朝気がついた。
ヨシキリが鳴き、アザミが咲き始めてた。
緑は台湾より若く鮮やか、すっきりした紫やき色のショウブ。
日常のことが見えなくなってた。
三日間休むためにきっとあがいてたのだろう。
5月の売り上げの数字を見たら5パーセント前年より落ちてた。
父の葬儀で出来なかったからそれを考えれば悪い数字ではないと言い訳。
やはり魚沼は素晴らしい。
お昼は冷やし中華を食べた。
台湾から買ってきた手のひらもあるきくらげ。
生の状態で市場で出逢って、惚れてしまった。
干したものはあまりおいしくなかった。
台北の姉妹店のオーナー。
帽子をかぶってるのが弟。
日本語と英語少しで会話する。
ラーメンは150円。
小麦粉がおいしいぎょうざ。
肉まん。
庶民の日常食を売ってる食堂だ。
ウイスキーストレートで乾杯。
去年はここで盛り上がりすぎてしまったためみんな慎重に飲んだ。
薬膳の漢方薬のリストを見せた。
そしたらスープのスパイスを持ってきて説明してくれた。
なんと漢方の素材だ。
医食同源由来が肌身で分かった。
どの料理にもついてる香りのもとだ。
それから夜市をさまよい、ホテルの前の食堂に最後の〆に乾杯に行った。
豚の皮の煮込み、直腸、豚のしっぽ、腸詰、とろとろピータン。
ビールに金門高粱酒。
58度を一気飲み。
鼻についてたスパイスの匂いはもうずっと昔からの香りとなって食べ物と一体になってた。
ピータンの黄身のアンモニア、もう鼈甲卵の若いように魅力的。
本業はラーメン屋。
ワンタンラーメンが女主人のお勧め。
もう腹いっぱいでスープだけにしてもらって、野菜ラーメンも頼んだ。
原始の豚くさいスープ。
具たくさんのワンタン。
胡椒とラー油たっぷり入れてたべた。
薄味でヒモカワみたいな麺だった。
茹で卵に大根煮。
みんなあのスパイスが入ってた。
続く
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