今日は義堂周信遷化の日です。
義堂周信は元中五年(嘉慶二年)1388年4月4日、64歳で遷化しています。
夢窓疎石に師事。足利義満に招かれて建仁寺・南禅寺などに住した。絶海中津とともに五山文学の双璧と称された。
義堂周信の詩集「空華集」にある詩として、
「庭前の桜花未だ開かず、戯れに友人に答ふ」
「幽花は雨の頻りに催すことを受けず、
羞を含んで白昼に開くことを怕るべし。
伝語す 春を尋ねて園を買ふ者に、
更に燭を点じて夜深けて来たるべし。」がありました。この詩などは一見すると、戯れの詩のように見えますが、よく考えると、すべての現象の奥にある秘密、或いは教えの奥義というものは、そうそう簡単に誰にでもわかるようなものではない、「機根の優れた者のみが密かに覗き見ることができるものだ」とでもいう意味でしょうか。
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