今日は絶海 中津の入滅された日です。
絶海 中津(ぜっかい ちゅうしん)は五山文学の代表として有名な禅僧です。応永12年4月5日(1405年5月3日))享年72で入滅されています。夢窓疎石に師事し、明にも渡航しています。足利義満・足利義持・伏見宮栄仁親王・後小松天皇・称光天皇等の帰依を受け臨済宗の発展に寄与したとされます。後に仏智広照国師、聖国師と諡号されています。
壇ノ浦で平家滅亡を嘆じて歌った漢詩がありました。あまり禅の境地ではないようにみえますが、すくなくとも諸行無常は感じられます。
「赤間が關 絶海 中津
風物 眼前 朝暮に 愁(うれ)へ,
寒潮 頻(しきり)に拍(う)つ 赤城(せきじゃう)の頭(ほとり)。
怪巖奇石 雲中の寺,
新月斜陽 海上の舟。
十萬の義軍 空しく寂寂(じゃくじゃく),
三千の劍客 去りて悠悠(いういう)。
英雄 骨は 朽つ 干戈(かんくゎ)の地,
相ひ憶ひ 欄に 依りて 白鴎を 看る。」
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