35年ぐらい前にバイトに来た高校生の娘が子供が結婚することになって相手方のご両親がやってくるからお昼を作ってと言われた。
簡単でいいと言ったら言葉を探してる様なのでじゃちょっと良くしょうかというと笑みが浮かんできてうなずいた。
やり直しはきかないものねと相づちを打った。
それなりに気配りの料理と佐渡のイゴを出した。
関東のお客さんは分からない食材だろうなと思って説明したらなんと秋田の生まれのお母さん。
わかりますよと言って完食してた。
婚姻などの時あえてきっとおいいしいと思わないだろうと思う食材も出す。
地域食でこちらの食文化に触れてもらうきっかけになったり会話の刺激になればと思ったり。
岩ガキが出てたので買ってしまってあとで後悔した。
8月十日ごろからカキの身が痩せてくることを忘れてた。
数が少ないから料理屋さんの箱から分けてもらった。
カキフライにすると言ったら岩ガキのジューシー感がなくなってしまうと言われた。
そこで油の温度を上げて衣に色が付くだけにして中に完全に火が通らない設定でやった。
自分で食べないからわからないが。
それをお客さんにも伝えて中が生だと言われるのを防いだ。
一輪車にカキ採りの道具を積んで海に通った頃が懐かしい。
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