・ 認知できること (感情, 思考, 行為) を発見して、 BPの感情をなだめる
・ 感情が高まり始めたら、 立ち止まって再び承認する
常に感情的経験を承認する:
「腹を立てるのは理解できる」
(決して 「物事の良い面を見なさい」 などとは言わない)
BPの言い分を直したり、 矛盾をついたりしない:
「馬鹿みたいだと感じているのは分かる」
(続けて 「でもあなたは馬鹿ではない」 とは言わない)
承認できないことは承認しない:
「飲んでしまったのは、 いい考えではなかったと 感じているみたいだね」
( 「どうにも仕方なかったんだろうね」 とは言わない。
それは BPの自己コントロールの欠如を裏付け、 壊れ物のように扱ってしまう。
代わりに、 「次回そう感じたとき、 どんな違ったやり方ができる?」 と言う)
言明する代わりに質問する:
「~するべきだ」 の代わりに、
「ここでうまくいくのは 何だと思う?」 と問う。
「失望しているようだね」 の代わりに、 「失望を感じているの?」 と問う。
(BPは、 何々を考えてる, 感じていると言われることに 反発します。
感じ方, 考え方が間違っていると、 嫌というほど言われてきたからです。)
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]