「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ2: 承認する (全ての段階でこれをする)

2015年10月25日 18時58分42秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
・ 認知できること (感情, 思考, 行為) を発見して、 BPの感情をなだめる
 
・ 感情が高まり始めたら、 立ち止まって再び承認する
 
常に感情的経験を承認する:
 
 「腹を立てるのは理解できる」
 
 (決して 「物事の良い面を見なさい」 などとは言わない)
 
BPの言い分を直したり、 矛盾をついたりしない:
 
 「馬鹿みたいだと感じているのは分かる」
 
 (続けて 「でもあなたは馬鹿ではない」 とは言わない)
 
承認できないことは承認しない:
 
 「飲んでしまったのは、 いい考えではなかったと 感じているみたいだね」
 
 ( 「どうにも仕方なかったんだろうね」 とは言わない。
 
 それは BPの自己コントロールの欠如を裏付け、 壊れ物のように扱ってしまう。
 
 代わりに、  「次回そう感じたとき、 どんな違ったやり方ができる?」 と言う)
 
言明する代わりに質問する:
 
 「~するべきだ」 の代わりに、
 
 「ここでうまくいくのは 何だと思う?」 と問う。
 
 「失望しているようだね」 の代わりに、  「失望を感じているの?」 と問う。
 
 (BPは、 何々を考えてる, 感じていると言われることに 反発します。
 
  感じ方, 考え方が間違っていると、 嫌というほど言われてきたからです。)
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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