風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

こんなところに、カマキリの卵が・・・

2019年11月28日 | いきものの観察や飼育
10月の終わりに、庭のカマキリたちが姿を消して
ミカンの木に産み付けられた、置き土産の卵をみつけました。


お腹が大きいメスのカマキリが、庭に数匹いたので
まだどこかに卵があるはず・・とは思っていましたが・・・


キャ~!まさか、こんなところに産んでいたなんて!


ミラクルフルーツの木の、枯れた葉を取っている時に
奥のほうの枝で発見しました。


一般的に「カマキリの卵」と呼ばれるものは、「卵鞘」または「卵嚢」といい
卵を包むスポンジ状の、お布団みたいなものです。
中には数百個の卵が入っていて、産卵の1ヵ月後には、卵は卵鞘の中で孵化して
「前幼虫」という状態で冬を越すそうです。
なので暖かいと、12月でもカマキリが出てきてしまうのです(^^ゞ
ミラクルフルーツは、暖かい居間に取り込んで、冬の間はここで暮らす木なので
カマキリの卵と共同生活はできません。


さあ、どうしよう・・・
カマキリの卵を取り外す方法を調べてみたけど、上手くできるか自信がないので
枝を切ることに決めました。


振動を与えても大丈夫なだろうけど、ちょっとビクビクしながら
・・・切り取りました(笑)


枝に接している部分は、きれいに枝を包み込むような形状になっています。
卵鞘が初めは泡状で、後から硬くなる仕組みは、さすがだなぁと感心しました。


庭から切ってきた小枝に、園芸用の結束ワイヤー(名前を初めて知った^^)で
しっかりとくくり付けました。


出来上がったんだけど、これを庭のどこに置こうか?
そう考えた時、なるべく北風が当たらない、暖かで、鳥や猫に狙われる危険もなく
他の卵との競争が無い、孵化した時に着地しやすくて、クモの巣なんかも無いような場所・・・と
枝を持ったまま庭をウロウロして、結局決められなくて、部屋に戻ってきてしまいました。

カマキリのお母さんも、産卵場所を決めるとき、こんな気持ちだったのかも^m^
今年の春に、カマキリの卵からチビカマさんが出てきたのは5月でした。
寒い冬を無事に越して、みんなとまた庭で出会えますように(#^.^#)