千年分の涙

最後の取材が今日終わった。
comachiの写真撮影だった。
板長が出てきたので、今日は昼寝をしようと、思っていたけど、天使の娘の
買い物のお付き合いで、午後3時頃までかかった。
komachの写真撮影の約束は3時だつったので、あせって店に帰った。
でも、電話があって４時過ぎになった。
その後も、教授たちや、料理の注文を頂いた、高千代酒造の奥さんが訪れて
寝る暇も無かった。
夕方　仕事を放棄して、風呂に入り始めたら、また呼び出しが来た。
１５人、これからのみに来ると言っていた。
諦めて仕事に戻った。
有難い事です。
火災の後　朝、４時頃になると、決まって目が覚め、そして涙が流れた。
一人になって、車に乗っている時や、山を歩いている時もそうだった。
悲しくて、泣いたのは一回だけ、火事の時だけ、
後は、周りの人達の愛のこもった人情を思い出しての時だった。
一年で千年分の涙が流れた。
こんなに、涙が出れば、目が澄んできれいに成るかなーと思い、時々
鏡を覗いたけれど、活きの悪いタラの目だった。
とうとう板長に　なきったれ親父といわれる羽目になった。

つるつる麺？ ざらざら麺？

川岸の柳にも春が来たから芽が膨らみ始めて、窓から眺めていると、遠くに
茶色の霞がかかってるように見える。
窓の横のプルーンの木にいる、雀もいつの間にかつがいにになっている。
昨日は板長が休みだったのでやる事が多く、店のフリーのお客さんも
11時前からどっときてしまい、大慌て。
昼過ぎに、梅野屋さんがそばを食べに来てくれて、昨日は梅酒を飲んだら、酔っ払い、寝てしまったそうだ。
今度、飲む約束をした。
14日に、東京幕張メッセのフーデクスに行くと、言ったら、羨ましがっていた。
そんなこと言っていないで行けば良いのに。
社長なんだから！
イタリヤのパスタマシンを買い、少し後悔していたけど、それが解消出来そうで
ワクワクしている。　　
機械を買って、パスタを作って見ると、
なんと表面がざらざらしているではないか。
色々と、調べたら、どうもざらざらしているパスタを作るマシンだった。
つるつるパスタを作るのは、麺の出口をテフロンで作って、あるらしい。
イタリヤのメーカーや、輸入業者の思惑で説明書も無い状態だったから、
半ば諦めていた。
友人にその話をしたら、知り合いに、テフロン加工をしている人が居るから加工
してやるよと、半信半疑だったけどしてもらった。
早速、麺を作ってみた、何とつるつるパスタ出来上がったではないか。
思惑より、注文が少なかったけど、これで売り上げアップに成りそう。
タウン誌に、一面紹介された。
この頃嬉しい事だらけ！