前から袖沢に行こうと話がついていた。
ところがみんなの時間があったのが今日、七夕様。
水害のあった四年前にも一回行って楽しかったことが体に沁み込んだせいかもしれない。
あるき始めてかなりたってここらが核心と思ってたのに、大石が崩れて行き手を塞いでた。
赤とんぼは飛んでた。
春と夏が存在する世界。
セミが瀬音と一緒に聞こえる。
緑の香りの中ただとぼとぼと歩く。
随分贅沢な時間の使い方だ。
雪のアーチの向こうにハンゴン草が群れてた。
キク科の山菜。
4本だけもらってきた。
小さな滝。
昨日の雨で出現。
南沢の合流ではやが産卵中。
半日かかって二人で6匹。
自分はのんびり座ったり寝転んだり。
お土産の蕗とアブラコゴメとウドを適量摘んで。
夜は頂いたクマの肉を肉じゃがにして、はやの唐揚げ、山菜のてんぷらで乾杯。
きっと10キロぐらいの散歩。
4年前の豪雨の痕跡がそこらじゅうに。
橋の欄干の上を土石流が通り、欄干が削られてた。
河原に生えてた大木たちが姿を消してた。
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