monologue
夜明けに向けて
 



 その頃、サンタモニカにある映画館で毎日様々な名作映画が繰り返し上映されていた。
吉田等という曼陀羅画家が「今度、スペース・オデッセイが来ますよ」と教えてくれた。
わたしはそのとき、「2001年宇宙の旅」を初めて見たのだった。
ただただそのクラシック音楽の使い方のうまさやスケールの大きさに圧倒された。
 そして、ヒトの進化を助長するために400万年前にアフリカに出現した
黒い石柱、モノリスのことがよくわからず心にひっかかったまま劇場を出た。
 
 
 それから何十年も経過して知ったことは、
モノリスとはギリシャ語から派生したラテン語で、ひとつの石ということで
映画ではその言葉通りにあのような石柱の形状で表していただけで
人類を進化させるスィッチとしてのモノリスは
実はわれわれの血にチップとして埋められていて
音楽その他の芸術はそのモノリスに作用して震わせ発現させるために存在しているということである。
そのことに気づいて「愛と光のテーマ」という曲を作り
「第一回川口市ボランティア・フェスティバル」で披露した。
 血のモノリスが発現すれば人類は新たな段階に入って行く。
もうすぐ損得勘定ですべてを判断していた闇の時代が終わるのだ。
fumio

「愛と光のテーマ」を聴く



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