権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「アートのお値段」

2019-08-24 07:36:23 | 映画

昨日は朝から「トホホ・・・」となるような会話があって、午後近くに気分転換を兼ねてブラ~と映画を見に行った。
無性に観たかった「アートのお値段」、なかなか皮肉の入ったドキュメンタリーで面白かった。
自分にその才能が無いのと見る目が無いので以前から「何でこんな値段~!??」という疑問がある程度払拭出来た。
印象的なのは「芸術は高価で取引されてこそ発展する」、「芸術とお金の関係は何も無い」と云う対比的な意見。
そして安く手に入れて高く売るという「投機対象」と見る人々や「名も無い芸術家」を発掘して’金儲け’をする人々、無関係に創作に勤しむ人々、そして業界関係の人々に大金を投ずる超富豪の人々。
こんな人々があたかも無秩序に紹介されている様でいて結構意図的に並べられえている。
壁一面にオークションで億と言う金をつぎ込んだ絵を飾るコレクター、このコレクターが大金払って手に入れた「ヒトラーが跪いてる彫刻」を書斎に置いている所なんかはグロでもある。(このコレクタはユダヤの金持ち)
映画の中でラリー・プーンズの制作風景が沢山挿入されていて、それが汚い爺さんがペンキを塗りたくっている様な風景にしか見えない、ところがそれがオークション会場に飾られた絵画としてみたら滅法綺麗な色使いで思わず「ハッ」と驚いた。
芸術とは億が深い、でも果たして「億」いや「百億」もの価値があるかな!?

映画『アートのお値段』予告編

いままでで映画館まで足を運んだドキュメンタリ映画は「ボーリング・フォー・コロンバイン」「ヤクザと憲法」「華氏911」そして「東京裁判(今年も観に行こうかと)」。
こういう映画は大手の映画館には掛からないから、わざわざ場所を探すという少々の努力が必要。

PS: バーン・ノーティスのシーズン6-D3完了で、フィーが出所したがネートは逝っちゃった、ますます佳境。

コメント
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