河口 慧海は1945年(昭和20年)の今日2月24日、脳溢血のため80歳で死去しています。黄檗宗の僧侶。梵語の仏典原典とチベット語訳の仏典入手のため当時鎖国のチベットへ命がけで密入国。『チベット旅行記』を読むと当時の緊張感が促促と伝わってきます。帰国後は大正大学教授、仏典翻訳や蔵和辞典の編集に没頭していましたが、のちに僧籍を返上し在家仏教を提唱しています。慧海の遺骨は谷中の天王寺に埋葬されたが、現在は青山霊園(1種ロ 15号 5側(西1地区))に改葬されているということです。高野山奥の院にも供養塔があるといいます。それにしてもこういう稀有の傑僧を生かしきれない日本の仏教界はいつもながらなさけないものです。
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