monologue
夜明けに向けて
 



 古代に栄えた女性枢軸の時代がふたたび始まろうとしている。

 創造の前には破壊がある。
阪神淡路大震災などはただの災害のように見えて実はその経綸を進めるための布石であった。
以来、様々な分野で多くの女性リーダーが台頭してきた。

 裏で指揮をとるのは知られざるわが国最大のスター、邪馬台国第二代女王、豊波(とよなみ)媛の御霊(みたま)である。
 皇室典範の見直しにより女性天皇となる可能性が出てきた、
愛子内親王が豊波媛の祖父、饒速日(ニギハヤヒ)尊の青年期の名前トシを使用して敬宮(としのみや)と称されることになったのも偶然ではない。

 豊波媛はエンジンのように小爆発を繰り返し時代を前進させる。
爆発のたびにどうなることかと先を危ぶむが確実に目的地に向かって進むのだ。
少々の爆発は気に留めずその進む方向を見失わず新時代を創造してゆかねばならない。
fumio
  
   女優(Star)
 
 1、 やがて幕があく 呼吸(いき)をとめ 人々の 視線を うけとめる
  
   気がつけば  悲劇のヒロイン
   生命(いのち)を歌い 生命を舞い 生命を終える
   
   拍手の嵐 カーテン・コール
   そのなにもかもが わたしのいきがい
   
   
 2、 そして幕があく 客席には ただひとり あなたしかいない
 
    ふりむけば 本当の わたし
    運命(さだめ)を笑い 運命を泣き 運命を生きる
    
    ためいきの響き 哀しいコメディ
    そしてそれもまた 生きてる証(あか)し
    
    「その時わたしは、わたしの時代の終わりを予感していた」
    
    

 3、 いつか幕があく ふるえながら 見知らぬ 少女が立っている
 
    気がつけば 新しいスター
    若さを歌い 若さを舞い 若さを燃やす
    
    歓声の渦  あふれる舞台
    
    そのなにもかもが 同じはじまり
    そのなにもかもが 同じかがやき



女優(スター)を聴く


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )