「古今著聞集 神祇第一」「徳大寺實能熊野詣の事幷こりさほの事」
「いつごろのことにか、徳大寺の大臣(注1)、熊野へ参り給ひける。讃岐国知り給ひけるころなりければ、かれより人夫多く召しのぼせて侍りけるが、おほく余りたりければ、少々返し下されける中に、或る人夫一人、頻りに歎き申しけるは、「高き君の御徳によりて、幸に熊野の御山拝み奉らんことを悦思ひつるに、余され参らせて帰下らんこと、悲しきことなり。た . . . 本文を読む
仁王護國般若波羅蜜多經 囑累品第八(流通させる功徳を説く)佛、波斯匿王に告げたまはく、「今汝らを誡む。吾滅度の後、正法滅せんと欲す。後の五十年、後の五百年、後の五千年、佛法僧なし。此の經三寶を諸國王に付して建立守護せしむ。我が四部の諸弟子等、受持讀誦し其の義理を解し、廣く衆生の為に宣説法要し、其をして修習し生死を出離せしめん。大王よ、後の五濁世の一切の國王王子大臣は自ら高貴を恃んで吾教を破滅し、明 . . . 本文を読む