレバトテ卑下スルコトナカレ
今生ニ發心セズンバ何ノ時ヲ待テカ行道スベキヤ
今強テ修セバ必ズシモ道ヲ得ベキナリ」 . . . 本文を読む