Q,「意味不明で唱えるお経と意味を明らかにして唱えるお経の功徳如何」A,結論は意味不明で唱えても俗世の功徳はあるということです。1、お経には「念經、看經、誦經、書經、受經、持經あり」と正法眼蔵第三十「 看經」にでています。正法眼蔵第三十 「看經」です。「阿耨多羅三藐三菩提の修證、あるいは知識をもちゐ、あるいは經卷をもちゐる。知識といふは、全自己の佛 なり。經卷といふは、全自己の經卷なり。全佛 の自 . . . 本文を読む
折口信夫「大乗祭の本義」に「日本紀の敏達天皇の条を見ると、天皇霊といふ語が見えて居る(注)。此は、天子様としての威力の根元の魂といふ事で、此魂を附けると、天子様としての威力が生ずる。此が、冬祭りである。」とあります。折口は天皇は「天皇霊」すなわち「瓊瓊杵尊の魂を代々受け継ぐことによりその霊力を保持されてきたといいます。」
注、
日本書紀、敏達天皇「・・十年春二月蝦夷【えぞ】数千【すせん】辺境を寇 . . . 本文を読む
3月18日まで大阪の近つ博物館で「慈雲展」を開催しています。私も高貴寺様から頂いた招待券で一昨日拝観してきました。慈雲尊者に関しては、数十年前木南卓一先生に丸の内で「十善法語」のお教えをいただいたり、10年前には東寺や真福院で松本俊彰僧正に慈雲尊者の中天相承悉曇を伝授頂いたりして言い尽くせぬ有難い御縁を頂いています。
一昨日は初めての喜志駅で下車し、冷たい北風の吹きすさぶ中30分以上待ってやっとバ . . . 本文を読む